目次
はじめに
「マッサージしてもすぐに戻る」「朝から肩が重だるい」といったお悩みを持つ方の中には、意外にも“あご”に原因があるケースがあります。
実際、当院に来られる肩こりの患者さんの中にも、「まさか噛みしめが関係していたなんて」という声は少なくありません。
あごと肩は筋肉のつながりがあり、噛みしめや歯ぎしりによって首・肩まわりの筋肉が緊張してしまうのです。
今回は、あごと肩こりの関係を詳しく解説しながら、改善のヒントをお伝えします。
そのしつこい肩こり、原因は肩ではなく“あご”にあった!? 筋肉のつながりに注目!
あごには「咬筋(こうきん)」という噛む動作を担う筋肉があります。
この筋肉が緊張すると、その影響は首から肩にまで波及していきます。
特に、仕事や家事に集中しているとき、人は無意識に歯をくいしばってしまうことが多く、これが肩こりの原因になっていることも。
筋肉の緊張が続けば、血流が悪くなり、肩の筋肉にも酸素や栄養が届きにくくなります。
その結果、疲労物質がたまり、肩の張りや重さが慢性化してしまうのです。
なぜ歯ぎしりで肩がこるのか?睡眠中の無意識なクセが引き起こす体の緊張とは
歯ぎしりは自分ではなかなか気づきにくいものですが、睡眠中の強い噛みしめが肩こりに大きく関係していることがあります。
寝ている間に何時間も強く歯を噛み続けることで、あごの周囲から肩・首までの筋肉が休まらず、朝から疲れたような感覚に。
起床時に「肩が重い」「首が回らない」「頭がズーンと重い」と感じる方は、この影響を受けているかもしれません。
また、歯ぎしりはストレスとの関係も強く、日中の緊張が睡眠中に現れるとも言われています。
体は寝ている間に回復するはずが、かえって負担を蓄積してしまうことになるのです。
自分では気づきにくい“噛みしめ癖”に気づくチェック法と、肩こり予防のセルフケア法
以下のような方は、「噛みしめ肩こり」タイプの可能性があります。
- 無意識に歯をくいしばっていることが多い
- こめかみやエラのあたりを押すと痛い
- 朝起きたときに肩や首が重い
- 寝ているときに歯ぎしりを指摘されたことがある
- ストレスを感じやすく、体に力が入りやすい
こうした方には、以下のセルフケアがおすすめです。
- 日中、「上の歯と下の歯を離す」ことを意識する
- 寝る前にホットタオルであごを温める
- 柔らかい食事を心がけ、あごの負担を減らす
- こめかみやあご周辺を優しくマッサージする
- ストレスケアとして深呼吸や軽いストレッチも効果的
まとめ
肩をほぐしても楽にならない、繰り返す肩こりにお悩みの方は、「あごの噛みしめ」や「歯ぎしり」に目を向けてみてください。
首や肩は、あごの筋肉と筋膜でつながっているため、あごをゆるめることが肩こり解消のカギになる場合があります。
フジイ整骨院では、肩だけでなく、あご・首・頭のバランスを含めた全身のチェックと施術を行っています。
「いつも肩に力が入っている」「朝から疲れている」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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