こんにちは。院長の藤井敦志です。
先日、足の健康寿命を延ばす〜100歳まで歩ける方法〜というテーマで、足のトラブルの原因に関するお話を聞きました。
歩き方や姿勢の癖でトラブルの原因が見えてくる、という内容なのですが、すごくわかりやすく解説されていたので、私の見解も含めてご紹介いたします。
目次
膝の内側が痛い40代女性。その原因は足裏にあった
膝の内側が痛いとお悩みのAさん(40代後半・女性)の場合
歩き方の癖をみてみると、膝を伸ばしきれずにペタペタ歩きになっています。
この痛みの原因は「足の裏」にありました。
足裏を見ると、土踏まずがほとんどないいわゆる扁平足。
歩く時に足裏の母趾球という場所(親指の裏)をしっかり支えられていませんでした。
そうなると、体は補正しようとして膝を内向きにして支えます。
力が内側に集中しようとするので、結果的に膝の内側が痛くなる、ということです。
当院に来られる患者様でも、この「足裏が原因」によるタイプの方は多いです。
自分ではわかりにくいと思いますので、人に歩き方をチェックしてもらったり、動画に撮って確認してみてもよいでしょう。
また、普段よく使う靴の靴底を見てみるのもいい方法です。
Aさんのように親指が使えていない歩き方だと、靴底は特に1箇所で減っているという場所が無く、全体的にすり減っている場合が多いです。
そんな方はベタ足になっている恐れがありますので要注意です。
膝の内側が痛い40代女性がやるべき対策と予防とは
では、どのような対策ができるかお伝えしましょう。
目的としては
「足の親指をしっかり使える足に戻す」
ということです。
①両足交互に立って踵あげ
片足を一歩前に踏み出した状態で立ちます。
そのまま両足の踵を上にあげ、爪先立ちの状態にします。
これを5回ずつ。終わったら反対側も。
よろつかないようなら10回やりましょう。
②壁の前で踵あげ
壁の前で両足を平行に立ちます。
その状態のまま、踵の上げ下げを10回行います。できるだけ上がるところまで、ゆっくり行いましょう。
③椅子に座ったまま足の指を床に押し付ける
指をしっかり上げて前屈みになりながら指をしっかり床に押す
これらを全て行っても、およそ3分程度。
朝起きたらすぐ行う!というように、毎日の習慣にすればより効果が上がってきます。
それでも膝の痛みが治らない、より痛みが強くなる、というような場合は専門の先生に診ていただくことをおすすめします。
当院でも足のトラブルによる膝の痛みでお悩みの方がたくさんおられます。
多くの方が改善されていますので、なかなか良くならないという方は一度ご相談下さい。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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