【「歩くと足のつけ根が痛い」そんなあなたへ。原因は“意外な場所”かもしれません】

はじめに

 

 

こんにちは。フジイ整骨院 院長の藤井です。

 

「座っているときは平気なんだけど、立ち上がると足のつけ根が伸びにくい…」「しばらく歩いていると、だんだん股関節の前側が痛くなってくる…」

 

「寝返りをうったときに違和感で目が覚めることもある…」

最近、このような股関節の前側(足のつけ根)に違和感や痛みを感じている方が増えています。

 

特に40代以降の女性に多く、日によって波があったり、「原因がよくわからないまま我慢している」という方が少なくありません。

 

この症状、実は股関節だけが悪いわけではないケースも多いんです。

 

今回はそんなお悩みを持つ方に向けて、「どうして股関節の前側が痛くなるのか?」「実は他の場所に原因があったケース」「自分でできるチェック法」などをご紹介します。

 

読み終えたときに、“私にも当てはまるかも”というヒントやきっかけを持っていただけたらうれしいです。

 

 

 

 

歩くと股関節が痛いあなたへ|原因は“股関節以外”にあるかもしれません

 

歩くと足のつけ根が痛いのは“姿勢のせい”だけ?実は見落とされがちな原因があります。

 

股関節の痛みや違和感が出ると、多くの方がまず思い浮かべるのは、

 

「姿勢が悪いからかも」「筋肉が硬くなっているから?」「血流が悪くなっているせい?」といった理由かもしれません。

 

たしかにそれらも関係しているのですが、実はそれだけでは改善しない方が多いんです。

 

当院に来られた40代の女性も、事務作業で座っている時間が長く、パソコンに向かっている時間も多い方でした。

でも、不思議なことに、座っているときには特に痛みを感じないんです。

 

違和感が出るのは、立ち上がるときや歩き始めたとき、そして寝ているときに体勢を変えた瞬間。

 

このように、「特定の動きのときだけ痛みが出る」場合、痛みの原因が“股関節そのもの以外の場所”にあることが少なくありません。

 

特に見落とされやすいのが、「足首」や「骨盤の動きのクセ」。

股関節は、体の中心にある関節なので、足元や骨盤とのつながりがとても大切なんです。

 

 

 

【40代女性に多い】股関節の前がつっぱる原因は“日常動作のクセ”かもしれません

 

 

痛みのある場所ばかりに目が行きがちですが、本当の原因は、もっと別の場所に潜んでいることが少なくありません。

 

ある40代の女性の方も、こんな風にお話しされていました。

 

「デスクワークで一日中座ってるけど、そのときは全然平気なんです。でも、立ち上がると股関節の前がつっぱるような感じがして…」

 

「歩きはじめは大丈夫でも、10分くらい歩くとだんだん痛くなってくるんですよね…」

 

「夜、上向きで寝てると違和感が気になって、途中で目が覚めることもあるんです」

 

この方の体を診させてもらうと、右足首の動きが左と比べて明らかにかたくなっていました。

 

足首がしっかり動かないと、体はバランスをとるために股関節や骨盤に負担をかけて動こうとします。

 

さらに仰向けで寝た状態で股関節を曲げてみると、骨盤ごと一緒に持ち上がってくる状態に。

 

それはまるで、体が「本当はスムーズに動きたいのに、どこかで無理をして頑張っている」ように見えました。

 

痛みって、ある日突然ズキッと来るものもありますが、この方のように「ずっと前からじわじわ…でもどこかで限界がきている」タイプの症状も多いんです。

日常の中で、つい我慢してしまったり、「こんなもんかな」と流してしまいそうな感覚。

 

それでも体はちゃんと、サインを出してくれているんですよね。

 

こういう症状の背景には、“その人の毎日の動き方のクセ”や“体の声の伝え方”が現れていると私は感じています。

 

 

 

歩くと痛い足のつけ根…つらい症状を軽くするために知ってほしいこと

 

 

当院ではこんな視点で体をチェックしています。

 

股関節の痛みや違和感があると、多くの方が「股関節のストレッチをしよう」「筋トレで支える筋肉をつけよう」と考えるかもしれません。

 

もちろん、それも間違いではありません。

 

でも、もしそれでなかなか変わらないのだとしたら——

 

