目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。
最近、SNSで「ぎっくり背中」という言葉がよく飛び交っているそうです。
ぎっくり背中は、突然の背中の痛みや硬直を伴う症状で、発症されている方が増えているのだとか。
この症状は、特に急な動作や筋肉の過負荷によって引き起こされることが多く、多くの人々が悩まされています。
背中の痛みは、単なる不快感にとどまらず、日常生活や仕事に影響を及ぼすこともあります。
この記事では、ぎっくり背中の原因や症状、そして効果的な治療法や予防策について詳しく説明します。
ぎっくり背中は、通常、数日から数週間で自然に回復しますが、適切なケアと治療が必要です。
特に、痛みが強い場合や長期間続く場合は、専門的な診断と治療を受けることが重要です。
この記事を読んで、ご自身に当てはまるようでしたら受診をお考え下さいね。
「ぎっくり背中」と「ぎっくり腰」の違い
「ぎっくり背中」と「ぎっくり腰」は、どちらも急な痛みを伴う症状ですが、痛みが現れる場所が異なります。
「ぎっくり背中」とは、背中の筋肉や関節が急に痛みや硬直を引き起こす状態を指します。
一般的には、急な動作や筋肉の過負荷、また不適切な姿勢が原因で発生します。
この症状は、特に腰椎や胸椎の周辺で感じられることが多く、日常生活において大きな影響を与えることがあります。
一方、「ぎっくり腰」とは、急に起こる強烈な腰の痛みを指し、正式には「急性腰痛症」と呼ばれます。
この症状は、日常の何気ない動作で突然発生し、腰を曲げたり伸ばしたりする動作が困難になるほどの激痛を伴うことがあります。
腰の筋肉や関節に急な負担がかかったり、腰椎の関節部分に微細な負担がかかって炎症が起こったりすることが原因で発生します。
この違いは、体の動きや負担の仕方に由来しており、
「ぎっくり背中」は体の回転やひねり動作に関連しやすく、「ぎっくり腰」は前後に動く際に関連しています。
どちらの症状も早期の治療が重要で、放置すると痛みが広がったり再発するリスクが高まります。
ぎっくり背中の原因
ここでは、「ぎっくり背中」について詳しく見ていきます。
ぎっくり背中の主な原因は、急な動作や筋肉の過負荷です。
例えば、急な屈伸や回転が原因で、背中の筋肉や関節が過負荷になります。
また、長時間の座りっぱなしや不適切な姿勢も、背中の筋肉に負担をかけ、痛みを引き起こすことがあります。
さらに、筋肉の過負荷は、運動や重い物を持ち上げる際に発生することが多く、特に腰や背中の筋肉に影響を与えます。
心理的なストレスも、体に影響を与え、筋肉の緊張を引き起こすことがあります。
ストレスが続くと、筋肉が常に緊張状態になり、痛みを引き起こすことがあります。
今、SNSでよく見かけるのは「寒暖差によるぎっくり背中」だそうです。
暖かくなったと思ったらまた寒さがやってくるといった寒暖差によって起こりやすいのが特徴です。
ぎっくり背中の症状と診断方法
ぎっくり背中の症状は、背中の痛みや硬直が主な特徴です。
特に、急な動作後に痛みが発生することが多いです。
朝布団から起き上がる時や、くしゃみをするときなど、壁や手すりなどを使って背中への負担を軽減させましょう。
診断は、主に症状の聴取や身体検査によって行われます。
医師は、痛みの位置や程度を確認し、必要に応じて画像診断(X線やMRI)を行うこともあります。
X線では骨の状態を確認し、MRIでは軟部組織(筋肉や神経)の状態を確認できます。
これらの検査で異常がないと判断された場合、お薬を飲んで様子をみていただくことが多いです。
筋肉や関節の問題が起きている場合、当院のように整骨院、治療院にて施術を受けることで回復を早めることが可能になります。
ぎっくり背中の治療とケア方法
ぎっくり背中の治療は、主に痛みの緩和と筋肉のリラックスを目的としています。
まず、痛みがある間は、できるだけ休息することが重要です。
