[朝起き上がろうとすると、なぜ頭痛がする?首・肩・寝姿勢に隠れた原因とは]

 

📋 この記事のまとめ

朝起き上がるときの頭痛は、頭だけが原因とは限りません。首・肩・背中のこわばりや寝姿勢、寝る前のスマホ姿勢などが重なることで、起き上がる瞬間に頭への負担が集中しやすくなります。体のつながりを確認することが改善の糸口になります。

  • 朝に頭痛が出やすい・動くと少し楽になる場合は首や肩のこわばりが関係していることがある
  • 寝ている間に首が休めていないと、起き上がる動作で後頭部・こめかみに痛みが出やすくなる
  • 背中や肩甲骨が固まると首に負担が集まり、頭痛の原因になることがある
  • 勢いよく起き上がらない・寝る前のスマホを減らすなど日常の見直しが助けになる
  • 急に起きた強い頭痛・吐き気・しびれを伴う場合は早めに医療機関へ

🖊️ この記事を書いた人

氏名:藤井 敦志(ふじい あつし)

資格:柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師

兵庫県たつの市でフジイ整骨院を開業して20年以上になります。骨・筋肉・関節の専門家である柔道整復師と、鍼灸師の国家資格を持ち、体の痛みや不調を幅広く診ています。自費専門・完全予約制のため、お一人おひとりの状態をじっくり確認しながら治療を行っています。

 

はじめに

 

 

みなさん、こんにちは。

 

たつの市のフジイ整骨院、院長の藤井です。

 

 

 

朝、布団から起き上がろうとした時に頭が痛い。

 

起きた瞬間から頭が重い。

 

首の後ろから頭にかけてズーンとする。

 

このような相談を受けることがあります。

 

 

 

 

日中の頭痛もつらいですが、朝起きた時から頭が痛いと、それだけで一日の始まりが不安になりますよね。

 

「寝たら楽になると思っていたのに、朝の方がつらい」

 

「起き上がる時に頭に響く感じがする」

 

「しばらく動いていると少し楽になるけど、毎朝続くのが気になる」

 

このように感じている方は少なくありません。

 

 

 

今回のブログでは、朝起き上がろうとすると頭痛がする方に向けて、なぜ朝に頭痛が出るのか、

 

首や肩、寝姿勢との関係、自宅でできる対策についてお伝えします。

 

 

 

 

 

50代女性が感じていた「起き上がる時だけ頭が痛い」という悩み

 

 

以前、50代の女性が「朝、起き上がろうとすると頭が痛い」と相談に来られました。

 

その方は、日中ずっと強い頭痛があるわけではありませんでした。

 

朝、布団から起きようとした時に、後頭部からこめかみにかけて重くなるような痛みが出るとのことでした。

 

 

 

患者さんは最初、こう言われました。

 

「血圧の問題かなと思ったんです」

 

「枕が合っていないのかもしれません」

 

「でも、起きてしばらくすると少しマシになるんです」

 

 

 

この言葉を聞いた時、私は頭そのものだけでなく、首や肩、背中の状態も確認する必要があると感じました。

 

詳しくお話を聞くと、ここ1ヶ月ほど仕事でパソコン作業が増えていました。

 

夜もスマホを見る時間が長く、寝る前まで首を下に向ける姿勢が続いていたそうです。

 

 

 

 

さらに、寒暖差がある時期で、朝方に肩をすくめるような姿勢で寝ていることも多かったとのことでした。

 

ご本人は「頭痛」と感じていましたが、私はその背景に、首や肩まわりのこわばりがあるのではないかと考えました。

 

 

 

 

私の見立てでは、首と肩のこわばりが大きく関係していました

 

 

朝起き上がろうとした時に頭痛が出る場合、首の状態が関係していることがあります。

 

寝ている間、体は休んでいるように見えます。

 

しかし、首や肩に力が入ったまま眠っていると、朝になっても十分にゆるまず、起き上がる時に頭の重さを支えにくくなることがあります。

 

 

 

頭は意外と重たいものです。その頭を支えているのが首です。

 

首や肩まわりが固まっていると、起き上がる時に頭を持ち上げる動きがスムーズにできず、

 

後頭部やこめかみに重さや痛みとして出ることがあります。

 

 

 

この方の体を確認すると、首の後ろだけでなく、肩甲骨の内側や背中の上の方にも強いこわばりがありました。

 

特に気になったのは、首を少し動かした時に、首だけで動こうとしていたことです。

 

本来は首、背中、肩甲骨が一緒に動いてくれると負担は分散されます。

 

しかしこの方の場合、背中や肩甲骨が固まっていたため、首に負担が集まりやすくなっていました。

 

首や肩のこわばりが原因で起こる頭痛は、医学的に「緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)」と呼ばれています。これは、日本国内で最も多くの方が経験する頭痛の種類とされており、日本頭痛学会が採用している国際的な分類(ICHD-3)でも、最も有病率が高い一次性頭痛として位置づけられています。

緊張型頭痛の特徴としては、頭全体を締め付けられるような感覚、後頭部や首まわりの重さ・鈍い痛み、長時間同じ姿勢をとった後に悪化しやすいという点が挙げられます。今回ご相談いただいた方の朝の頭痛も、こうした筋肉のこわばりと姿勢の問題が重なっていたと考えられます。

 

 

患者さんは「頭痛だから頭の問題だと思っていました」と言われました。

 

もちろん、頭痛にはさまざまな原因があります。

 

だからこそ、危険な症状がある場合は医療機関での確認が必要です。

 

 

 

ただ、今回のように、朝起き上がる時に出やすい、首の後ろが重い、

 