「痛みのある場所だけを見ているだけでは足りないのかもしれない」と考えてみる必要があります。

 

当院では、まず一人ひとりの体の“使い方のクセ”や“バランスの崩れ方”に注目します。

 

たとえば、こんなことを見ていきます。

 

🔍 チェックしているポイントの一例

 

• 足首の左右の動きに差があるか

 

• 片側の骨盤が高くなっていないか

 

• 股関節を曲げるときに、骨盤ごと一緒に動いてしまっていないか

 

• 上向きに寝たときに、背中や腰がどこか浮いていないか

 

• 立ったときに、左右の足の裏のどちらかに重心が偏っていないか

こういった細かな違いやバランスの崩れが、少しずつ股関節の前側に負担をかけ、今の違和感や痛みにつながっている場合があるんです。

 

そして何より大切なのは、「なぜあなたの体はこのような動き方になってしまったのか」を一緒にひもといていくことだと考えています。

 

当院では、痛みのある場所だけに注目するのではなく、「その人の生活や動きの中に隠れている、痛みの原因そのもの」を一緒に見つけていきます。

 

 

 

【股関節の違和感】自宅で簡単にできる!足首・骨盤・姿勢のチェック方法まとめ

 

 

「じゃあ、私の体にもそんなクセやズレがあるのかな…?」そう思った方のために、自宅でできる簡単なセルフチェック方法をご紹介します。

 

ほんの数分でできるものばかりなので、気軽に試してみてくださいね。

 

 

✅ 足首のチェック

 

正座をして、左右の足首の曲がり方を比べてみましょう。

 

• どちらかの足首が立っている

• 片側だけ深く曲がりにくい

• 床に当たる感覚が左右で違う

 

このような違いがある場合、足首の動きの差が股関節の負担につながっている可能性があります。

 

✅ 股関節と骨盤の動きチェック

 

上向きに寝て、両ひざを立ててから左右に倒してみてください。

 

• 片方だけ倒しにくい

• 腰まで一緒にゴロンと動いてしまう

• 倒したときに股関節の前に違和感が出る

 

こうした感覚がある場合、股関節の動きがスムーズでない、もしくは骨盤が一緒に動いてしまっている可能性があります。

 

 

✅ 立ち姿チェック(壁立ち)

 

壁に背中をつけて立ってみましょう。

 

かかと・お尻・背中・後頭部が壁につく状態で、

 

• 股関節の前に違和感やつっぱり感が出る

• 自然に立っているつもりでも、壁に体が当たりにくい

 

こういった場合、重心が前に偏っていたり、姿勢を保つ筋肉がうまく働いていないことが考えられます。

 

チェックをしてみて「当てはまるかも」と感じたら、それは体が出してくれている小さなサインかもしれません。

 

ストレッチや体操だけでは届かない場所に、あなたの痛みの原因が隠れている可能性もあります。

 

「どこに行ってもはっきりしなかった」「これくらいなら大丈夫と思っていた」

 

そんな方こそ、一度体を丁寧に見直してみることをおすすめします。

 

 

まとめ

 

 

今回は股関節の前側に立ち上がりの時だけ痛みを感じる方への違った原因と簡単チェック法についてお話ししました。

 

 

座っているときは平気なのに、立ち上がると伸びにくい

 

• 歩き始めは大丈夫でも、だんだん痛くなってくる

 

• 夜、仰向けで寝ていて違和感で目が覚めてしまう

 

こうした症状は、股関節そのものだけでなく、足首や骨盤、体の使い方のクセなど、「痛む場所以外のバランスの乱れ」が関係していることがとても多いです。

 

だからこそ、ただストレッチをがんばったり、姿勢を正すだけではなかなか良くならない場合もあります。

 

 

体は、毎日の生活の中で少しずつクセをつけながらがんばっています。

 

そのがんばりが限界に近づいたときに、痛みというサインを出してくれているのかもしれません。

 

 

この記事を読んで、「私にも当てはまるかも」「足首や骨盤なんて考えたことなかったな」

 

そんな気づきが一つでもあったなら、それがきっかけになるはずです。

 

 

あなたの体の声、見逃さずにそっと耳を傾けてみてください。

 

もし不安なことがあれば、いつでもご相談くださいね。

 

一緒に、根本からやさしく体を整えていきましょう。

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

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