目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
兵庫県たつの市のフジイ整骨院、院長の藤井です。
「最近、手の親指がズキズキ痛む」「瓶のふたを開けるときに力が入らない」「スマホを長時間触ったあとに親指がこわばる」
そんなお悩みを抱えて来院される方が増えています。
親指は手の中でも特に使用頻度が高く、ちょっとした痛みでも生活の質に大きな影響を与えます。
放っておくと、関節や腱への負担が積み重なり、慢性化してしまうこともあります。
早めに原因を知り、適切なケアを始めることが大切です。
この記事では、親指の痛みの原因から自宅での対処法、整骨院でできる治療までを分かりやすくご紹介します。
親指の痛みの主な原因とは?腱鞘炎・関節・筋肉の使いすぎ
親指が痛むとき、よく見られる原因にはいくつかのパターンがあります。
腱鞘炎(けんしょうえん)
特に多いのが「ドケルバン病」と呼ばれる腱鞘炎です。
親指を動かす腱が通るトンネル(腱鞘)が炎症を起こし、動かすたびに痛みが出ます。
スマホの長時間使用や子育て、手を酷使する仕事で発症しやすいのが特徴です。
関節のトラブル
加齢や関節の使いすぎによって軟骨がすり減ると、関節に炎症や変形が起こり、痛みを感じることがあります。
特に50代以降の女性に多い傾向があります。
筋肉の緊張と体の歪みが関係していることも
指を支える筋肉が硬くなると、関節や腱に負担がかかり、痛みにつながります。
長時間同じ動作を繰り返すデスクワークや趣味(編み物、手芸など)でも起こりやすいです。
原因は一つとは限らず、複数が重なっている場合も多いため、専門的なチェックが必要です。
さらに、腱鞘炎の原因は手の使いすぎだけではありません。
実は、首や背中の歪みが関係しているケースも少なくないのです。
手の筋肉を動かしている神経は、首の骨の中を通る脊髄から分かれています。
そのため、首の骨の歪みや、周囲の筋肉が硬くなって血流が悪くなることで、神経の流れが滞り、手の筋肉や腱に余分な緊張がかかることがあります。
また、首の骨の土台となる背骨に歪みがあると、体はバランスを取ろうとして首を傾けたりねじったりします。
このように、体全体の歪みが首・肩・腕・手へと影響し、結果的に腱鞘炎を引き起こすこともあるのです。
一見「手の使いすぎ」に見える痛みでも、実は体のバランスや姿勢が根本原因になっていることがあります。
そのため、痛みのある手だけでなく、体全体の状態を見ていくことが大切です。
親指の痛みでよくある症状と日常生活での影響
親指の痛みは軽く見られがちですが、生活に大きな支障をもたらします。
・ペットボトルのふたを開けられない
・ドアノブを回すときにズキッと痛む
・子どもを抱っこするのがつらい
・スマホの操作でさらに悪化する
このように「ちょっと不便」な状態が積み重なると、知らず知らずのうちに手をかばい、肩や首まで負担が広がるケースもあります。
患者さんの中には「最初は違和感程度だったのに、2週間ほどで強い痛みに変わった」と話される方も少なくありません。
違和感の段階で適切な対応をすることが、早期改善につながります。
自宅でできる親指ケアと整骨院での治療法の違い
自宅でできるケア
・親指を使いすぎないように休ませる
・冷やして炎症を抑える(痛みが強い時期)
・温めて血流を促す(慢性化してきた時期)
・手首から前腕を軽く伸ばすストレッチ
例えば、手を前に伸ばし、反対の手で親指をそっと外側に引くストレッチは効果的です。
痛みのない範囲で行いましょう。
整骨院での治療:体全体のバランスから整えるアプローチ
整骨院では、まず「どこが痛いか」だけでなく、「なぜそこに負担がかかっているのか」を丁寧に見極めます。
手の腱鞘炎のように一見“手だけの問題”に見える症状でも、実際は首・肩・背中など体全体の歪みが関係していることが少なくありません。
そのため当院では、
手首や指だけを局所的に施術するのではなく、体のバランスを整え、血の流れと神経の流れを回復させることを重視しています。
施術の流れとしては、次のような方法を組み合わせます。
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首・背骨・骨盤の歪みを整える整体で、体の軸をまっすぐに整えます。
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体の歪みが取れると、首から腕にかけての神経や血管の通りがよくなり、自然と手の筋肉の緊張も緩みやすくなります。
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親指や手首の関節の調整で、動きをスムーズにし、負担がかかりにくい正しい位置へ戻します。
この調整により、痛みのある動作でも引っかかりが減り、指が軽く動かせるようになります。
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前腕から肩にかけての筋肉をゆるめる施術で、硬くなった筋肉の緊張を取り除き、腱への負担を軽減します。
手の動きを支える腕の筋肉が柔らかくなることで、回復力も高まります。 -
テーピングによる保護・矯正で、手や指の正しい位置を保ち、負担のかかる動きを抑えます。
炎症を起こした腱の安静を保ちながら、自然な回復をサポートし、早期改善を目指します。
このように、「手の痛み」をきっかけに「体全体のバランス」を整えるのが、当院の治療の特徴です。
手だけを治すのではなく、再発を防ぐために根本から整えることを目指しています。
まとめ
いかがでしたか?
手の親指の痛みは、日常生活の不便さにつながるだけでなく、放置すると肩や首の不調へと広がることもあります。
・主な原因は腱鞘炎・関節の炎症・筋肉の緊張
・症状は生活のちょっとした動作に大きな影響を与える
・自宅ケアと専門的な施術を組み合わせることが改善への近道
フジイ整骨院では、一人ひとりの症状に合わせて施術を行い、早期回復をサポートしています。
「親指の痛みで日常がつらい」「自分の症状に合ったケアが知りたい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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