(冬に急増する「何もしてないのにぎっくり腰」の正体とは|原因は動かなさすぎ+急な動作?整骨院院長がわかりやすく解説)

はじめに

 

 

 

冬になると、ぎっくり腰で来院される方がはっきりと増えます。

 

その多くが口をそろえて言われるのが、「本当に何もしていないんです」「普通に生活していただけなんです」という言葉です。

 

洗面所で顔を洗おうとしたとき、椅子から立ち上がったとき、靴下を履こうとしたとき。どれも日常の中ではごく当たり前の動作です。

それでも突然、腰に強い痛みが走り、動けなくなってしまう。

 

この状況は、経験した本人にとって非常につらく、不安も大きいものです。

 

ただ、体の状態を丁寧に見ていくと、「何もしていない」のではなく、「冬の体にとっては負担になりやすい状態が続いていた」というケースがほとんどです。

 

 

 

ぎっくり腰は突然ではない|冬に起こりやすくなる体の準備状態

 

 

ぎっくり腰は、正式には急性腰痛と呼ばれます。

 

痛みが出る瞬間は確かに突然ですが、腰そのものがその瞬間だけで壊れるわけではありません。

 

多くの場合、痛みが出る前から、腰は限界に近い状態になっています。特に冬は、寒さの影響で筋肉や関節がこわばりやすくなります。

 

血の巡りも低下し、体は全体的に硬くなりがちです。その状態が数日、数週間と続くことで、腰は「動きにくく、耐えにくい状態」に変わっていきます。

 

そこに、ほんの少しの負荷が加わることで、限界を超えてしまう。

それが、冬に多いぎっくり腰の正体です。つまり、冬のぎっくり腰は“偶然”ではなく、“準備が整ったところに起こる必然”とも言えます。

 

 

 

「動かなさすぎ」が腰を弱らせる理由|冬の生活習慣が作る落とし穴

 

 

 

冬になると、無意識のうちに体を動かす量が減ります。寒さを理由に外出を控え、家の中でもこたつやソファで過ごす時間が増える。

 

車移動が多くなり、歩く距離も短くなる。

 

こうした生活が続くと、腰は大きく動く機会を失います。

 

腰は本来、歩行や体のひねりなどの中で、少しずつ動きながら状態を保っています。

 

しかし動かさない時間が長くなると、筋肉は固くなり、関節の動きも鈍くなります。

 

いわば、錆びついた状態です。この状態では、普段なら問題にならない動作でも、腰にとっては大きな負担になります。

「安静にしていたから大丈夫」「無理をしていないから安全」と思われがちですが、実は“動かなさすぎ”こそが、冬のぎっくり腰を招く大きな要因になっているのです。

 

 

 

最後の引き金は一瞬の動作|朝・立ち上がり・前かがみの危険性

 

 

 

ぎっくり腰を引き起こす最後のきっかけは、本当に一瞬の動作です。

 

特に多いのが、朝起きてすぐの前かがみ、椅子や床からの立ち上がり、洗面や着替えの動作です。

 

朝は、寝ている間に体温が下がり、筋肉や関節が最も固くなっている時間帯です。

 

 

その状態で急に腰を曲げたり、勢いよく動こうとすると、腰に一気に負荷が集中します。

 

動かなさすぎで弱っていた腰が、その負荷に耐えきれず、痛みとして表に出る。

 

これが「何もしていないのにぎっくり腰になった」と感じる瞬間です。

 

 

実際には、冬の生活習慣と朝の動き方が重なって起きているケースがほとんどなのです。

 

 

毎年ぎっくり腰を繰り返していた方が、起こさなくなった理由

 

ここで、当院の患者さんの一例をご紹介します。

 

この方は、毎年のように冬になると、特に2月頃に急な腰痛を起こし、当院に来院されていました。

 

 

「もう、あんな思いはしたくない」

 

その一心で、ぎっくり腰になりにくい体づくりを目指し、定期的なメンテナンスを続けることを決められました。

 

無理のないペースで、粘り強く体を整えていく中で、

少しずつ「またなるかもしれない」という恐怖感が薄れていきました。

 

 

そして今では、

「冬が来ても、もう怖くなくなりました」

 

と話してくださるようになっています。

 

 

取り組んだのは、特別なことではありません。

 

この方が行っていたのは、とてもシンプルなことです。

 

まず、定期的に体を整え、血の流れが滞りにくい状態を維持すること。

 

 

そして自宅では、

寝る前と、朝起きたときに、足首を何度か上下に動かす

 

これだけを続けてもらいました。

 

睡眠中は、どうしても足の血の流れがゆっくりになります。

 

その状態のまま急に動くと、体はまだ準備ができていません。

 

 

足首を少し動かすことで、体にとっての“暖機運転”が始まり、

エンジンがかかりやすい状態を作ることができます。

 

 

ほんの小さな工夫ですが、これが腰にとっては大きな助けになります。

 

ぜひ皆さんも、できることから取り入れてみてくださいね。

 

 

まとめ

 

 

 

冬に急増する「何もしてないのにぎっくり腰」は、突然起こる不運な出来事ではありません。

 

動かなさすぎによって腰が固まり、そこに急な動作が重なることで起こる、冬特有の腰痛です。

 

 

つまり、体の状態と動き方を見直すことで、防げる可能性が高いトラブルでもあります。

 

毎年冬にぎっくり腰を繰り返している方は、腰だけの問題ではなく、生活習慣や体の使い方から見直す必要があります。

 

 

体は正直です。無理をしなくても、ケアを怠れば痛みとしてサインを出します。そのサインを見逃さず、早めに整えておくことが、冬を安心して過ごすための大切なポイントになります。

 

 

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

 

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