ぎっくり腰が1ヶ月以上治らないのはなぜ?慢性腰痛に移行させない3つのポイント

 こんにちは。兵庫県たつの市フジイ整骨院院長の藤井です。

 

【この記事の結論】

ぎっくり腰はほとんどが1ヶ月以内に回復しますが、以下3つの理由で慢性腰痛に移行することがあります。
・筋肉の緊張が取れていない
・痛みへの恐怖から動きを止めている
・歪んだ姿勢が定着してしまっている
日常生活をできるだけ通常通り続けることが、最も早い回復につながります。

 

質問をいただきました。

「2週間前にぎっくり腰をしてしまいました。1週間程度で治りかけたのですが寝方が悪かったのかまた悪化してずっと痛いんです。このままずっと続くんでしょうか?」

こういう質問って結構当院に来られる患者様の中でも多いんです。

結論から言いますと、ぎっくり腰はそのほとんどが1ヶ月以内に良くなるものです。

1ヶ月以上続くぎっくり腰は慢性腰痛に変わっていますので、初めの痛めた原因からは変わっているでしょう。

 

ぎっくり腰を起こした後にそのまま慢性腰痛に変わってしまう理由にはこちらの3つが考えられます。

1、緊張が取れていない

2、動くのが怖くて運動や活動を止めている

3、姿勢が歪んでいる

順に追って説明しますね。

 

これを読んでいただくと、ぎっくり腰をしてからずっと腰が痛いのはなぜなのか、

家族がぎっくり腰になった時に注意すべきことがお伝えできるかと思いますので、ぜひ最後までお読みいただいて良い生活を送っていただきたいと思います。

 

まずぎっくり腰について少しお話をします。

そんな知ってるわ!とおっしゃる方もいるかもしれませんがまずはぎっくり腰の定義です。

 

先日「なんか腰が抜けたようになって動けなくなって」という方に

「それってぎっくり腰かもね」と伝えると

「私ぎっくり腰になったことないからわからへんわ」と言う会話になったので

簡単にぎっくり腰の定義についてお話しいたしますね。

 

富山大学准教授川口 善治 さんによると

突然発症して腰に激しい痛みを起こす「ぎっくり腰」は医学的には「急性腰痛」といいます。

ぎっくり腰は1か月未満で自然に治ることがほとんどですが、場合によっては、1~3か月かかる場合もあります。ぎっくり腰の原因として、筋肉や骨、背骨の周りの軟骨、椎間板のトラブルなどが考えられますが、画像検査を行っても映し出すことができないため、ほとんどの場合、原因がわかりません。

とのことです。

 

つまり原因不明の急な腰痛は全部ぎっくり腰というんです。

実は定義なんてないってことですよね。

 

ヵ月たっても治らない腰痛の原因3つ

 

1、筋肉の緊張が取れていない

 

一度起こった腰痛がなかなか取れない理由として最も多いのが筋肉の緊張が残っていることです。

日頃のストレスや食生活など生活習慣の乱れで体の血の巡りが悪くなると筋肉の緊張がなかなか緩和せず、固まったままになることがあります。

 

また、冬の寒い時期になると自然と体を縮めて固めてしまうことが多いために、筋肉の緊張はより緩みにくくなるのです。

それが冬の初めにぎっくり腰が多い理由の1つなんですよね。

 

2、動くのが怖くて運動や活動を止めている

 

ぎっくり腰に1度なってしまうと動くことの恐怖感が頭に残ってしまい、なかなかいつも通りに動くには時間がかかる方が多いです。

 

実際には痛みがほとんどなくなっているにもかかわらず、動いたらまた再発するんじゃないか、あの痛みを思い出したら大きな動きはしたくないと考えてしまう方は結構多いです。

 

ぎっくり腰の改善にはいつも通りの日常生活で体を動かしていくことが一番治りが早いことが論文でも発表されています。

急性腰痛患者186名を対象に2日間の安静臥床群、ストレッチ群、日常生活群に割り付けたRCT(ランダム化比較試験)によると、ストレッチ群は安静臥床群より欠勤日数が少ないものの日常生活群には及ばないことが判明。急性腰痛の特効薬は日常生活の維持。

論文:The treatment of acute low back pain–bed rest, exercises, or ordinary activity?