温熱療法も効果的で、温かいお湯や温熱パッドを使って筋肉をリラックスさせることができます。
その他には整骨治療も有効で、専門的な整骨院での治療が、筋肉や関節の調整に役立ちます。
整骨治療では、背中の筋肉や関節を調整し、痛みを軽減するための技術が使われます。
また、痛みが強い場合は、医師の指示で痛み止めの薬を使用することもあります。
当院でも背中の痛みを訴えて来院される患者さんが数多くいます。
患者さん一人一人に合わせた治療内容を提供させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
多くが背中だけに悪いところが集中しているとは言えず、体のどこかに負担がかかった結果背中に痛みを発症していることがほとんどです。
長引く時にはお早めに相談しましょう。
普段からのぎっくり背中の予防策とストレッチ法
ぎっくり背中を予防するためには、日常生活での姿勢や運動習慣を意識することが重要です。
まず、日頃から正しい姿勢を心がけることが大切です。
長時間座る際は、椅子にしっかりと座り、背中をまっすぐに保つことが推奨されます。
これにより、背中の筋肉に不要な負担がかからないようになります。
また、定期的な運動も重要で、柔軟性を維持するためにストレッチや軽い運動を行うと良いでしょう。
特に、背中や腰回りの筋肉を柔軟に保つことがぎっくり背中予防に効果的です。
以下に、予防に役立つストレッチを2つご紹介します。
1. 背中のストレッチ
①座った状態で両手を前に伸ばし、肩甲骨を開くように背中を丸めます。
②ゆっくりと深呼吸しながら、背中全体が伸びるのを感じましょう。
③これを1回につき20秒ほどキープし、3回繰り返します。
背中の筋肉をリラックスさせ、ぎっくり背中の予防に効果的です。
2. ヒップロールストレッチ(脊柱起立筋ストレッチ)
①仰向けになり、両膝を閉じたまま片側へ倒します。
②元の姿勢に戻り、これを10回繰り返します。
③反対側へも同様に行います。
これにより、腰から背中にかけての筋肉が緩むため、ぎっくり背中の予防に役立ちます。
ストレッチをする際の注意点
ストレッチは正しく行わないと逆効果になる場合があります。
以下のポイントに注意してください。
①ストレッチ前には軽い運動で体を温めることが大切です。冷えた状態で急に筋肉を伸ばすと怪我につながる可能性があります。
②痛みを感じるほど強く筋肉を伸ばすことは避けましょう。「痛気持ちいい」と感じる範囲内で行うことがポイントです。
③ストレッチ中は呼吸を止めず、ゆっくりと深い呼吸を心がけましょう。息を吐きながら筋肉を伸ばし、吸いながら元に戻すことでリラックス効果も高まります。
④筋肉が十分に伸びるよう、各ポーズは20秒以上キープすることが推奨されます。
⑤発熱や怪我など体調が悪い時には無理して行わず、休むことも大切です。
これらの注意点を守りながらストレッチを継続することで、ぎっくり背中の予防だけでなく全身の健康維持にも役立ちます。
毎日の習慣として取り入れてみてください。
さらに、重い物を持ち上げる際は、腰を曲げずに膝を使って持ち上げることが推奨されます。
心理的なストレスも、体に影響を与えることがあるため、ストレス管理のための方法(ヨガや瞑想など)を取り入れると良いでしょう。
これにより、筋肉の緊張を軽減し、健康的な生活を送ることができます。
まとめ
いかがでしたか?
ぎっくり背中は、日常生活でよく聞かれる症状ですが、適切な治療と予防策を講じることで、痛みを軽減し、健康的な生活を送ることができます。
もし、背中の痛みが続く場合は、専門的な診断と治療を受けることが重要です。
フジイ整骨院では、専門的な整体施術を通じて、ご自身の体の健康をサポートいたします。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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