【この記事のまとめ】ゴルフ中にお尻が痛くなって歩けなくなるのは、お尻そのものよりも、普段からの体の歪みが積み重なって限界を超えたことが原因のことが多いです。
痛む場所を揉んでも良くなりにくく、無理な安静より「動きやすい状態を作って動く」ほうが回復が早い場合もあります。
まずは太ももの裏を伸ばすストレッチから始めてみてください。
こんにちは。たつの市フジイ整骨院院長藤井です。
今回のお話。実はこれ、私自身にも身近な話なんです。
私もときどきゴルフを楽しむのですが、一緒にラウンドしている方がお尻や腰をつらそうにしているのを見ると、せっかく久しぶりに来たゴルフなのに、なんだかこちらまでつらくなってしまうんですよね。
今日は「ゴルフ中に突然お尻が痛くなって歩けなくなる」というお悩みについて、当院に来られた50代女性の実際のお話をもとに、その原因とご自宅やゴルフのラウンド中でもできる簡単な対処法をお伝えします。

目次
ゴルフ中に突然お尻が痛くなって歩けない…ある50代女性の話
週末や仕事の空いた時間に、お友達とゴルフを楽しむのがなによりの息抜き。
そんなライフスタイルを大切にされている50代の女性が、当院に来られました。
お仕事は立ち仕事が中心で、1日に2万歩近く歩く日もあるそうです。
ある日から、左側のお尻の真ん中あたりが痛むようになり、歩くときに強く感じることが増えていきました。
そしてある日、大好きなゴルフを楽しんでいる最中に、突然その左お尻の中心あたりが痛くなって歩けなくなり、腰を伸ばすのも大変になってしまったそうです。
ラウンドはなんとか最後までやり遂げたものの、終わる頃には階段も登れないほど。当院に来られたときには、足を引きずるような状態でした。
お尻を揉んでも良くならないのはなぜ?よくある誤解
この女性は、ラウンド中にお尻が痛くなったとき、一緒に回っていた方に「お尻を揉んで」とお願いしたそうです。
でも、一向に良くならなかったとのこと。お尻が痛くなったのだから、お尻を揉めば良くなるはず——そう思うのは、ごく自然なことですよね。
ところが、それまでに積み重なってきた体の歪みがあるうちは、痛む場所そのものを緩めても良くならないことが多いんです。
「とにかく安静にすれば治る」というのも、必ずしも正解とは限りません。
むしろ動きやすい状態を作って、できるだけ動いていくほうが、かえって早く改善していくこともあるんですよ。
本当の原因は「歪みの積み重ね」だった
実際に体を見させていただくと、特別に筋肉がガチガチに緊張しているわけではありませんでした。
けれども、腰の骨(腰椎)と骨盤をつなぐ筋肉と関節が、右側だけ硬くなっていることがわかったんです。
さらに、左の膝に痛みを起こす反応があったのでお聞きすると、昔そこを痛めたご経験があるとのこと。そして足首も硬くなっていました。
こうした過去のつながりが、溜まりに溜まって、ちょうどコップの水が縁から溢れ出すように、お尻に痛みとして現れていたわけです。
これはあくまで私の治療経験からの見方ですが、痛む場所と原因の場所が違うというのは、決して珍しいことではありません。
施術では、まず体の歪みを整えながら、つまっている部分の関節の動きを、左右が同じように動くよう少しずつ進めていきました。

