[座ったあと立ち上がるときに腰が痛いとお困りではありませんか?原因と体の仕組みをわかりやすく解説]

 

📋 この記事のまとめ

座ったあとに立ち上がるときの腰の痛みは、腰そのものよりも股関節・太もも・お腹まわりの固さが原因になっていることが多くあります。長時間の座り姿勢で体が固まり、本来は股関節が担うべき動きを腰が肩代わりすることで負担が集中します。

  • 日本人の座っている時間は世界最長水準で、体への負担が蓄積しやすい
  • 立ち上がり時の腰痛は「腰が悪い」ではなく股関節・太ももの固さが関係していることが多い
  • 股関節が固くなると、その動きを腰が代わりに行い痛みが出やすくなる
  • 腰だけほぐしても根本原因が別の場所にある場合は再発しやすい
  • 体全体のバランスを整えることで立ち上がり動作の負担が軽くなることがある

🖊️ この記事を書いた人

氏名:藤井 敦志(ふじい あつし)

資格:柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師

兵庫県たつの市でフジイ整骨院を開業して20年以上になります。骨・筋肉・関節の専門家である柔道整復師と、鍼灸師の国家資格を持ち、体の痛みや不調を幅広く診ています。自費専門・完全予約制のため、お一人おひとりの状態をじっくり確認しながら治療を行っています。

 

はじめに

 

 

みなさん、こんにちは。

 

たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。

 

 

 

「しばらく座っていて立ち上がるときに腰が痛い」

 

このような相談は、整骨院でもとても多い症状の一つです。

 

 

 

特に50代を過ぎるころから、仕事や家事、テレビを見る時間など、座っている時間が長くなると腰の違和感を感じやすくなります。

 

しかし実際に体を見ていくと、原因が腰そのものではないことも少なくありません。

 

今回は、座った後に立ち上がるときに起こる腰の痛みについて、体の仕組みからわかりやすくお話しします。

 

 

 

 

座っている時間が長い人に増えている腰の痛み

 

 

最近は仕事でも自宅でも、座っている時間が長い方が増えています。

 

デスクワークだけでなく、テレビを見る時間、スマホを見る時間、車の運転…。

 

こうした生活が重なると、体はどうしても同じ姿勢を続けることになります。

 

 

 

同じ姿勢が長く続くと、体の一部が動かなくなり、筋肉が固まりやすくなります。

 

そして、いざ立ち上がろうとしたときに「腰が伸びない」「腰がズキッとする」「少し時間がたたないと歩きにくい」

 

このような症状が出ることがあります。

 

多くの方は「腰が悪いのかな」と思いますが、実際には別の場所が関係していることも多いのです。

 

 

 

日本人は「座っている時間」が長いと言われています

 

実は、日本人は世界的に見ても座っている時間が長いと言われています。

 

スポーツ庁の情報では、オーストラリアの研究機関が世界20カ国の成人を調査したところ、日本人の平日の座っている時間は1日420分、つまり約7時間で、調査国の中でもっとも長かったと紹介されています。

 

 

また、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、健康づくりのポイントとして「座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意する」ことが示されています。

 

つまり、座ること自体が悪いというよりも、長い時間、同じ姿勢のまま過ごし続けることが体に負担をかけやすいのです。

 

仕事中のデスクワーク、車の運転、食事、テレビ、スマホ、パソコン作業。

一つひとつは何気ない時間でも、1日の中で合わせてみると、思っている以上に座っている時間は長くなっています。

 

 

立ち上がるときに腰が痛くなる本当の理由

 

 

座っている姿勢では、腰だけでなく体のいろいろな場所が曲がった状態になります。

 

特に影響を受けやすいのが、股関節、お腹まわり、太ももの前、このあたりです。

 

長く座っていると、これらの部分が縮んだ状態のまま固くなります。

 

そして立ち上がるとき、本来は股関節がしっかり伸びる必要があります。

 

 

 

ところが股関節が固くなっていると、その動きを腰が代わりに行うことになります。

 

つまり、本来の役割以上に腰が頑張ってしまうのです。

 

