目次
はじめに
こんにちは。たつの市にあるフジイ整骨院、院長の藤井です。
「膝が痛くて病院に行ったけれど、レントゲンでは異常なし」 「湿布を貼っても治らない」 「年のせいと言われて納得いかない」
そんなご相談を、当院でもよくいただきます。
実はその痛み、膝以外の場所が原因かもしれません。
膝関節は、股関節と足首に挟まれた“つなぎ役”のような存在。
上や下の関節がうまく動いていないと、膝がその分まで頑張ってしまい、結果的に痛みとして現れるのです。
今回は、「膝以外に原因がある膝痛」について、詳しく解説していきます。
膝の痛みは“結果”かもしれない！実は股関節や足首のゆがみが原因になっていることも
膝は本来自由度の少ない関節です。 曲げ伸ばしが主な動きで、回旋（ひねる）などの複雑な動きは得意ではありません。
そのため、股関節や足首が正しく動かないと、本来膝がやるべきでない動きを“代わりに”してしまい、負担がかかります。
つまり膝の痛みは「原因」ではなく、「結果」として現れていることがあるのです。
例えるなら、膝は中間管理職のようなもの。 上（股関節）や下（足首）がうまく働かないと、その負担を一身に背負ってしまうのです。
この視点で体を見直すと、痛みの本当の出どころが見えてきます。
膝ばかり治療しても治らない理由｜見落とされがちな“股関節のゆがみ”に注目！
股関節が硬かったり、骨盤のゆがみによって股関節が内またや外またに傾いたりすると、歩行や立ち上がりの動作で膝がねじれやすくなります。
この“ねじれ”が繰り返されると、特に膝の内側や外側に慢性的な炎症や痛みを引き起こします。
股関節に原因がある人に多い特徴
- 足を開く・閉じる動きに左右差がある
- 階段の上り下りで膝に違和感
- 立ったとき、膝とつま先の向きが合っていない
フジイ整骨院では、股関節の動きや骨盤の傾きをチェックし、必要に応じて筋肉のバランスを整えたり、姿勢を調整する施術を行います。
膝が痛い＝膝だけを治療するという考え方では、なかなか改善しない理由がここにあります。
足首の柔軟性がない人ほど膝に負担がかかる？足首の硬さ簡単チェックをしよう
過去に足首を捻挫したことがある方は要注意です。
見た目では治っていても、足首の柔軟性が失われたままになっているケースが少なくありません。
足首が硬くなると、しゃがむ・歩く・階段を下りるといった動作で、膝が“代わりに”動かざるを得なくなります。
この代償動作が膝のオーバーワークを招き、炎症や痛みを引き起こすのです。
足首に原因がある人に多い特徴
- しゃがみにくい、かかとが浮く
- 靴底の外側だけ減っている
- 片足立ちが安定しない
このような症状がある場合は、足首の動きやバランスをチェックし、必要に応じて足裏のアーチやインソールの調整、足関節の可動域改善を行うと、膝の痛みも改善するケースが多いです。
まとめ
膝が痛いとき、多くの方は「膝そのものが悪い」と考えがちです。
しかし実際には、股関節や足首の不調が原因となり、膝にその負担が集中していることが少なくありません。
整形外科で異常が見つからない、リハビリを続けているのに改善しない、という場合は、ぜひ一度“膝の上下”にも目を向けてみてください。
フジイ整骨院では、膝の痛みが出ている方に対して、股関節・足首・骨盤・歩行・姿勢など、全体のバランスから原因を探し出すことを大切にしています。
「膝が痛いけど、原因は別の場所だった」ということは、決して珍しくありません。
症状のある場所だけを見ず、「つながり」を考えた施術で、根本的な改善を一緒に目指していきましょう。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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