目次
はじめに
こんにちは。たつの市フジイ整骨院 院長の藤井です。
当院には「もう何度目かわからない」と言われるほど同じ場所を痛めて来られる方が少なくありません。
例えば「何年も前のねんざが今も不安」「マラソンのたびに同じふくらはぎが張る」「少し動いただけで太ももを肉離れしてしまう」など。
こうした再発タイプのケガには共通点があります。それは“痛みが取れても体のバランスが戻っていない”ということ。
ケガをした際、体は痛みを避けようと無意識に「かばう動き」を覚えてしまいます。
その結果、筋肉や関節の使い方が偏り、姿勢がゆがんでしまうのです。
このゆがみを放置したまま日常生活や運動に戻ると、また同じ部分に負担がかかり、ケガを繰り返すという悪循環に陥ります。
体のゆがみとケガの関係:なぜ足首やふくらはぎ、太ももに負担が集中するのか
体のゆがみとは、骨格や筋肉のバランスが崩れた状態を指します。
本来、人間の体は骨盤を中心に左右対称に動くよう設計されていますが、どこかにズレやねじれが生じると、負担が特定の部位に集中してしまいます。
右足をねんざした場合を例にすると、痛みを避けようとして左足に体重をかけるクセがつきます。
すると右骨盤が上がり、左腰や太ももが緊張。長期的には筋肉の使われ方に差が出て、体全体がねじれ始めます。
その結果、片脚の長さが違って見えたり、靴底の減り方に左右差が出たりします。
筋肉や関節は正しい位置で動くときに最も効率よく働きますが、ゆがんだ状態では負担が局所的に集中し、「また同じ場所を痛める」結果につながるのです。
ケガを繰り返す人の特徴:共通して見られる「体の使い方の偏り」と生活習慣
ケガを繰り返す人の多くは、気づかないうちに同じ動きを繰り返すクセがあります。
階段を上るときは必ず同じ足から、立つときは片足に重心をかける、座るときは決まって同じ足を組む、バッグをいつも同じ肩にかける…。
こうした何気ない習慣が筋肉の左右差を作り、関節のバランスを崩していきます。
さらに、デスクワークや立ち仕事で長時間同じ姿勢を続けると、血流が滞り、筋肉が硬くなって可動域が狭まります。
結果として、一部の筋肉に過剰な負担がかかり、ねんざや肉離れを引き起こしやすくなります。
つまり、痛みを繰り返す人ほど「治すこと」よりも「使い方を変えること」が重要なのです。
姿勢や動作のクセを変えない限り、どんなに治療をしても再発のリスクは残ります。
再発を防ぐためのポイント:全身バランスを整える3つのステップ
フジイ整骨院では、ケガを繰り返す方に対し、次の3ステップで根本改善を行います。
①まず「姿勢・歩行・バランスのチェック」でゆがみを見える化します。
片脚立ちの安定性や足首・骨盤の傾きなどを確認し、どの部位に左右差があるのかを数値と感覚の両面から把握します。
②次に、硬くなっている筋肉をゆるめ、連動性を取り戻します。
痛めた部位だけでなく、反対側の筋肉や関係する関節も含めて全体を調整することで、体の軸が整いやすくなります。
③最後に、正しい体の使い方を身につけること。
椅子に深く座って骨盤を立てる、両足で均等に立つ、歩くときにお尻(中臀筋)を意識するなど、日常で実践できる動作改善をお伝えします。
施術と習慣の両立によって、再発しにくい体づくりを目指します。
まとめ
同じ場所を繰り返し痛めるのは、体がまだ「元のバランス」に戻っていないサインです。
表面的な治療で痛みを取るだけでなく、体全体を整えることでケガの再発は防げます。
体のゆがみを整えると関節の動きがスムーズになり、筋肉の緊張が減って血流が改善します。
その結果、疲労の回復が早まり、ケガをしにくい体に変わります。
フジイ整骨院では、姿勢・骨盤・足のバランスを総合的に評価し、あなたの体に合った調整法をご提案しています。
「治ったと思ってもまた痛めてしまう」「以前よりも回復が遅い」と感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。
年齢やスポーツ歴に関係なく、体は正しく整えれば必ず変わります。私たちは、その変化を後押しするお手伝いをいたします。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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