Malmivaara A Häkkinen U Aro T Heinrichs ML, Koskenniemi L, Kuosma E, Lappi S, Paloheimo R, Vaaranen V, et al.

大きな痛みがなくなったら少し我慢してでも動き出すことをお勧めいたします。

 

3、姿勢が歪んでいる

 

姿勢が歪んでいても腰の痛みはなかなか良くなりません。

ぎっくり腰を起こした方が多いのは体を歪めたままの状態で歩かれることです。

 

少し良くなってからでもその歪んだ状態が当たり前になっているので、姿勢は悪いまま定着してしまいます。

歪んだ背骨のままでは背骨を通る血管や神経の流れが良くならないので、筋肉は固まったまま神経も圧迫されてしまうことになります。

 

少しでも早く歪んだ姿勢を取り戻すことがぎっくり腰を長引かせないことへの一歩につながります。

 

 

ぎっくり腰から長期の慢性腰痛にならないためにやるべきこととは

 

これまで述べてきたことをまとめると、ぎっくり腰になってからも

 

①筋肉の緊張を固めすぎないように

②日常生活をできるだけいつも通り動きを続けていき、

③定期的に正しい姿勢に戻しておく

 

ことが大事になります。

そうはいってもぎっくり腰のあの動けない状態では何にも動けないよ❗️

そうおっしゃる方も多いでしょう。

 

 

それでは当院がお勧めするぎっくり腰になったときにまず最初にやるべき立方をお伝えしましょう。

1、椅子に浅く腰掛ける

2、膝に両手を置き立ち上がるときに膝をまず伸ばしきる

3、伸ばしきった膝はそのままでゆっくり体を伸ばしていく

1回目でつらくても3回から5回やるとだんだん慣れてきて体が伸びてくるようになります。

つよい腰痛の方には必ずお勧めしているやり方ですのでぜひやってみてくださいね。

 

 

よくある質問(Q&A)

 

Q1. ぎっくり腰はどのくらいで治りますか?

A. ほとんどの場合、1ヶ月以内に自然に回復します。ただし姿勢の歪みや筋肉の緊張が残っている場合、1〜3ヶ月かかることもあります。1ヶ月を超えて痛みが続く場合は、慢性腰痛に移行している可能性があります。

 

Q2. ぎっくり腰になったら安静にしていた方がいいですか?

A. 強い痛みがある急性期は無理な動作を避けるべきですが、ある程度痛みが落ち着いたら、できるだけ日常生活通りに動くことが回復を早めます。論文(Malmivaara他)でも、安静よりも日常生活を維持した群の方が回復が早いことが示されています。

 

Q3. ぎっくり腰が繰り返されるのはなぜですか?

A. 一度ぎっくり腰を起こした後、歪んだ姿勢が定着してしまうことが主な原因です。背骨の歪みが残ると血管・神経の流れが妨げられ、筋肉が固まりやすい状態が続くため、再発しやすくなります。

 

Q4. ぎっくり腰になったとき、自分でできることはありますか?

A. 椅子に浅く腰掛け、膝に両手を置いてからゆっくり立ち上がる動作を3〜5回繰り返すことが有効です。無理のない範囲で体を動かし続けることが、回復を早める最善策です。

 

Q5. 整骨院に行くべきタイミングはいつですか?

A. セルフケアを続けても1週間以上改善が見られない場合、または痛みへの恐怖感が強くて日常生活が送れない場合は、専門家への相談をおすすめします。姿勢の歪みは自己判断では気づきにくいため、早めの受診が慢性化を防ぎます。

 

まとめ

 

ぎっくり腰から1ヵ月以上続くのは理由は三つ

1筋肉が緊張したままである

2動くのが怖くてじっとしていることが多い

3歪んだ姿勢のままでいる

 

そのことに注意をして日常生活はいつも通り送ること、そして立ち上がるときにしっかりし一度姿勢を作ること。

このことだけでも実践していただくとぎっくり腰になっても早い改善が見られますよ。

 

どうしても長引く腰痛が耐えられない場合は治療院などで治療を受けることをお勧めいたします。

 

たつの市周辺にお住まいの方は当院でもすぐご対応させていただきますのでお困りの方はご連絡ください。

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

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