(歩くたびに股関節と腰が痛くなっていませんか?歩き方のクセと体のゆがみの関係|50代・60代に増える「歩くたびにつらい腰」の正体)

📋 この記事のまとめ

「股関節だけ痛かったのに、最近は腰まで痛い」という方は50代・60代に多く見られます。

股関節が硬くなると腰がその動きを代わりに担うようになり、歩くたびに腰へ負担が集まりやすくなります。

痛い場所だけでなく体全体のバランスを確認することが改善の糸口になります。

  • 股関節が硬くなると、腰がその動きを肩代わりして腰痛が起きやすくなる
  • 長年の歩き方のクセや過去のケガが50代以降に症状として出てくることがある
  • 片側へ体重が偏る歩き方は骨盤・背中の左右差につながりやすい
  • 腰だけでなく股関節・骨盤・足首まで含めて体全体を確認することが大切
  • 「歩くのが楽になった」と感じるには、体全体のバランスを整えることが近道

 

50代・60代では、筋力低下や運動不足、長年の歩き方のクセが重なりやすいため、股関節と腰を一緒に確認していくことが大切です。

 


 

 

はじめに|「股関節が痛いと思っていたら腰まで痛くなってきた」という方へ

 

 

 

こんにちは。たつの市のフジイ整骨院、院長の藤井です。

 

整骨院でご相談を受けていると、「最初は股関節だけだったのに、最近は腰まで痛くなってきた」という方は非常に多くおられます。

 

特に50代・60代になると、歩く動作の中で少しずつ違和感を感じ始める方が増えてきます。

 

買い物へ行ったあとに腰が重だるくなる。長く歩くと股関節の奥が痛くなる。立ち上がる時に腰が伸びにくい。階段を降りる時に脚へ力が入りにくい。

 

最初は「疲れているだけかな」と思っていても、少しずつ頻度が増え、「最近歩くのがしんどい」と感じ始める方も少なくありません。

 

多くの方は、「軟骨が減っているのかな」「年齢だから仕方ないのかな」と考えます。

もちろん年齢による変化はあります。ただ実際には、“股関節だけ”で問題が起きているとは限らないのです。

 

股関節は、歩く・立つ・しゃがむといった日常動作の中心になる関節です。本来ここがスムーズに動くことで、腰や膝への負担を分散しています。

 

しかし股関節が硬くなると、その動きを腰が代わりに頑張るようになります。

 

すると最初は「股関節だけ痛い」状態だったものが、少しずつ腰へ負担が広がり、「腰も股関節もつらい」という状態へ変わっていくことがあります。

 

特に最近は、車移動の増加や運動不足、長時間の座り姿勢などによって、股関節の動きが小さくなっている方が非常に増えています。

 

しかも怖いのは、ご本人がその硬さに気づいていないケースが多いことです。

 

「昔からこう歩いているから普通だと思っていた」「片足へ体重を乗せる方が楽だった」「ガニ股気味だけど気にしていなかった」

 

こうした小さなクセの積み重ねが、50代・60代になって腰痛として表に出てくることは珍しくありません。

 

 

 

事例紹介|60代女性Kさん 歩くたびに股関節と腰がつらくなったケース

 

 

 

今回のケースは60代前半の女性、Kさんです。

 

ご主人と二人暮らしで、普段は家事や買い物が中心の生活をされていました。

 

以前から右の股関節に違和感はあったそうですが、「年齢的なものだろう」と思い、そのまま過ごしていたとのことでした。

 

ただ、数ヶ月前から長く歩いたあとに腰まで重だるくなるようになり、最近ではスーパーでの買い物中にも途中で休みたくなることが増えてきたそうです。

さらに朝起きた時には、腰が固まったように感じる日もあり、「このまま歩けなくなったらどうしよう」と不安になって来院されました。

 

 

詳しく話をお聞きすると、Kさんは以前から右脚へ体重を乗せるクセがありました。

 

また若い頃に左足首を捻挫した経験があり、それ以来、無意識に右側へ頼る歩き方になっていたそうです。

 

実際に体を確認すると、右股関節の動きがかなり小さくなっていました。

 

特に後ろへ脚を引く動きが硬くなっており、その分、腰を反らせるような歩き方になっていました。

 

 

さらに興味深かったのは、「腰よりも股関節の方が動いていなかった」ことです。

 

本来、歩く時には股関節が大きく動き、その動きによって腰への負担を分散しています。

 

しかし股関節が硬くなると、その役割を腰が代わりに行うようになります。

 

すると歩くたびに腰周囲の筋肉が頑張り続ける状態になり、結果として腰痛を繰り返しやすくなるのです。

 

 

Kさんも「腰ばかり気にしていたけど、股関節がこんなに動いていなかったとは思わなかった」と驚かれていました。

 

私はこれまで多くの方を見てきましたが、この年代では過去のケガや長年の歩き方のクセが積み重なり、50代後半から急に症状として出てくるケースが非常に多いと感じています。

 

でもそれはこれから対処をして体の軸が動きやすい状態、つまり木の枝の部分ではなく幹の部分にしっかり栄養を行き届くようにすることで、改善していきますので安心してください。

 

 

股関節の硬さとなぜ腰痛がつながるのか|歩き方のクセと体の連動

 

 

 

股関節は、骨盤と脚をつなぐ大きな関節です。

 

 

ここがしっかり動くことで、歩く・しゃがむ・立ち上がるといった動作がスムーズに行えます。

 

しかし股関節が硬くなると、体は別の場所でその動きを補おうとします。

 

その代表が「腰」です。

 

例えば、本来なら股関節が吸収するはずの衝撃を、腰が代わりに受けるようになることがあります。

 

