[冬に増える巻き肩と背中の張り|厚着がもたらす無意識の負担とは]

はじめに

 

 

みなさん、こんにちは。

 

たつの市のフジイ整骨院、院長の藤井です。

 

 

 

冬になると、肩が重く感じたり背中が張って呼吸がしづらくなったりするという声を多くいただきます。

 

多くの方が寒さのせいだと思われていますが、実際にはそれ以上に“厚着”が体に大きな影響を与えていることをご存じでしょうか。

 

今回は、冬になると増える巻き肩や背中の張りについて、その原因と対策をお伝えします。

 

 

 

 

 

冬になると姿勢が崩れやすくなる理由

 

 

冬は気温が低くなることで筋肉が縮こまりやすく、体が自然と前に丸まりやすくなります。

 

外に出た瞬間に思わず肩をすくめてしまうことがありますが、

 

この姿勢は首から背中にかけての筋肉を緊張させ、長く続けることで姿勢のくずれにつながります。

 

 

 

そこにダウンジャケットや厚手のニット、重たいコートを重ねると、肩まわりを後ろに引く動きが制限され、背中や肩甲骨の動きが小さくなります。

 

 

本来、肩甲骨は大きな可動域を持ち、腕の動きや呼吸にも関わっていますが、厚着をするとその動きが自然と制限されてしまいます。

 

その結果、肩が前に巻き込み、背中の上部が張った状態に変わりやすくなります。

 

 

 

 

 

厚着が巻き肩をつくる仕組み

 

 

厚手の衣類を着ると、生地の厚みが腕の動きを邪魔したり、肩が自然と前に寄った状態になったりします。

 

特にダウンコートや硬めのアウターは、肩周りの動きがスムーズにいかず、肩甲骨が外側に広がったまま固定されてしまうことがあります。

 

肩甲骨が正しい位置で動かない状態が続くと、肩は前に巻き込み、背中の筋肉には常に緊張がかかります。

 

 

 

この状態が続くと、背中の上部が硬くなり、呼吸が浅くなる人も少なくありません。

 

冬に「なんだか息がしづらい」「背中がつっぱる」という方が増えるのは、こうした姿勢の変化が関係しています。

 

 

 

 

 

首まわりの防寒アイテムが姿勢に与える影響

 

 

冬はマフラーやネックウォーマーを使うことが増えますが、これらは首周りを温めてくれる反面、動きを制限してしまうことがあります。

 

マフラーを厚く巻きすぎると、自然と顔が下を向く姿勢が続き、首から背中にかけての筋肉が引っ張られてしまいます。

 

こうした姿勢は、巻き肩や猫背の姿勢をさらに強め、背中の張りを悪化させます。

 

 

 

首が動きにくい状態では、肩や背中の筋肉が代わりに頑張らなければならないため、緊張が続き、違和感や痛みが起こりやすくなります。

 

 

 

 

 

背中の張りが呼吸を浅くする理由

 

 

背中の上部が硬くなると、肋骨の動きも小さくなります。

 

肋骨が動きにくいと胸が広がりにくくなるため、呼吸が浅くなり、息をしっかり吸えない感覚が出やすくなります。

 

浅い呼吸が続くと、体が十分に酸素を取り込めず、疲れが残りやすい状態になります。

 

 

 

当院に来られる患者さんの中にも、「背中が呼吸を邪魔しているように感じる」「深く息を吸えない」という方がおられますが、

 

多くの場合、背中の緊張や姿勢の崩れが原因になっています。

 

 

 

 

 

冬の姿勢を守るためにできること

 

 

冬の厚着が原因で姿勢が崩れている場合、無理に大きなストレッチをする必要はありません。

 

厚着をしている日は胸を開くように意識して背筋を伸ばし、肩を少し後ろに引く動作をこまめに取り入れるだけでも背中の緊張は和らぎやすくなります。

 

 

 

また、深い呼吸を数回繰り返すだけでも背中の硬さは変わっていきます。

 

なぜなら呼吸をするための筋肉は肩甲骨とのつながりがたくさんあり、深い呼吸をすることは肩甲骨周辺の筋肉のストレッチをすることにつながるからです。

 

また、深い呼吸をすると酸素が多く体に巡ることになります。それは筋肉への酸素栄養を行き渡らせることになるので、自然に背中の緊張がやわらぐのです。

 

 

ゆっくりと息を吸って胸を広げ、長く吐くことで背中にこわばりを感じている場所が少しずつ緩んでいきます。

 

寒い時期こそ、こうした小さな習慣が姿勢に大きな影響を与えます。

 

 

 

体が冷えた状態で急に大きなストレッチをするのはかえって痛みを生むことがあるため、

 

まずは気持ちよくできる範囲で、軽い動きを習慣にすることをおすすめします。

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

冬の寒さは辛いからついつい厚着になってしまいますよね。

 

どうしても服装が重くなり、体の動きが小さくなりがちです。

 

 

寒さで縮こまる姿勢と厚着による制限が重なることで、巻き肩や背中の張りが起こりやすくなります。

 

肩まわりや背中が硬くなると、呼吸が浅くなり、疲れが取れにくい状態にもつながります。

 

座ったままで大きく胸を広げる深呼吸を。

 

 

「冬になると毎年しんどい」という方ほど、厚着による姿勢の変化を知り、少しだけ動きを意識してみてください。

 

姿勢が整い始めると呼吸も深くなり、体が軽く感じられるようになります。

 

 

 

フジイ整骨院では、冬特有の姿勢のくずれによる首・肩・背中の不調に対して、その方に合わせた施術とケアをご提供しています。

 

背中の張りや呼吸の浅さが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

寒い季節も快適に過ごせるよう、しっかりサポートさせていただきます。

 

 

 

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

 

お電話でのご予約

 

ご予約はお電話

までご連絡ください。

 

 

インターネットでのご予約

 

インターネットからのご予約を受け付けております。

 

 

LINEでの予約

 

LINEからのご予約も可能です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です