しばらく動くと少し楽になるという場合は、首や肩、背中のこわばりが関係していることもあります。

 

 

 

私の見立てでは、この方は寝ている間に首が休めていない状態でした。

 

前日のパソコン作業、寝る前のスマホ、肩をすくめる寝姿勢が重なり、朝に頭痛として出ていたのではないかと考えました。

 

 

 

 

 

朝の頭痛をやわらげるために自宅でできること

 

 

朝起き上がる時に頭痛がある場合、まず気をつけたいのは、勢いよく起きないことです。

 

目が覚めてすぐに腹筋を使うように体を起こすと、首や頭に負担がかかりやすくなります。

 

朝の頭痛がある方は、一度横向きになってから、手で布団やベッドを押すようにしてゆっくり起き上がる方が楽なことがあります。

 

 

 

起き上がる前に、布団の中で軽く首と肩を動かすのもよいです。大きく回す必要はありません。

 

肩を少しすくめてストンと落とす、首を左右に小さく向ける、深呼吸をする。その程度から始めてください。

 

 

 

寝る前のスマホ時間も見直してみてください。スマホを見る時は、どうしても首が前に出やすくなります。

 

その姿勢が長く続いたまま眠ると、首がこわばった状態で朝を迎えやすくなります。

 

 

 

 

また、枕の高さも大切です。

 

高すぎる枕は首が前に曲がりやすく、低すぎる枕は首が支えられにくくなることがあります。

 

ただし、枕だけを変えればすべて解決するわけではありません。

 

首、肩、背中が固まっている場合、どの枕でもしっくりこないことがあります。

 

 

 

自宅でできる簡単なケアとしては、首を強く揉むよりも、肩甲骨まわりをやさしく動かすことをおすすめします。

 

椅子に座ったまま、両肩をゆっくり後ろに回します。

 

肩だけを大きく回そうとせず、胸を軽く開くような意識で10回ほど行います。

 

 

 

そのあと、鼻からゆっくり息を吸って、口から長めに吐きます。

 

呼吸が浅くなっている方は、これだけでも首まわりの力が抜けやすくなります。

 

 

 

 

首を伸ばす時は、強く引っぱらないようにしてください。

 

気持ちいい範囲で、首の後ろが少しゆるむ程度で十分です。

 

そして、頭痛が強い日や、いつもと違う痛みを感じる日は無理をしないことも大切です。

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

朝起き上がろうとすると頭痛がする場合、頭だけに原因があるとは限りません。

 

首のこわばり、肩まわりの緊張、背中の硬さ、寝姿勢、枕の高さ、

 

前日の疲れやスマホ姿勢などが重なることで、朝の頭痛につながることがあります。

 

 

 

今回の50代女性も、最初は「頭痛だから頭の問題かもしれない」と考えておられました。

 

しかし体を確認していくと、首だけでなく、肩甲骨や背中の動きの悪さも関係していました。

 

 

 

 

私は、朝の頭痛を考える時には「どこが痛いか」だけでなく、「いつ痛いのか」「どう起き上がると痛いのか」

 

「動くと楽になるのか」「首や肩の重さはあるのか」を見ることが大切だと考えています。

 

 

 

もちろん、頭痛には注意が必要なものもあります。

 

急に起きた強い頭痛、吐き気を伴う頭痛、手足のしびれや力の入りにくさ、言葉が出にくい、

 

視界の異常がある場合は、早めに医療機関で確認してください。

 

 

 

そのうえで、検査では大きな異常がないけれど朝の頭痛が続いている方、

 

起き上がる時に首の後ろから頭が重い方、肩こりや背中の張りも一緒に感じている方は、体のこわばりが関係しているかもしれません。

 

 

 

たつの市周辺で、朝起き上がる時の頭痛や首肩の重さに悩んでいる方は、一度ご相談ください。

 

フジイ整骨院では、頭痛だけを見るのではなく、首、肩、背中、姿勢、体全体のつながりを確認しながら、

 

今の状態に合わせた方法を一緒に考えていきます。

 

当院の頭痛治療はこちらをご覧ください

頭痛治療について

よくある質問

Q1. 朝起き上がるときだけ頭が痛いのは、どこが原因ですか?

朝に頭痛が出やすく、しばらく動くと楽になるという場合は、頭そのものよりも首・肩・背中のこわばりが関係していることがあります。寝ている間に首が十分に休めていないと、起き上がる動作で頭の重さを支えにくくなり、後頭部やこめかみに重さや痛みとして出やすくなります。

Q2. 枕を変えれば朝の頭痛は治りますか?

枕の高さも関係することがありますが、枕だけを変えればすべて解決するわけではありません。首・肩・背中が固まっている場合は、どの枕でもしっくりこないことがあります。枕の見直しと合わせて、体のこわばりそのものを整えていくことが改善の近道になることがあります。

Q3. 朝の頭痛で病院に行くべき場合はありますか?

はい、次のような症状がある場合は早めに医療機関で確認してください。急に起きた激しい頭痛、吐き気・嘔吐を伴う頭痛、手足のしびれや力の入りにくさ、言葉が出にくい、視界に異常がある場合は、脳や神経に関わる可能性がありますので整骨院より先に医療機関を受診してください。

Q4. 整骨院では朝の頭痛にどのように対応しますか?

当院では「頭痛だから頭だけを見る」のではなく、首・肩・背中・姿勢・体全体のつながりを確認しながら、今の状態に合わせた対応を行っています。「いつ痛むか」「どう動くと楽になるか」「肩こりや背中の張りも一緒にあるか」といった情報をもとに、負担が集まっている場所を整えていきます。

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

 

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