【日傘の重さから生じる手首の痛みを軽減する持ち方の工夫】

はじめに

 

 

みなさん、こんにちは。

 

たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。

 

 

 

暑い夏の日差しから肌を守るために欠かせない日傘。

 

最近では、紫外線対策の意識の高まりから、年齢性別を問わず多くの方が日傘を使用されるようになりました。

 

しかし、「長時間日傘を持っていると手首が痛くなる」「大きめの日傘だと重さで腕が疲れる」というお悩みをお持ちの方も少なくありません。

 

 

 

 

特に、通勤や買い物、子どもの送り迎えなど、日常生活で長時間にわたって日傘を使用する機会が多い方にとって、手首への負担は無視できない問題です。

 

手首の痛みやだるさは、その後の家事や仕事にも影響を及ぼすことがあり、生活の質を低下させる要因となることもあります。

 

 

 

実は、日傘による手首の痛みは、持ち方や姿勢の小さな工夫で大きく軽減することができます。

 

正しい持ち方を知らないまま無意識に使い続けることで、知らず知らずのうちに手首に負担をかけてしまっているケースが多いのです。

 

 

 

このブログでは、日傘を長時間使用する際に手首にかかる負担のメカニズムを解説し、痛みを引き起こしやすい持ち方の特徴、

 

そして負担を軽減するための効果的な持ち方のポイントについてご紹介します。

 

少しの意識と工夫で、手首の痛みなく快適に日傘を使用することができるようになります。

 

これからの暑い季節を前に、正しい日傘の使い方を身につけて、手首の負担を軽減していきましょう。

 

 

 

 

 

 

長時間の日傘使用で手首にかかる負担とは

 

 

日傘はそれ自体の重さに加え、風の抵抗や長時間の使用により、予想以上に手首に負担をかけています。

 

この負担のメカニズムを理解することで、より効果的な対策を講じることができます。

 

では、具体的にどのような負担が手首にかかっているのか、詳しく見ていきましょう。

 

 

 

まず、日傘の重量による影響が最も大きな要因です。

 

一般的な日傘の重さは、折りたたみタイプで約200g〜300g、長傘タイプで約350g〜500gほどです。

 

一見軽そうに感じるこの重さも、腕を伸ばした状態で長時間支え続けると、手首にかかるトルク(回転力)は想像以上に大きくなります。

 

特に、UVカット率が高く遮熱効果に優れた日傘は、その機能性のために生地が厚く、重量が増す傾向があります。

 

 

 

 

 

次に、風による負荷も無視できません。

 

風が吹くと日傘は風の抵抗を受け、その力が直接手首に伝わります。

 

特に強風時には、日傘を安定させようとして無意識に手首に余計な力が入り、それが負担となります。

 

実際、風の強い日に日傘を使用した後に手首の痛みを感じる方は多いのです。

 

 

 

 

また、長時間同じ姿勢で日傘を持ち続けることによる筋肉の疲労も重要な要因です。

 

手首を一定の角度で固定し続けると、前腕の筋肉(特に手首を伸ばす筋肉と曲げる筋肉)に持続的な負担がかかります。

 

これにより、筋肉が緊張状態を続け、痛みや不快感として現れます。

 

 

 

 

さらに、日傘の持ち方による手首の角度も大きく影響します。

 

手首を極端に曲げた状態や、横に捻じった状態で日傘を持つと、手指を動かす筋肉が通るトンネルである手根管内の神経や腱に圧力がかかり、

 

手首のトンネル症候群のような症状を引き起こす可能性があります。

 

このような症状になると、手首の痛みやしびれが出るようになります。

 

 

加えて、日傘を持つ腕の肩や首の姿勢も関係します。

 

例えば、肩が前に巻き込んだ姿勢や、首が前に出た姿勢で日傘を持つと、腕全体の筋肉バランスが崩れ、結果として手首への負担が増加することがあります。

 

 

 

手首の痛みをおこさないための持ち方とは

 

お伝えしたように日傘を持つ手首の角度によって、手首や肘の痛みに大きく影響を与えることがあります。

 

日傘を持つ際に手首を痛めないための持ち方についてお伝えしましょう。

 

 

 

まずは脇をしっかりしめましょう。

 

脇をしめることで体を使って日傘を持つことができます。

 

 

手首の角度は中間位。

 

中間位とは、子供の頃体育の時間にやっていた「小さく前にならえ」の角度です。

 

 

 

親指側の手首が痛い場合は、手首の角度が上を向いています。

 

逆に小指側の手首が痛い場合は、手首は下に向いています。

 

痛みや疲れが出やすい場所をみて自分の手がどちら側に傾いているかを確認してみてくださいね。

 

 

 

 

その場でできる!日傘を持って痛めた手首の痛みをやわらげる対処法とは?

 

 

手の指を伸ばしましょう。

 

手の指をパー✋の状態にして、指を一本ずつ反対の手で持ってゆっくり手の甲側に伸ばします。

 

 

 

 

 

 

5秒ずつ全部の指を行います。

 

 

 

次に全力でパーをしてから、一気に力を抜いてだらんとします。

 

 

 

 

 

これを3回繰り返します。

 

終える頃には手の指に血が巡る感じがしてくることでしょう。

 

疲れた時にやってみるといいですよ。2、3分でできることなのでやってみてください。

 

 

 

 

まとめ

 

 

日傘の重さから生じる手首の痛みについて、いかがでしたでしょうか。

 

適切な持ち方と姿勢を意識することで、手首への負担は大きく軽減することができます。

 

 

 

このブログでご紹介した内容をまとめると、手首の痛みを予防するためのポイントは以下の通りです。

 

まず、日傘を持つ際は全ての指でバランスよく柄を包み込むように持ちましょう。

 

次に、手首は自然な角度を維持し、極端に曲げないことが重要です。

 

また、肘を適度に曲げて体から離れすぎない位置で日傘を持つことで、手首への負担を分散させることができます。

 

そして、必要以上に強く握らないことも忘れないでください。

 

 

 

これらの持ち方の工夫に加えて、日傘選びも重要です。軽量タイプの日傘を選ぶことや、

 

持ち手の形状が人間工学に基づいてデザインされた日傘を使用することも、手首への負担軽減に効果的です。

 

 

 

ただし、これらの工夫を実践しても手首の痛みが継続する場合や、痛みが強く日常生活に支障をきたすような場合は、

 

単なる使用方法の問題ではなく、何らかの炎症や障害が生じている可能性があります。

 

そのような場合は、どうかお早めに当院の治療のご予約をお取りください。

 

早期の適切な処置により、症状の悪化を防ぎ、より速やかな回復を目指すことができます。

 

 

 

 

手首の健康は、日常生活のあらゆる動作に影響します。

 

小さな工夫と適切なケアで、痛みのない快適な夏を過ごしていただければ幸いです。

 

手首の痛みでお悩みの方は、専門的な治療を受けることをお勧めします。

 

 

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

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