ゴルフ場は「コップの水が溢れる」きっかけになりやすい
実は、ゴルフ中に体を痛める方はとても多いんです。
普段からあった体の歪みが、足場の悪いところを歩いたり、坂道を上り下りしたりしているうちに、コップの水が溢れるように痛みとなって出てくる。そういうケースが本当によくあります。
裏を返せば、定期的に体をリセットして整った状態を保っておけば、大好きなゴルフを長く楽しく続けていけるということでもあります。
この女性も、歪んだ状態でいた時間が長かったぶん、整った状態がキープされるまで通っていただきましたが、今では月に一度のメンテナンスだけで、ゴルフはいつも通り楽しく続けられています。
まず試してほしい簡単ストレッチ(太ももの裏を伸ばす)
ご自宅で試していただきたいのが、お尻の筋肉ともつながっている太ももの裏(ハムストリングス)を伸ばすストレッチです。
椅子に浅く腰かけ、片方の足を前にまっすぐ伸ばしてかかとを床につけ、つま先を天井のほうへ向けます。
背すじを伸ばしたまま、股関節から体をゆっくり前に倒していくと、太ももの裏がじんわり伸びていきます。
痛気持ちいいところで20〜30秒ほどキープし、左右それぞれ行ってみてください。
反動はつけず、息を止めずに、ゆっくり行うのがコツです。
この女性も、初回の施術のときから「あ、全然違う!立ちやすい!」と喜んでくださいました。
ただ、これはあくまで施術で体を整えたことによる変化で、ストレッチそのもので良くなったわけではありません。
ストレッチは、施術で良くなった状態をご自宅でキープしていただくための方法のひとつとしてお伝えしたものなんです。
実際にこの方は、毎日のストレッチで良い状態を保ってくださったおかげで、2回目に来られたときも、施術前の時点で前回の良さがしっかりキープできていました。
こうして「整える」と「保つ」を組み合わせていくと、回復もぐっと進みやすくなります。

それでも良くならないときは
もしゴルフの時に左側のお尻が痛くなって歩けないくらいにつらい方は
まずは太ももの裏を伸ばすストレッチを習慣にして、普段から体を整えてあげてほしいなと思います。
それでもお尻の痛みが良くならない、歩くのもつらいという場合は、無理をせず、専門の治療院にご相談ください。
たつの市の当院でも、もちろんご相談をお受けしています。
痛む場所だけでなく、体全体のつながりから原因を探していきますので、「揉んでも良くならなかった」という方も、どうか諦めないでくださいね。
よくある質問(Q&A)
Q1. ゴルフ中にお尻が痛くなったら、その場でどうすればいいですか?
強い痛みで歩けないときは無理をせず休むことが第一です。少し落ち着いたら、太ももの裏を軽く伸ばして体を動きやすくしてあげると楽になることがあります。痛む場所を強く揉むより、体全体を動かしやすくするほうが効果的な場合が多いです。
Q2. お尻が痛いのに、お尻を揉んでも良くならないのはなぜですか?
痛む場所と本当の原因の場所が違うことがあるためです。腰や骨盤、膝、足首などの硬さや歪みが積み重なった結果として、お尻に痛みが出ているケースが多く、その場合はお尻だけを緩めても改善しにくいです。
Q3. 痛いときは安静にしていたほうがいいですか?
強い痛みのある急性期は休むことも大切ですが、ずっと安静にしていれば必ず治るとは限りません。動きやすい状態を作ってできる範囲で動いていくほうが、かえって回復が早いこともあります。状態によりますので、つらいときは専門家にご相談ください。
Q4. ゴルフを続けても大丈夫でしょうか?
体を整えて良い状態を保てれば、ゴルフを長く楽しく続けていくことは十分可能です。実際に、定期的なメンテナンスでいつも通りラウンドを楽しまれている方もいらっしゃいます。痛みを我慢して続けるのではなく、まず体をリセットしてあげることが大切です。
Q5. 立ち仕事でよく歩く人は、お尻の痛みが出やすいのですか?
立ち仕事で長時間・長距離を歩く方は、知らないうちに体の歪みが積み重なりやすい傾向があります。その歪みがゴルフ場の坂道や悪い足場で限界を超え、お尻の痛みとして現れることがあります。普段からのストレッチと定期的なケアが予防につながります。
🖊️ この記事を書いた人
氏名:藤井 敦志(ふじい あつし)
資格:柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師
兵庫県たつの市でフジイ整骨院を開業して20年以上になります。骨・筋肉・関節の専門家である柔道整復師と、鍼灸師の国家資格を持ち、体の痛みや不調を幅広く診ています。自費専門・完全予約制のため、お一人おひとりの状態をじっくり確認しながら治療を行っています。
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