その結果、歩き始めに腰が伸びにくく感じたり、長時間歩いたあとに腰が重くなったりします。

 

 

また、片側の股関節だけ硬い場合には、無意識に反対側へ体重を逃がすようになります。

 

すると骨盤や背中の動きにも左右差が出てきます。

 

その状態が長く続くことで、腰の筋肉が常にバランスを取ろうとして働き続けることになります。

 

 

特に50代・60代になると、筋力低下や運動不足、長年の姿勢のクセなどが重なりやすくなります。

 

若い頃には問題にならなかった歩き方でも、年齢とともに体がかばい始め、ある日をきっかけに腰痛や股関節痛として表に出てくることがあります。

 

 

最近は車移動が増え、歩く時間そのものが減っています。

 

歩かないことで股関節はさらに硬くなりますし、硬くなることで今度は歩くのがしんどくなる。

 

この悪循環に入ってしまう方も少なくありません。

 

 

特に、朝の歩き始めに腰が伸びにくい方や、長く歩くと片側ばかり疲れる方、階段の上り下りが不安になってきた方は、股関節と腰の連動がうまくいっていない可能性があります。

 

 

 

フジイ整骨院で行った見立てと施術|なぜ体全体を確認するのか

 

 

 

Kさんの場合も、「腰痛」という結果だけを見るのではなく、“なぜ腰へ負担が集中したのか”を確認することが重要だと私は考えました。

 

そのため当院では、股関節の動きだけでなく、骨盤の傾き、歩き方の左右差、足首の硬さ、背中の動きまで含めて確認していきました。

 

体は一部分だけで動いているわけではありません。

 

股関節が硬ければ腰が頑張りますし、足首が動かなければ膝や腰へ負担が広がります。

 

つまり、「腰が痛い=腰だけが悪い」とは限らないのです。

 

 

当院では、痛い場所だけを強く押したり揉んだりするのではなく、まず「どこが原因で負担が偏っているのか」を確認します。

 

Kさんには、まず股関節と骨盤周囲の動きを整え、腰だけへ負担が集中しない状態を作っていきました。

 

さらに背中の動きを改善し、歩く時に体全体が連動しやすい状態を目指しました。

 

 

施術後、Kさんは「立った時に片足へ乗りやすい」「歩く時に腰が軽い感じがする」と話されていました。

 

体が痛いとき、どうしても「痛い場所だけをなんとかしたい」と思うのは自然なことです。

 

ただ、腰の痛みが長く続いている方の多くは、腰以外のどこかに負担の原因がある場合があります。

 

だからこそ、股関節・骨盤・背中まで含めて体全体を確認することを、私は大切にしています。

 

 

 

まとめ|股関節痛と腰痛を繰り返さないために大切な考え方

 

 

 

股関節痛がある方ほど、歩き方のクセや体のゆがみによって腰痛を繰り返しているケースは少なくありません。

 

 

特に50代・60代では、長年の生活習慣や過去のケガ、運動不足などが積み重なりやすくなります。

 

そのため、痛みが出ている場所だけにアプローチするのではなく、なぜその場所に負担が集まっているのかを確認することが、改善の糸口になることがあります。

 

 

もし最近、「歩くと腰がつらい」「股関節が硬く感じる」「階段が不安」「長く歩けない」「立ち上がる時に腰が伸びにくい」

 

こうした状態が続いている場合は、腰だけでなく、股関節や歩き方まで含めて確認してみることをおすすめします。

 

体全体のバランスが変わることで、「歩くのが楽になった」と感じる方も少なくありません。

 

無理を我慢し続ける前に、今の体の状態を見直していきましょう。

よくある質問

Q1. 股関節が痛いのに、なぜ腰まで痛くなるのですか?

股関節が硬くなると、本来そこで吸収するはずだった衝撃や動きを腰が代わりに受け持つようになります。歩くたびに腰周囲の筋肉が余分に働き続けることで、腰痛として現れてくることがあります。「股関節の問題が腰に出る」というのはよくあるパターンのひとつです。

Q2. 以前に足首を捻挫したことが関係することはありますか?

はい、関係することがあります。足首の動きが小さくなると、歩く時に膝・股関節・腰がその分だけ余計に動かなければならなくなります。昔のケガが積み重なって、数十年後に腰や股関節の痛みとして現れることは珍しくありません。

Q3. 50代・60代でも股関節の硬さは改善できますか?

年齢による変化はありますが、股関節の動きが小さくなっている原因が筋肉の硬さや姿勢のクセにある場合は、適切なアプローチで動きが戻りやすくなることがあります。「年齢だから仕方ない」と諦める前に、一度状態を確認してみることをおすすめします。

Q4. 整骨院と整形外科、どちらに行けばよいですか?

股関節に強い痛みがあり、骨や軟骨の状態が心配な場合はまず整形外科でレントゲン等の検査を受けることをおすすめします。「歩くと重だるい」「長く歩けない」「立ち上がる時に腰が伸びにくい」といった筋肉・姿勢・動き由来の症状は、整骨院でも対応しています。

Q5. たつの市・姫路市・相生市周辺から通えますか?

はい、フジイ整骨院はたつの市・姫路市・相生市周辺からご来院いただいています。完全予約制のため、お電話(0791-62-4339)またはインターネット・LINEからご予約のうえお越しください。

🖊️ この記事を書いた人

氏名:藤井 敦志(ふじい あつし)

資格:柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師

兵庫県たつの市でフジイ整骨院を開業して20年以上になります。骨・筋肉・関節の専門家である柔道整復師と、鍼灸師の国家資格を持ち、体の痛みや不調を幅広く診ています。自費専門・完全予約制のため、お一人おひとりの状態をじっくり確認しながら治療を行っています。

 

 

 

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