その結果、立ち上がる瞬間に腰に強い負担がかかり、痛みや違和感が出てしまいます。

 

 

 

 

 

腰ではなく体の別の場所が固くなっていることが多い

 

 

当院でも体を確認していると、腰が痛いと訴えている方でも、実際には腰よりも別の場所が固くなっているケースがよくあります。

 

たとえば、股関節が動きにくかったり、太ももの前が固い、お腹が緊張している

 

こうした状態があると、体の動きのバランスが崩れてしまいます。

 

 

 

すると、立ち上がる動作だけでなく、歩きはじめや階段の上り下り、さらには車から降りるときなど、

 

このような場面でも腰に負担がかかりやすくなります。

 

腰の痛みは、体からの「少し動きを見直してほしい」というサインとも言えるかもしれません。

 

 

 

 

 

自宅でできる簡単チェック方法

 

 

一度、ご自宅で簡単なチェックをしてみてください。

 

イスに座った状態から、ゆっくり立ち上がります。

 

そのとき、

 

・体が前に倒れすぎる

 

・腰が伸びにくい

 

・最初の一歩が出にくい

 

こうした感覚がある場合は、股関節や太ももが固くなっている可能性があります。

 

 

 

また、立ち上がるときに息を止めてしまう方も多く見られます。

 

息を止めると体がさらに固まりやすくなるため、ゆっくり息を吐きながら動くことも大切です。

 

 

 

 

 

体を整えると立ち上がりは楽になる

 

 

腰だけをほぐしても、その場では楽になることがあります。

 

しかし原因が別の場所にある場合、また同じ痛みが出てしまうことがあります。

 

 

 

体全体のバランスを整えると、股関節が動きやすくなったり、呼吸が深くなったり、腰への負担が減る

 

このような変化が起こり、立ち上がる動作も自然と楽になっていきます。

 

 

 

当院の患者さんからも「立つときの不安がなくなった」、「朝の動き出しが楽になった」

 

といった声をいただくことがあります。

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

座った後に立ち上がるときの腰の痛みは、腰そのものだけが原因とは限りません。

 

股関節や太もも、お腹など、体のいろいろな場所の動きが関係しています。

 

 

 

もし

 

・座ったあと立つときに腰が痛い

 

・腰が伸びるまで時間がかかる

 

・長く座ると腰が重くなる

 

こうした症状が続いている場合は、体のバランスを一度見直してみることも大切です。

 

 

 

体は少し整えるだけで、動きやすさが変わることがあります。

 

無理をせず、あなたの体に合ったケアを見つけていきましょう。

 

 

 

よくある質問

 

Q1. 座ったあとに立ち上がるときだけ腰が痛いのはなぜですか?

長時間座っていると、股関節や太もも前側、お腹まわりが縮んだ状態で固まりやすくなります。立ち上がるときに本来は股関節がしっかり伸びるべきところ、その動きが十分に行えないと腰が代わりに動こうとして負担が集中します。そのため「立ち上がる瞬間だけ痛い」という症状として出やすくなります。

 

Q2. 腰が痛いのに腰以外が原因になることはありますか?

はい、よくあります。当院でも体を確認すると、腰の痛みを訴えている方の多くで、股関節の動きが小さくなっていたり、太ももの前が固くなっているケースが見られます。体はつながりながら動いているため、離れた場所の固さが腰の痛みとして現れることがあります。

 

Q3. 整形外科でレントゲンを撮っても異常なしと言われましたが、整骨院でも診てもらえますか?

はい、対応しています。レントゲンで骨に異常がない場合でも、筋肉・関節の動き・姿勢のバランスに問題がある場合は整骨院での対応が適していることがあります。「骨は問題ないと言われたけれど痛みが続く」という方はお気軽にご相談ください。

 

Q4. 立ち上がりの腰痛を悪化させないために日常でできることはありますか?

長時間同じ姿勢が続いたときは、1時間に1回程度、軽く立ち上がって体を動かすことが助けになります。また、立ち上がる際に息を止める方が多いですが、ゆっくり息を吐きながら動くことで体が固まりにくくなります。座り方も背中が丸くなりすぎないよう意識してみることも大切です。

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

 

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