目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。
寒い冬も終わり、暖かい日が続くようになりましたね。
久しぶりに外に出て、気持ちよく散歩を始めた方も多いと思います。
そんな中、「歩いていたら右膝の外側が痛くなってきて…」「そのうち右の股関節の前の方まで痛くなって…」と不安になって来院される方が増えています。
歩くと痛いからと、せっかくの散歩をやめてしまう。
それは本当にもったいないことです。
実はその痛み、歩き方や身体の準備不足が関係しているかもしれません。
今回のブログでは、
* 右膝外側や股関節が痛くなる“意外な原因”
* 痛みを防ぐ簡単な対策
* それでも痛い時の当院での治療
についてお伝えしていきます。
このブログを読んで、歩く前から痛みを恐れるのではなく、散歩を楽しみましょう。
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その痛みには理由があります|根拠のある“意外な原因”
当院の患者さんでもよくいらっしゃるのが、久々に歩いたら足首や膝が痛いと言う患者さん。
右膝の外側や股関節の前が痛くなる原因として、よくあるのが「歩きすぎ」や「筋力不足」ですが、
実は「股関節の安定性を支える筋肉のアンバランス」が関係しているケースも少なくありません。
特に注目されているのが、中臀筋(ちゅうでんきん)や腸腰筋(ちょうようきん)といった筋肉の機能低下。
これらは股関節を安定させる役割があり、バランスが崩れると膝にも負担がかかりやすくなります。
▶参考論文:
Kendall FP et al., “Muscles: Testing and Function with Posture and Pain.”
中臀筋や腸腰筋の弱化により、股関節と膝の動きに影響が出ることが報告されています。
さらに、久しぶりの運動で筋肉がうまく働かないと、体の重心が崩れて膝や股関節に偏った負荷がかかるのです。
簡単にできる2つの対策|筋肉チェックとストレッチ
対策①:まず「その場ジャンプ」で筋力チェック!
その場で数回ジャンプしてみてください。
フラついたりバランスを崩すようなら、体幹や足の筋肉がまだ外を歩く準備ができていないかもしれません。
そういう方は、最初の散歩は5〜10分からスタート。
無理せず毎日10分ずつ増やしていくのがオススメです。
対策②:散歩前後に行いたいストレッチ3選
1. ランジストレッチ(股関節前側を伸ばす)
前足を曲げ、後ろ足を伸ばした姿勢で10〜20秒キープ。
このストレッチを行うことで股関節の痛みを防ぎましょう。
2. 90度の前屈(もも裏を伸ばす)
ベンチや鉄棒に足を乗せて、90度の角度で前屈。
散歩後の太ももの張りや痛みを軽減させます。
3. 椅子でお尻ストレッチ
片足を反対の膝に乗せて、上体を前に倒す。
→ お尻の奥の筋肉がじんわり伸びるのを感じましょう。
それでも痛い…そんな時は体の“ゆがみ”が原因かも
ストレッチや散歩時間を調整しても痛みが取れない場合は、体のバランスそのものが崩れている可能性があります。
特に、足の長さの差や骨盤の歪みなどがあると、股関節や膝にかかる負荷が偏ってしまいます。
これは、自分ではなかなか気づけないことが多く、放っておくと慢性的な痛みになることも…。
当院での治療|体の歪みを整え、再発を防ぐ
当院では、
* 体の歪みチェック(骨盤・背骨・脚のバランス)
* 筋肉のバランス調整
* 関節の動きをスムーズにする施術
を通して、痛みの根本原因にアプローチしています。
また、患者さま一人ひとりの歩き方や生活習慣をヒアリングしながら、再発防止のためのアドバイスや自宅でできるケア方法もお伝えしています。
自分ではなかなか気づくことのできない体の歪みや癖など専門家に見ていただくことで、新たな発見があるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
散歩は、心も体もリフレッシュできる素晴らしい習慣です。
しかし、体の準備ができていないまま歩きすぎると、思わぬ痛みを引き起こすこともあります。
「歩くと痛いからやめる」のではなく、正しいケアと準備で“また歩ける体”をつくることが大切です。
不安な方は、お気軽にご相談くださいね。
楽しい散歩時間になるように、サポートさせていただきます。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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