[バレンタイン前に知っておきたい!チョコ作りで腱鞘炎を発症させないための予防と対策法]

はじめに

 

 

みなさん、こんにちは。

 

たつの市にある、フジイ整骨院の院長の藤井です。

 

 

 

バレンタインデーが近づき、手作りチョコレートに挑戦する方が増える季節。

 

しかし、知らず知らずのうちに手首を酷使し、腱鞘炎を引き起こす可能性があります。

 

 

 

今回は、チョコ作りで起こりやすい手首の腱鞘炎について、症状や予防法をわかりやすく解説します。

 

大切な人へのプレゼント作りを楽しみながら、自分の健康も守りましょう。

 

 

 

 

 

 

チョコ作りと手首の関係

 

 

チョコレート作りは、見た目以上に手首を使う作業なんです。

 

チョコレートを溶かしたり、材料を混ぜたり、型に流し込んだり、デコレーションをしたりと、細かい動きを何度も繰り返します。

 

特に、チョコレートを混ぜる時は力が必要で、手首を同じ方向に何度も回す動きをします。

 

また、デコレーションをする時は、小さな絞り袋を使って細かい作業を長時間続けることもあります。

 

 

 

これらの動きを長時間続けると、手首の内側にある腱という部分に負担がかかります。

腱は筋肉と骨をつなぐ大切な組織で、これが痛むと腱鞘炎になってしまうのです。

 

指や手首を動かしている筋肉は肘や上腕など腕全体から始まっています。

 

手首に負担をかけていることは肩や首にまで負担をかけていることになります。

 

普段はあまり意識しない手首の動きですが、チョコ作りではとても重要な役割を果たしているんですね。

 

 

 

 

 

 

腱鞘炎の症状とは

 

 

では、腱鞘炎になると、どんな症状が出るのでしょうか。

 

主な症状をいくつか紹介します。

 

 

 

まず、手首や指が痛くなります。

 

特に、手首を曲げたり、ねじったりする動作で痛みを感じやすくなります。

 

 

 

次に、手首を動かすとキシキシと音がすることがあります。

 

これは、腱の周りにある腱鞘という組織が炎症を起こして、腱の動きが滑らかでなくなるためです。

 

 

 

また、手首が腫れて熱っぽくなることもあります。

 

これは、炎症によって血流が増えているためです。

 

さらに、症状が進むと指が曲げにくくなったり、物をつかむ力が弱くなったりします。

 

実はキシキシと音が出ている時点でかなり腱鞘炎の症状は強くなってきています。

 

筋肉の腱が通るトンネルの通り道が狭くなってぎゅうぎゅうに詰まっている状態です。

 

これらの症状が出たら要注意です。

 

痛みを我慢して作業を続けると、症状がどんどん悪化してしまいます。

 

早めに気づいて対処することが大切です。

 

 

 

 

 

チョコ作りで腱鞘炎が起こる原因

 

 

なぜチョコ作りで腱鞘炎が起こりやすいのでしょうか。

 

主な原因をいくつか挙げてみましょう。

 

 

 

一つ目は、同じ動作の繰り返しです。

 

チョコレートを混ぜる時や、絞り袋でデコレーションをする時など、同じ動きを何度も繰り返すことで、腱に負担がかかります。

 

腱は手関節がまっすぐの状態ではあまり負担がかからないのですが、曲げた状態では腱の通り道が狭くなるので負担が大きくなってしまいます。

 

同じ動作を繰り返すときも手首の角度によって大きく変わってくることがあります。

 

 

 

二つ目は、力の入れすぎです。

 

チョコレートを混ぜる時や、固まったチョコレートをこねる時など、つい力を入れすぎてしまうことがあります。

 

これも腱に大きな負担をかける原因になります。

 

混ぜたりこねたりするときって集中しているとつい首を下にして体を丸めてしまうことってありませんか?

 

力を入れすぎてる時は手首だけでなく首や肩にまで影響を及ぼしています。

 

手の筋肉は肩や首からつながっているものもありますから、力が入ることは体全体に負担がかかっていることにつながるかもしれないですね。

 

 

 

三つ目は、長時間の作業です。

 

チョコ作りに夢中になって、休憩を取らずに長時間作業を続けてしまうことがあります。

 

これにより、手首に十分な休息を与えられず、腱鞘炎のリスクが高まります。

 

 

 

最後に、不適切な姿勢も原因の一つです。

 

テーブルが高すぎたり低すぎたりすると、手首に余計な負担がかかります。

 

集中すると体が丸くなるとお伝えしましたが、作業台の高さも大きな影響を与えます。

 

高さが変えられないなら、15〜20センチくらいの踏み台を用意して片足を上げておくと負担は軽くなります。

 

 

また、手首を極端に曲げた状態で作業を続けることも、腱鞘炎の原因になります。

 

曲げると腱のトンネルが狭くなりますので、圧迫度がまして腱鞘炎になりやすくなるんです。

 

 

 

 

 

チョコ作り腱鞘炎の予防法と対策

 

 

では、どうすれば腱鞘炎を予防できるでしょうか。

 

いくつかの効果的な方法を紹介します。

 

 

 

まず、こまめに休憩を取ることが大切です。

 

