目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。
車に乗ったり降りたりするとき、腰に痛みを感じることはありませんか。
実は、車の乗り降りは腰にとってとても大変な動きなのです。
特に50歳を過ぎると、体の筋肉や関節が硬くなってきます。
そのため、ちょっとした動きでも腰に痛みを感じやすくなってしまいます。
先日、患者さんで「車の乗り降りがしんどい、腰にくる」と言う方がいました。
この方と同じように痛みを我慢している方も少なくないはず。
でも安心してください。
原因を知って、正しい動き方を覚えれば、多くの人が楽に車を使えるようになります。
車の乗り降りで腰が痛くなる主な原因
なぜ車の乗り降りで腰が痛くなるのでしょうか。その理由を見ていきましょう。
①腰まわりの筋肉が硬くなっている
長い時間運転していたり、椅子に座っていると、腰やお尻の筋肉がカチカチに硬くなります。
お尻の奥にある梨状筋という筋肉や、背中にある脊柱起立筋という筋肉が硬くなると、動き始めるときに痛みが出やすくなります。
②体をねじる動きが腰に負担をかける
車に乗ったり降りたりするとき、腰をねじりながら足を入れたり出したりしますよね。
腰が痛い状態で無理にねじると、筋肉や靭帯に大きな負担がかかってしまいます。
③股関節が硬い
股関節が硬いと、その分腰が大きく動かないといけません。
そうすると、腰にかかる負担がどんどん増えてしまいます。
④座席の位置や姿勢が悪い
シートが低すぎたり、背もたれが倒れすぎていると、乗り降りのときに腰を丸める動作が多くなります。
これも腰への負担を大きくします。
⑤シートの傾きで骨盤が後ろに倒れやすい
車のシートが深く沈み込むように傾いていたり、角度が合っていないと、骨盤が後ろに倒れやすくなります。
骨盤が後ろに傾くと腰のカーブ(自然な反り)が失われてしまい、腰まわりに余計な負担がかかります。
その状態で乗り降りをすると、腰の筋肉や関節に強いストレスがかかり、痛みが出やすくなるのです。
腰にやさしい車の乗り降りのコツ
腰への負担を減らすためには、乗り降りの仕方を工夫することが大切です。
3つのコツを心掛けるようにしましょう。
①車に乗るときは「お尻から先に」
まず、お尻をシートに近づけて、腰をねじらないで座ります。
座ってから足を車の中に入れるようにしましょう。
この順番で行うと、腰をねじる動きを少なくできます。
②車から降りるときは「足から先に」
両足を外に出して、体全体を回してから立ち上がります。
立ち上がるときは、腰を前に倒すのではなく、膝を軽く曲げて体を押し上げるようにしましょう。
③シートの高さを調整する
できるなら、シートの高さや角度を変えて、腰を丸めないで乗り降りできるようにするのが理想的です。
運転中・長時間移動での腰痛予防法
車の乗り降りだけでなく、運転中や長時間座っていることも腰痛の原因になります。
以下のことを意識してみましょう。
①1時間ごとに休憩をとる
長い時間同じ姿勢でいると、筋肉が硬くなってしまいます。
サービスエリアや駐車場で軽く歩いたり、体を伸ばしたりしましょう。
②腰にクッションを当てる
タオルや小さなクッションを腰とシートの隙間に入れると、腰の自然なカーブを保ちやすくなります。
③運転前に軽く体を伸ばす
太ももの裏を伸ばしたり、お尻の筋肉をほぐしたりしてから運転すると、腰が動きやすくなります。
椅子に座って片足をもう一方の膝の上に乗せ、軽く前に倒れるだけでも効果があります。
これを1〜2分するだけで、腰の動きが楽になります。
まとめ
いかがでしたか?
車の乗り降りで腰が痛くなる原因は、筋肉の硬さ、腰をねじる動作、股関節の硬さ、座席の高さなど、いくつかのことが重なって起こります。
乗るときは「お尻から先に」、降りるときは「足から先に」の順番で動くと、腰への負担を減らすことができます。
長時間運転するときは1時間に一度は休憩をとって、体を伸ばしたり腰にクッションを当てたりしましょう。
もし痛みが続いたり、足にしびれがあったりする場合は、我慢しないで専門家に相談することが大切です。
フジイ整骨院では、腰痛の原因を詳しく調べて、一人ひとりに合った治療と動作の指導を行っています。
「もう腰を気にしないで出かけたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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