(夜も眠れない…50代男性の五十肩とは?つらい症状の特徴と原因)

こんにちは。たつの市フジイ整骨院 院長の藤井敦志です。

 

夜間痛で眠れない…そんな五十肩の悩みを持つ50代男性Bさんの体験を交えながら、五十肩の特徴や原因をわかりやすく解説します。

 

 

【眠れぬ夜を変えた一歩とは?】

 

五十肩ってどんな症状?

 

五十肩は、肩関節の周りに炎症が起こり、痛みや動かしにくさが出る状態のことです。

 

特に50代に多く見られ、「肩が上がらない」「腕を後ろに回せない」など、日常生活にも支障が出てきます。

 

Bさんの場合も、最初は「最近、上着を着る時にちょっと引っかかるな」と感じる程度でした。

しかし、それは徐々に悪化。朝、顔を洗うときに腕が上がらず、ついにはシャツの袖に腕を通すのも一苦労になったそうです。

 

 

夜間に痛みが強くなる理由

 

安静にしているはずの夜に痛みが強くなるのは、肩関節の中の炎症がじんわりと広がるから。

 

また、寝ていると血流が少なくなるため、痛みを感じやすくなるとも言われています。

 

Bさんも、「夜になるとズキズキした痛みが出て、布団に入ってもなかなか寝つけない。ようやく寝ても、寝返りで目が覚める

 

そんな毎日が続いたそうです。これが1週間、2週間と続くと、身体だけでなく気持ちも疲弊してきたと言います。

 

動かさなくてもズキズキ痛むのはなぜ?

 

炎症が起こっている部分が神経に近いため、何もしていなくてもズキズキ痛むことがあります。

 

炎症がある部位は水分が集まってくるためにその部分の神経を圧迫しやすくなるのも理由の一つです。

特に横向きに寝ると痛む側に体重がかかってしまい、さらに痛みが増すことも。

 

「横向きに寝るのが癖だったけど、それもダメになって…。寝ているのが怖くなった」と仰っていました。

 

石灰沈着の可能性も

 

肩の夜間痛が強い場合、「石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)」の可能性もあります。

 

これは、腱の中にカルシウム(石灰)がたまって炎症を起こすもので、急に激しい痛みが出るのが特徴です。

 

五十肩と似ていますが、痛みの出方が急で、じっとしていても強い痛みを感じることがあります。

 

Bさんも「夜中に激痛で起きて、冷や汗をかいたこともあった」と話してくれました。

 

まさに夜も眠れないほどの痛みを感じた場合は、病院での検査をおすすめします。

 

気になる場合は、専門の医療機関での画像検査(レントゲンやエコー)が必要となります。

 

実際に、50代のBさんも最初は「少し肩が上がりにくいかな?」という程度の違和感でした。

 

日々の忙しさに紛れ、様子を見ていたものの、数日後には夜になると肩にズキズキした痛みが出始め、眠れない日が続くようになったのです。

 

さらに1週間ほどで寝返りすらつらくなり、痛みで何度も目を覚ますように。

寝不足が続き、日中はぼんやりして仕事にも身が入らず、生活全体に支障が出てしまいました。

 

病院でレントゲンを撮ってもらった結果、幸い骨や関節には異常が見当たりませんでした。

 

 

夜の五十肩がつらい…眠れないときに自分でできる3つの対策

 

 

夜間痛で眠れない五十肩の方に向けて、自宅で手軽にできる対処法を3つご紹介します。

 

五十肩は夜間の痛みが特に強くなるため、睡眠の質を落とし、翌日の生活にまで影響が出がちです。

 

少しの工夫で痛みの軽減と快眠を目指しましょう。

 

 

①抱き枕やクッションで腕の高さを調整

 

横になったとき、肩が布団に沈み込むと痛みが増すことがあります。

 

体の前に抱き枕やクッションを置いて、腕を乗せるようにすると肩の位置が安定し、負担を軽減できます。

 

これは肩関節の引っ張られを抑える効果があり、痛みの強い夜におすすめです。

 

②入浴と温めで血流改善

五十肩の痛みには「温める」ことが効果的とされています。

 

とくに夜、湯船に10~15分ゆっくり浸かることで筋肉の緊張がほぐれ、炎症部位の血流も改善します。

 

入浴後は冷やさないように肩をタオルやカーディガンなどで覆うのがポイント。冷えが原因で再び痛みが強まるのを防げます。

 

③無理に動かさず、深呼吸でリラックス

「動かしたほうがいいのでは?」と不安になる方もいますが、痛みが強い急性期には無理に肩を動かすのは逆効果です。

 

無理なストレッチや運動はかえって炎症を悪化させてしまいます。

 

リラックスできる姿勢でゆっくり深呼吸を繰り返すことで、自律神経が整い、筋肉の緊張も自然にほぐれていきます。

 

実際にこの3つを続けたことで、数日後には夜間痛が和らぎ、睡眠が改善したというケースも少なくありません。

 

睡眠の質が回復すれば、日中の体力や気力にも好影響が現れます。

 

 

 

まとめ

 

 

五十肩は、ただの「肩の痛み」ではありません。特に夜間に痛みが強くなり、眠れないほどつらい思いをされる方も多くいます。

 

今回ご紹介したBさんのように、最初は些細な違和感から始まり、生活に大きな影響を与えるまで悪化するケースも少なくありません。

 

しかし、原因や症状を正しく理解し、悪化を防ぐ生活習慣を見直し、適切なケアを受けることで、痛みは確実に改善へと向かいます。

 

✔ 夜間痛がつらいときは「抱き枕の活用」「入浴で温める」「無理に動かさない」

 

「そのうち治る」と放置せず、早めの対策が快適な日常への第一歩です。

 

 

たつの市フジイ整骨院では、患者さん一人ひとりに合った施術とアドバイスを行っています。

 

五十肩でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

次回は「やってはいけない五十肩のNG習慣」と「実際の施術と改善ストーリー」についてお話しします。

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

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