30分作業したら5分休むくらいの感覚で、手首を休ませましょう。

 

休憩中には、手首を軽くマッサージしたり、ストレッチしたりするのもいいですね。

 

後でおすすめのストレッチをご紹介しますのでぜひやってみて下さい。

 

 

 

次に、正しい姿勢で作業することも重要です。

 

テーブルの高さを調整して、肘が90度に曲がる位置で作業するのが理想的です。

 

また、手首をまっすぐに保ち、極端に曲げないようにしましょう。

 

片足を高くすることも使ってみてください。

 

 

 

道具選びも腱鞘炎の予防に役立ちます。

 

例えば、握りやすい太めの泡立て器を選んだり、力のいらない電動ミキサーを使ったりするのも一つの方法です。

 

デコレーション用の絞り袋は、大きめのものを選ぶと握る力が分散されて、手首への負担が減ります。

 

 

 

 

 

手首を温めることも効果的です。

 

作業前にお湯で軽く温めたり、サポーターを着けたりすると、血行が良くなって腱鞘炎の予防になります。

 

 

 

さらに、作業を分散させることも大切です。

 

一日で全ての作業を終わらせようとせず、数日に分けて作業するのも良い方法です。

 

例えば、一日目にチョコレートを溶かして型に流し込み、二日目にデコレーションをするなど、作業を分けることで手首への負担を軽減できます。

 

 

 

友達や家族と一緒にチョコ作りをするのも楽しいですし、作業を分担することで一人あたりの負担も減ります。

 

協力して作業することで、より楽しく、そして安全にチョコ作りを楽しめるでしょう。

 

 

 

 

道具の工夫も効果的です。

 

例えば、チョコレートを溶かす時は、電子レンジを使うと手首を使う時間を減らせます。

 

また、デコレーション用のチョコペンを使えば、絞り袋を使うよりも手首への負担が少なくなります。

 

 

 

チョコ作りの合間に手首のケアをすることも大切です。

 

簡単なマッサージや、冷やしたり温めたりすることで、疲れた手首をリフレッシュできます。

 

冷やすときは氷を直接当てるのではなく、タオルで包んでから当てるようにしましょう。

 

温める時は、40度くらいのぬるま湯に手首をつけると良いでしょう。

 

 

 

 

最後に、普段の生活習慣も腱鞘炎の予防に関係します。

 

日頃からスマートフォンやパソコンを使う時間が長い人は、既に手首に負担がかかっているかもしれません。

 

チョコ作りの前後は特に、これらの使用時間を減らすよう心がけましょう。

 

 

 

チョコ作りは楽しい活動ですが、同時に手首への負担も大きいものです。

 

しかし、これらの予防法を意識することで、楽しみながらも安全にチョコ作りを楽しむことができます。

 

大切な人へのプレゼントを作る時間を、自分の体も大切にしながら過ごしてくださいね。

 

 

 

 

腱鞘炎予防のおすすめストレッチ

 

 

これから、チョコ作りの合間の時間や、日常生活で行える、腱鞘炎予防に効果的なストレッチを2つご紹介します。

 

これらのストレッチを定期的に行うことで、手首や指の柔軟性を保ち、腱鞘炎のリスクを軽減できます。

 

息抜き感覚でしてみてください。

 

 

 

手首のストレッチ

 

このストレッチは手首周辺の筋肉をほぐし、血流を促進させる効果があります。

 

 

①片方の腕を前に伸ばし、手のひらを下に向けます。

 

②もう一方の手で、伸ばした手の指を掴みます。

 

③ゆっくりと手を手前に引き、手首を反らせます。

 

④10秒間その姿勢を保ち、ゆっくりと元の位置に戻します。

 

 

これを3回繰り返し、反対の手も同様に行います。

 

 

 

 

 

指のストレッチ

 

このストレッチは指の柔軟性を高め、腱の動きをスムーズにする効果があります。

 

 

①手のひらを広げ、もう一方の手で親指以外の指を1本ずつつかみます。

 

 

 

②つかんだ指をゆっくりと10~30秒かけて手の甲の方向に反らせます。

 

 

 

③元の位置にゆっくりと戻します。

 

 

これを各指に対して2~3回ずつ行います。

 

 

 

これらのストレッチは、チョコ作りの前後だけでなく、日常的に行うことで腱鞘炎の予防に役立ちます。

 

ただし、痛みを感じる場合は無理をせず、医療専門家に相談することをおすすめします。

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

今回はチョコ作りで起こりやすい手首の腱鞘炎について、症状や予防法をお話ししました。

 

 

 

バレンタインデーのチョコ作りは楽しい行事ですね。

 

でも、楽しいからこそ夢中になりすぎて、体を痛めてしまうこともあります。

 

この記事を参考に、自分の体にも気を配りながら、素敵なチョコレート作りを楽しんでください。

 

 

 

もし、チョコ作りの後に手首の痛みが続くようでしたら、我慢せずに整骨院や病院を受診してくださいね。

 

早めの対処が大切です。

 

当院でも普段の施術に加えて、テーピング治療も行っております。

 

お気軽にご相談ください。

 

 

 

みなさんが楽しく、そして健康にバレンタインデーを過ごせますように。

 

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

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