梅雨時期のむくみにひそむ意外な事実とその対策

こんにちは院長の藤井です。

 

梅雨に入って気になるのがむくみとだるさ。

先日患者さんが「最近むくみがひどいんですけど季節のせいですか?」と言う質問をいただいたので、こちらでまとめさせていただきます。

(この記事は梅雨の時期に作成しておりますが、アップ時にはなんと史上最速梅雨明けでした)

梅雨の時期後のむくみにお困りな方はお読みいただければと思います。

 

梅雨時期のむくみとだるさを引き起こすのは気圧と〇〇

去年梅雨の季節のむくみについてのブログを書きました。

むくみでお悩みの方はこちらのブログもご覧ください。

https://fujii-hone.com/blog/archives/1692

 

梅雨の季節になると湿度が高くなり、気圧の変化が大きくなりやすく、体全体がむくんだりだるくなりやすくなる傾向があります。

こちらの統計を見ていただくと、1年間で「だるおも」を感じているのは6月がダントツに多いのがわかります。

https://prtimes.jp/i/30153/9/resize/d30153-9-218932-0.jpg

株式会社ニチバンが実施した「梅雨時期の体のだるさ、重さ、コリに関する意識、実態調査」より

この調査の中でも、梅雨時期の体のだるさ・重さが仕事に支障をきたすと回答した人が84%もいます。

 

では梅雨のむくみの原因はなんなのか?

原因は2つあります。

つめは、やはり湿度の高さ。

湿度が高すぎると、体の発汗作用がうまくできなくなります。

代謝が悪くなり、血液の流れが滞って水分を心臓に戻す力が弱ってしまいます。

それが「むくみ」につながるのです。

 

つめは、気圧の変化による「自律神経の乱れ」

自律神経は、交感神経と副交感神経が相互にプラスとマイナスの関係で影響しあって、体を良い状態に保ってくれている機能です。

 

自律神経が乱れると、体の良い状態に保つことができなくなります。

梅雨の時期は気圧の変化が大きいから体がしんどくなると思われますが、実は一年のうちで気圧の変化が大きいのは12月から4月の冬場なのだそうです。

 

ではなぜ梅雨の時期にしんどいのか。

 

これは低気圧が梅雨前線のために長期間いすわっているから。

気圧の変化によって、交感神経が優位になったり、副交感神経が優位になったりして変動します。

低気圧が長く続くと、自律神経が乱れやすくなり、お腹のコントロールもできなくなってだるくなったり、もたれやすくなったりもしてきます。

 

梅雨時期の自律神経の乱れとむくみの関係とは

梅雨の時期に低気圧が続くために、自律神経が乱れてむくみを引き起こします。

そのメカニズムについて少しお伝えしましょう。

 

自律神経は、血管を縮めたり、緩めたりして私たちの体をうまくコントロールしています。

これは意識的にできることではなく、もともと人に備わった機能です。

 

また、寒いと血管を縮めたり毛穴をぎゅっと締めて温めようとし、暑いと毛穴を開いて汗を流します。

これも自律神経がちゃんと働いてくれているからです。

 

それが乱れるとどうなるか。

 

汗をかくべきところでかかない。血管が縮むべきところで縮まない。

などさまざまな不具合が生じます。

 

結果、心臓に向かうべき血液から水分が漏れ出し、むくみが生じてしまいます。

 

 

梅雨のむくみとだるさを解消する1分でできる簡単対策法

梅雨の時期のむくみは気圧の変化と自律神経の乱れだということをお伝えしました。

 

ではこれから梅雨の時期のむくみに対する解消法をお伝えしましょう。

 

、入浴

自律神経の乱れを整えるには、交感神経と副交感神経のバランスにメリハリをつける必要があります。

その対策として一番やりやすいのが入浴です。

 

夏になってくるとシャワーで過ごしてしまいがちですが、ゆっくり湯船に浸かってリラックスすることで副交感神経が優位になります。

 

そのまま1時間以内にベッドに入ることで定着させることができます。

 

くれぐれも寝る前にスマホをじっくり見ないようにしましょう。

目からの刺激で交感神経が優位になって、乱れの原因になります。

 

、ゆるゆる体操

自律神経を整える意味でもリラックスしながら体をゆるめる体操を行うことがいいでしょう。

①深呼吸をしながら肩ゆるゆる

肩に手を置いて、肘で円を描くようにゆっくり回しましょう。

そのときに、肘を上げるときに息を吸う。下げるときに息を吐きます。

これをゆっくり行います。1分行うとよりいいでしょう。

 

②寝転んで手と足を上にあげてブルブル1分間

仰向けに寝転んで、両手と両足を天井に向けてあげます。

そのまま両手両足をブルブルふるわせるように動かします。

これも1分ほど行えばいいですが、しんどければ30秒でも大丈夫です。

寝る前に行うと血液が心臓に戻りやすくなるし、温まるので眠りにつきやすくなるでしょう。

 

まとめ

梅雨の時期、その後に起こるむくみについて原因と対策についてお伝えしました。

1、湿度の高さ

2、気圧の変化と自律神経の乱れ

これらは季節のことなので自分では変えられない。

変えられるのは自律神経を整えること。

 

対策として1分間体操をお伝えしました。

これらをやってもなかなかよくならない。

また、自分でやり続けるのは面倒だ。

 

そういった方々は体を整えることをおすすめいたします。

当院でも体の歪みを整えていくと、「ゆっくり眠れるようになった」「背筋が伸びて呼吸が楽になった」とおっしゃる方が多いです。

 

自律神経が整ってきてむくみを解消されている方もいますので、お悩みの方はご相談ください。

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

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