目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。
突然ですが、肩こりに悩まされていませんか?
「もう何年も肩こりに悩んでいる」「マッサージに行ってもすぐに戻ってしまう」「薬を飲んでも根本的に良くならない」といったお声を日々耳にします。
肩こりは単なる筋肉の疲労ではありません。
現代社会特有の生活習慣や働き方が複雑に絡み合って起こる、れっきとした症状です。
しかし、正しい知識と適切な対処法を身につければ、必ず改善できるものでもあります。
今回は、多くの方が見落としがちな肩こりの真の原因と、根本的な解決策について詳しく解説いたします。
一時的な対症療法ではなく、肩こりそのものを起こりにくくする体づくりを目指しましょう。
肩こりの本当の原因とは?多くの人が誤解していること
肩だけの問題ではない複合的な要因
多くの方が「肩が凝るのは肩の筋肉が疲れているから」と考えがちですが、これは大きな誤解です。
実際の肩こりは、首から肩甲骨、さらには腰部まで関連する広範囲の筋肉バランスの崩れから生じています。
特に重要なのが「頭部前方位姿勢(FHP:Forward Head Posture)」と呼ばれる状態です。
これは頭が本来の位置より前に出てしまう姿勢で、デスクワークやスマートフォンの使用で生じやすくなります。
頭部が前に出ると、その重さ(約5-6kg)を支えるために首や肩の筋肉が過度に緊張し、慢性的な肩こりの原因となるのです。
見落とされがちな内臓疲労との関係
内臓の疲れが肩こりを起こす理由
「肩こりなのに内臓?」と不思議に思う方も多いでしょう。
実は、体の中の臓器が疲れると、その疲れが肩の筋肉に伝わって肩こりを起こすことがあります。
これは神経のつながりによるもので、特に次のような関係があります。
各内臓と肩こりの関係
肝臓と右肩の関係
肝臓は体の右側にある大きな臓器で、毒素を分解する大切な働きをしています。
お酒の飲みすぎ、脂っこい食事、ストレス、睡眠不足などで肝臓が疲れると、右の肩甲骨の内側から首筋にかけて特別な凝りが現れます。
これは肝臓と右肩をつなぐ神経が同じ場所から出ているためです。
肝臓の「疲れた」という信号が神経を通って右肩の筋肉に伝わり、筋肉が固くなってしまうのです。
胃腸と左肩の関係
胃や腸の調子が悪いと、主に左肩から左の肩甲骨周りが凝ります。
早食い、冷たい食べ物の食べすぎ、不規則な食事時間などで胃腸が疲れると、この部分に凝りが現れやすくなります。
胃の不調は左肩の前から横、腸の不調は左肩甲骨周辺に現れることが多いです。
腎臓と全身への影響
腎臓は血液をきれいにする臓器です。
腎臓の働きが悪くなると、全身の血の流れが悪くなり、肩周りの筋肉に十分な栄養が届かなくなって肩こりが起こります。
心臓と左肩・左腕の関係
心臓に負担がかかると、左肩から左腕にかけて重だるさや違和感が出ることがあります。
これは心臓の負担が神経を通じて左肩周辺に痛みとして現れるためです。
自律神経との関係
自律神経は内臓の働きをコントロールする神経です。
ストレス、不規則な生活、睡眠不足などで自律神経のバランスが崩れると、内臓の働きが悪くなり、結果として肩こりが起こりやすくなります。
内臓疲労からくる肩こりの対策法
肝臓疲労の改善対策
・食生活の見直し
お酒を控えるようにしましょう。
・睡眠の質を上げる
肝臓の修復は夜に行われるため、質の良い睡眠が大切です。
胃腸疲労の改善対策
食事方法の改善
・よく噛んで食べる:一口30回以上噛む
・決まった時間に食事する:体のリズムを整える
・腹八分目で止める:満腹まで食べない
・温かい食べ物を食べる:冷たい食べ物は胃腸に負担をかけます
腎臓機能のサポート
心臓への負担軽減
適度な運動を心掛けましょう。
整骨院での治療法と自宅でできるセルフケア
当院で行う根本治療アプローチ
フジイ整骨院では、まず詳細な問診と姿勢分析を行い、患者様一人ひとりの肩こりの根本原因を特定します。
単に筋肉をほぐすだけでなく、骨格の歪み、筋膜の状態、自律神経のバランスまで総合的に評価いたします。
手技療法では、日本古来の整体法を用いて体に一切負担をかけることのないソフトな整体で体の歪みを整えて、本来の体が持っているシンメトリーの状態に導きます。
また、歪みを整えることにより正しい姿勢を取り戻し、再発を防ぐ土台を作ります。
特に頸椎と胸椎の連動性を改善することで、頭部の位置を正常化し、肩への負担を軽減します。
効果的なセルフケア方法
自宅でできるセルフケアとして、「肩甲骨はがし」と呼ばれるストレッチをお勧めします。
両手を後ろで組み、胸を張りながら肩甲骨を寄せる動作を10秒間キープします。
これを1日3-5回行うことで、肩甲骨周りの筋肉をほぐすことができます。
首のストレッチでは、頭を左右にゆっくりと倒し、首の側面を伸ばします。
この時、伸ばす側と反対の手で頭を軽く押さえると、より効果的に筋肉を伸ばすことができます。
運動療法の重要性
肩こりの根本改善には、筋力トレーニングも欠かせません。
特に重要なのが「深層筋」と呼ばれるインナーマッスルの強化です。
首のインナーマッスル強化には、仰向けに寝て顎を軽く引き、頭を少し持ち上げる運動が効果的です。
5秒間キープして10回程度行います。
肩甲骨周りの筋肉強化には、壁押し腕立て伏せがお勧めです。
壁から腕の長さ分離れて立ち、手のひらを壁につけて腕立て伏せの動作を行います。
通常の腕立て伏せより負荷が軽く、継続しやすい運動です。
まとめ
いかがでしたか?
内臓疲労からくる肩こりは、一つの対策だけでは改善が難しいことが多いです。
上記の対策を組み合わせて、生活全体を見直すことが大切です。
症状が改善しない場合は、内科で検査を受けることも考えてみてください。
フジイ整骨院では、これらの内臓疲労と肩こりの関係も考えた施術を行い、
生活習慣の改善アドバイスも含めて、患者様の症状改善をサポートいたします。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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