目次
はじめに
こんにちは。たつの市フジイ整骨院 院長の藤井です。


このような症状を年齢のせいや運動不足と思っていませんか?
しかし実は、若い頃に経験したケガや手術の影響が、長い時間を経て痛みとして現れていることがあります。
体は日々のクセや動き方の影響を受け続けています。
過去のケガによってバランスが崩れたまま生活していると、特定の関節に負担が偏り、やがて痛みが出てくるのです。
今回は、そんな「古傷と関節の痛みの関係」についてご紹介します。
あのときのケガが影響?10年、20年後に股関節や膝が痛くなる理由とは
たとえば、学生時代に足首のねんざをした、膝を打った、あるいは出産後やケガの手術で長期間安静にしていた。
こういった経験は、たとえ治っていたとしても体の使い方に偏りやクセを残すことがあります。
足をかばう歩き方が習慣になると、股関節や膝の片側だけに負担がかかりやすくなり、それが時間をかけて“ひずみ”となり、別の場所に痛みを引き起こすのです。
また、手術やギプス固定などで長く動かせなかった期間があれば、筋肉や関節の柔軟性が失われ、可動域の制限が他の部位に影響するケースも多く見られます。
時間が経ってから現れる体のサイン…股関節や膝の痛みが“いま出てくる理由”を解説!
人の体は、若い頃であればある程度のゆがみを筋力や柔軟性でカバーできます。
しかし、年齢とともに筋力が落ちてくると、そのゆがみをカバーしきれなくなります。
その結果、過去にかばっていた姿勢や動作のクセが表面化し、痛みとして感じられるようになるのです。
たとえば、右足首のねんざをした方が、無意識に左足に重心をかけるクセが続き、5年10年かけて左膝や股関節に痛みが出ることも。
このように、「今の痛み」と「昔のケガ」が直接つながっているケースは少なくありません。
痛みの出方に時間差があるからこそ、本人も気づかず、長年原因不明の不調として悩むことになります。
痛い場所と原因が違う?体のバランスに注目
痛い場所が膝や股関節でも、そこが本当の原因とは限りません。
体は一部だけで動いているのではなく、足首・膝・股関節・骨盤・背骨などが連動して動いているため、どこかのズレが別の場所に影響することが多いのです。
フジイ整骨院でも、「膝が痛い」と来院された方の施術で、実は骨盤の傾きや足首の硬さの調整が有効だったという例は多くあります。
実際、40代男性で右膝と右股関節の痛みで長くお困りだという患者さんは、高校時代に左足首を捻挫したご経験がおありだということでした。
整形外科では異常なしとの診断でしたが、全身のバランスを調整したところ、痛みが軽減されていきました。
それまでは膝や股関節といった部分にだけ目を向けていたのが、足首からのバランスで改善していったことに驚きを隠せない様子でした。
このように、関節の痛み=関節だけの問題ではなく、全身のバランスが関係しているという視点を持つことが大切です。
まとめ
若い頃にしたケガや手術の影響が、思わぬかたちで今の痛みにつながっていることがあります。
湿布や痛み止めで一時的に和らいでも、原因が解消されていなければ再発を繰り返す可能性が高いです。
もし「どこに行っても原因がわからない」「昔のケガと関係あるかも?」と心当たりがあれば、一度体のバランス全体を見直してみてください。
フジイ整骨院では、股関節・膝の痛みだけにとらわれず、全身を丁寧にチェックし、原因に合わせた施術とセルフケアをご提案しています。
「昔のケガが今ごろ響いてきたのかも…」と感じた方は、どうぞお気軽にご相談ください。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
お電話でのご予約
ご予約はお電話
までご連絡ください。
インターネットでのご予約
インターネットからのご予約を受け付けております。
LINEでの予約
LINEからのご予約も可能です。