目次
はじめに
こんにちは。たつの市フジイ整骨院 院長の藤井です。
最近、「片足で立って靴下が履けなくなった」「バランスが悪くてすぐふらつく」という声を多く聞くようになりました。
特に50代以降の方から、「もう歳だから仕方ない」と諦めるように言われることがあります。
しかし実際には、年齢よりも体のゆがみが原因であることが多いのです。
足首・膝・骨盤・背骨といった体の「軸」がずれてしまうと、体の重心がうまく保てず、片足で支えるときにバランスを崩してしまいます。
この状態を放っておくと、転倒やねんざ、膝痛・腰痛などのリスクが高まります。
つまり、「片足で立てない」というサインは、ケガの“予告”でもあるのです。
では、なぜ体はゆがむのか? それを理解することで、日常の中でバランスを取り戻すヒントが見えてきます。
体のゆがみとバランスの関係:足首・骨盤・背骨が崩れるとどうなるのか
人間の体は、建物でいえば「土台の上に柱が立っている」ような構造をしています。
その土台が“足”であり、柱が“背骨”です。どちらか一方が傾くと、もう一方もバランスを取ろうとしてねじれたり曲がったりします。
たとえば、右足の着地の癖が強い人は、右の足首が硬くなり、膝が外向きにねじれます。すると骨盤が少し右に傾き、背骨が左にカーブします。
このわずかな傾きが、毎日の動作で繰り返されるうちに全身のバランスを崩していくのです。
体のゆがみが進むと、片足に体重をかけたときの支え方にも差が出ます。
・右足ではしっかり立てるが、左足ではぐらつく
・靴底の減り方が左右で違う
・片足立ちで腰や背中が突っ張る
こうした小さな変化を見逃すと、歩く・走る・階段を上がるといった動作の中で“偏った負担”が積み重なり、痛みやケガへとつながります。
つまり、体のゆがみは見た目の問題だけでなく、「動きのクセ」そのものを変えてしまう厄介な存在なのです。
自宅でできる「片足立ちテスト」:あなたの体のバランスをセルフチェック
フジイ整骨院でも行っている簡単なバランスチェックを紹介します。
自宅で1分もあればできます。必要なのは「壁」か「イス」だけです。
壁の横に立ち、手を軽く触れられる距離にします。
両足をそろえて姿勢を正し、片足を5センチほど上げます。
目を開けたまま、できるだけ動かず10秒キープします。
さて、どうでしたか?
10秒立てなかった、または左右で差がある方は、すでに体のバランスが崩れている可能性があります。
さらに、次のチェックも試してみましょう。
・足の裏が床にベタッとつかない(特にかかとや親指の付け根)
・立つときに膝が内側や外側に向いてしまう
・肩の高さが左右で違う
これらは「体がどちらかに傾いている」「筋肉の使い方がアンバランス」というサインです。
バランスが崩れた状態で歩いたり走ったりすると、どちらか一方の膝や腰に過剰なストレスがかかり、疲労骨折・ねんざ・肉離れなどのケガを起こしやすくなります。
ケガを防ぐための体の整え方:足・骨盤・姿勢を整える実践ポイント
体のゆがみを整えるには、まず「どこがズレているのか」を知ることが大切です。
多くの場合、原因は“足元”から始まっています。
たとえば、足首が硬いと地面からの衝撃を吸収できず、膝や腰が代わりに負担を受けます。
また、片足重心のクセがあると骨盤がねじれ、左右の筋肉の張り方が違ってきます。
フジイ整骨院で行う主なアプローチ
・足首や股関節の可動性チェック
・骨盤の傾きやねじれの評価
・左右差を整えるストレッチ・関節調整
施術だけでなく、日常で意識できるポイントも重要です。
椅子に座るときは両足をそろえて座る
→ 片足を組むクセが骨盤のゆがみを進めます。
立つときは「かかと・親指・小指の3点」に体重を分散
→ 足裏全体でバランスを取る感覚が安定します。
歩くときはお尻の筋肉(中臀筋)を意識する
→ 骨盤を支える力が上がり、転倒予防にも効果的です。
こうした習慣を積み重ねることで、体の軸が整い、片足立ちも安定してきます。
まとめ
片足で立てない、ふらつく、歩くと疲れる。これらは単なる「筋力の低下」ではなく、体のゆがみが原因であることが多いです。
バランスを保てない状態で生活を続けると、関節や筋肉に小さな負担が積み重なり、思わぬケガにつながります。
逆に、体のゆがみを整えることで、ケガを防ぎ、疲れにくい体を取り戻すことができます。
フジイ整骨院では、姿勢・骨盤・足元のバランスを総合的に評価し、あなたの体に合った施術とセルフケアをお伝えしています。
「最近バランスが悪い」「転びやすくなった」と感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。
正しい体の軸を取り戻すことが、これからの健康を支える第一歩です。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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