【改善ストーリー】最後の試合を前に肘の内側を痛めたテニス部員。試合に間に合った改善ポイントとは。

こんにちは。たつの市フジイ整骨院院長の藤井です。

 

部活の大事な試合前。

突然、肘の内側が痛くなった中学生Sくんの体を、短期間でどのように改善したか?
というストーリーをご紹介致します。

ソフトテニス部所属のSくん、部活最後の試合を1週間前に控えた大事な時期に左肘を痛めてしまいました。

ほんの少しの違和感から始まり、次第にテニスをしていない時でも痛みを感じるように…。

 

このまま痛みが続いて試合に出られないのなら、今までの練習が無駄になってしまうという不安を抱え、親御さんの「なんとか試合に間に合わせてあげたい」という思いで当院に来られました。

 

ソフトテニスでの肘の内側の痛み。そこに隠れている原因とは

痛みを自覚してからのSくんは、練習前後にストレッチをしたり、湿布を貼ったりしていたのですが、改善しませんでした。

 

練習のし過ぎ?
フォームの崩れ?

 

本人も考えましたがわかりませんでした。

 

お体を見てからわかった事ですが、実はSくんの左肘の痛みの原因は、肘そのものにはなかったのです。

 

原因は、体のバランスをくずしていた事でした。

ソフトテニスのラケットの振り方は、肘を少したたんで体を小さく回転させて打つやり方のようです(わたしはソフトテニス未経験で詳しい打ち方まではわかりませんので、ご容赦ください!)。

その動きは、体の回転と体重移動がうまくいかないと、ラケットを振り抜く動きが不安定になると思います。

Sくんの動きを検査したところ、うまく体の軸を使った動きができていない状態でした。

 

肩甲骨の周辺の筋肉、特に左側だけ盛り上がるくらい硬くなっていました。

Sくんは、ラケットを持つ側の肩甲骨が極端にかたまった状態のまま振り続けていたのです。

 

肘の痛みにはどんなことをすればいい?内側の筋肉をストレッチ?テーピング?

せっかくストレッチや湿布をしても、原因となる体の動きを改善しないことには、またすぐに痛みを引き起こしてしまいます。

 

そこで治療では、肩甲骨や背骨がきちんと動く状態に体を整え、Sくんには練習前や自宅でできるような体の軸を取り戻す運動を取り入れてもらうようにお願いしました。

肘の内側の痛みを改善するための自宅ストレッチとは

①体の軸を整えるためと足の筋力アップ

体の軸を取り戻す動きにやってもらったのが、「ランジ」です。

 

片足を前に出すときは足先を真っ直ぐに出すことがポイントです。

体が前に倒れたりしないよう気をつけてもらいます。

また、試合まで日数がなかったので、治療時にはテーピングを施し、必要なストレッチもあわせて行うよう協力してもらいました。

 

②肘の内側の筋肉をストレッチ

ストレッチは腕を曲げる筋肉群を伸ばしてもらうようにしました。

手首の筋肉もしっかり緩めましょう。

 

その結果、肘内側の痛みは次第に軽減し、「試合では全力でプレーできました」という声が聞けるほど短期間で回復することができました。

 

こちらがSくんからいただいた感想です。

「最初の頃は痛みがひどくて、この整骨院にきて痛みがすぐに消えていって、今はとても楽に動けています。

肘の痛みだけでなく、他のところも気になる部分があったのですが、先生はすぐに気づいてくださって、何も言ってないのにすごいなと思いました。

またどこかを痛めたりしたらフジイ整骨院でみてもらいたいと思います」

 

最後の試合に間に合うことができたのは、本人の努力の賜物で、治療では一つのきっかけを与えたに過ぎないです。

 

通常の生活をするための肘の治療なら、スポーツをストップしてゆっくり体の変化を見ながら治療していくことをお勧めいたします。

 

しかし、Sくんのように少しでも早く全力を出してプレーができるようにするためには、体の動きや全体の姿勢などを見ながら進めていく必要があるかと思います。

 

 

もし同じようにプレー中の肘の痛みでお悩みなら、全体的な体の動きや歪み、関節の動きを診てもらえる病院や治療院を探されると良いですね。

 

たつの市周辺で同じような症状でお困りの方は当院にご相談いただきますと、ご対応させていただきます。

 

より早く改善に導くためには、患者さんのご協力が不可欠となりますので、その際はよろしくお願いいたします。

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

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