「マラソン一ヶ月前のピンチをチャンスに変える方法」改善ストーリー

マラソン本番まであと1ヶ月。

 

しかし、歩くことさえ困難になるほどの足の痛みに見舞われてしまったら、どうすればいいのでしょうか?

 

そんな切迫した状況に直面しても、冷静に対処し完走に至った40代女性Aさんの体験談をご紹介します。

 

 

 

Aさんはこれまでコツコツと練習を重ね、フルマラソンへの挑戦を目指していました。

 

しかし、大会の1ヶ月前に突如として足の付け根に痛みが現れ、走ることができなくなってしまいます。

 

そこからどのようにして完走まで至ったのか、その過程と心境の変化には共通するポイントがあることがわかりました。

 

本記事では、マラソンを控え故障してしまった場合でも慌てずに対処するための心構えをお伝えします。

 

 

 

 

中学時代は陸上経験があったAさんも、その後は運動から遠ざかっていました。

 

しかし、一念発起してジョギングを始め、ついにはフルマラソンへの挑戦を決意します。

 

トレーニング量の急増により、股関節から腰にかけての痛みが現れ、歩くことも難しくなってしまいました。

 

 

長距離を練習する上で、よくある間違いには以下の3点があります。

 

  1. 走る楽しさに気づき、気がつけばどんどん距離を増やしてしまう。
  2. 少しの痛みは走りながら治るだろうと思い、休まずに走り続ける。
  3. 専門家の意見を聞くと、休むように言われるだろうから相談を避ける。

 

しかし、初心者ランナーを多く見てきた私は、休んでも、走り続けても、大してタイムには変化がないことを知っています。

 

専門家のアドバイスをもとに、適切に回復しながらトレーニングを進めれば、普通に走れるようになります。

 

 

私自身もランニング初心者として、同じ失敗を経験しました。

 

しかし、Aさんは最終的に、自身のペースを守りながらフルマラソンを完走し、初マラソンでサブフォーを達成しました。

 

私と同じ失敗をして欲しくない。

 

そういう思いもあって、Aさんの回復具合と練習強度を調整しながら、治療を進めていくことにしました。

 

 

回復への3つの鍵は、早い頭の切り替え休む勇気、そして常に前向きな姿勢でした。

 

 

 

Aさんにおすすめした治療方法

 

①体のバランスが崩れていたので、整った状態が定着するまでジョギングも控えてもらった

 

②治療によってバランスが整ったところで、ジョギングと歩くを繰り返す

 

③自信がついたところで、距離とスピードを徐々に上げていく

 

 

レースに間に合わせるために整体の期間を少し詰める必要がありましたが、約束ごとをしっかり守りながらトレーニングを続けていったおかげで、見事完走できたのです。

 

 

 

 

最後にAさんにおすすめした自宅でもできる股関節へのストレッチ法をお伝えしましょう。

 

椅子を使ったストレッチ方法を3つのステップで行います。

 

 

1. 最初に、椅子に座って片足をもう一方の足の上に置きます。この足がストレッチされる足です。ストレッチする足の膝の辺りに手を置きましょう。

 

2. 次に、背筋を真っ直ぐにして、ゆっくりと上体を前に倒しましょう。

 

 

この時、背中を丸めないように注意してください。

 

上体を前に倒すことで、置いた足のお尻の筋肉が伸ばされます。

 

 

3. 最後に、前のステップを続けながら、ストレッチを深めたい方向に上体をゆっくりと傾けます。

 

右の足を使っている場合は右に、左の足なら左に傾けます。

 

この動きによって、さらにお尻の外側の筋肉をストレッチできます。

 

 

 

 

 

練習前と後に行うことで股関節に痛みを起こすことなく、練習を続けられるでしょう。

 

 

もし、それでも痛みが引かない、レースを前に不安が残るという方は、当院にご相談いただければしっかりご対応させていただきます。

 

 

これからも皆さんの健康のお力になれるよう、少しでもお手伝いができればと考えております。

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

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