[頭が重い・だるい・ズキズキ…梅雨時期の頭痛を改善する方法とは?]

はじめに

 

 

みなさん、こんにちは。

 

たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。

 

 

 

梅雨の季節になると、当院には「天気が悪くなると頭が痛む」「雨の日は偏頭痛がひどくなる」といったご相談が多く寄せられます。

 

実際、梅雨時期は一年の中でも特に頭痛が起こりやすい時期として知られており、普段頭痛に悩まされない方でも症状が現れることがあります。

 

これは決して気のせいではなく、気象条件が人体に与える影響として医学的にも認められている現象です。

 

 

 

当院では20年以上にわたり、季節性の頭痛に悩む多くの患者さんを診てまいりました。

 

その経験から、適切な理解と対策により梅雨頭痛は十分に改善可能であると確信しております。

 

今回このブログでは、梅雨の頭痛が軽くなれる方法をお伝えしますので、最後までお読みいただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

梅雨時期に頭痛が増える3つの原因

 

 

①気圧変化による血管への影響

 

 

梅雨時期最大の特徴は、低気圧の継続と急激な気圧変動です。

 

気圧が低下すると、体内の血管が拡張し、特に脳血管の拡張が頭痛を引き起こします。

 

医学研究によると、気圧が1ヘクトパスカル低下するごとに頭痛発症リスクが約6%上昇するというデータがあります。

 

この現象は「気圧性頭痛」と呼ばれ、偏頭痛持ちの方に特に強く現れる傾向があります。

 

 

 

 

 

②高湿度による自律神経の乱れ

 

 

梅雨時期の湿度は70-90%に達することが多く、この高湿度環境が自律神経系に大きな負担をかけます。

 

自律神経は血管の収縮・拡張をコントロールしているため、そのバランスが崩れると頭痛が発生しやすくなります。

 

また、高湿度により体感温度が上昇し、睡眠の質が低下することも頭痛の間接的な原因となります。

 

 

 

 

③アレルギー反応による炎症

 

 

梅雨時期の湿気は、室内のカビやダニの繁殖を促進します。

 

これらのアレルゲンが副鼻腔炎(蓄膿症)を引き起こし、前頭部や目の周りの頭痛につながることがあります。

 

特に、もともとアレルギー体質の方は、梅雨時期に症状が悪化しやすい傾向があります。

 

 

 

 

 

梅雨頭痛の症状別タイプと見分け方

 

 

緊張型頭痛

 

 

最も一般的な頭痛タイプで、梅雨時期の湿気により首肩の筋肉が硬直することで発症します。

 

 

症状の特徴

 

・頭全体を締め付けられるような鈍痛

 

・首や肩のこりを必ず伴う

 

・数時間から数日間継続する

 

・動いても痛みが悪化しない

 

 

 

 

 

偏頭痛(片頭痛)

 

 

気圧変化に最も敏感に反応する頭痛タイプです。

 

 

症状の特徴

 

・頭の片側にズキズキとした拍動性の痛み

 

・光や音に対する過敏症状

 

・吐き気や嘔吐を伴うことが多い

 

・4~72時間継続する

 

・動くと痛みが悪化する

 

 

 

 

 

副鼻腔性頭痛

 

 

アレルギーや感染により副鼻腔に炎症が起こることで発症します。

 

 

症状の特徴

 

・前額部や目の周り、頬骨付近の痛み

 

・鼻づまりや膿性鼻汁を伴う

 

・朝方に症状が強い

 

・前屈みになると痛みが増強する

 

 

 

 

 

 

自分がどのタイプの頭痛か知ることで、対策法など調べやすいですね。

 

 

 

 

今すぐできる!自宅での頭痛対策法

 

 

頭痛日記の記録

 

症状の傾向を把握するため、以下の項目を毎日記録しましょう

 

 

・頭痛の発生時刻と継続時間

 

・痛みの強度(1~10段階)

 

・痛みの性質(ズキズキ、重い、締め付けなど)

 

・天気・気圧・湿度

 

・睡眠時間と質

 

・食事内容

 

 

この記録により、自分の「頭痛パターン」に気づけるようになります。

 

頭痛が起きた日・時間・天気・食べたもの・体調・睡眠時間などを記録することで、

「あ、この前も同じタイミングで頭痛が出てたな」

「低気圧の日だけじゃなく、寝不足の翌日も頭が痛いかも」

というように、自分の頭痛の“引き金”が見えてくるようになります。

 

また頭痛日記をつけることで、

 

  • 「雨が降ると“また頭痛になるかも”と不安になる自分」
  • 「頭痛が起きた日は動けなくなるパターン」
  • 「ストレスのたまりやすい曜日」

 

など、無意識の思考グセや感情の動き、生活習慣のクセにも気づけるようになります。

 

この「気づき」が、実は症状の悪化を防ぐ第一歩になるんです。

 

例:「雨=頭痛」と思い込んでいたけど、実は前日は寝不足だった → 不安を手放せる!

 

 

 

首肩のストレッチとマッサージ

 

 

緊張型頭痛の予防・改善に効果的なストレッチを紹介します。

 

 

首の側屈ストレッチ

 

①右手で頭の左側を軽く押さえる

 

②頭を右側にゆっくり倒す

 

③30秒キープ後、反対側も同様に行う

 

 

 

 

 

肩甲骨回しエクササイズ

 

①両肩を大きく後ろに回す

 

②10回実施後、前回しも10回する

 

これを朝、昼、夕の3回実施する

室内環境の最適化

 

 

湿度管理

 

①理想的な湿度:50~60%

 

②除湿機を活用する

 

エアコンの除湿機能を使用するのでもよい

 

 

 

空気清浄

 

①定期的な換気を行う(1時間に5-10分)

 

②空気清浄機を使用する

 

③エアコンのフィルターを月に1回は清掃する

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

梅雨時期の頭痛は、気圧変化、高湿度、アレルゲンの増加など複合的な要因により発症します。

 

しかし、適切な理解と対策により、症状の大幅な改善が可能です。

 

 

 

 

まずは今回ご紹介した自宅でできる対策法を実践していただき、それでも症状が改善しない場合は、専門的な治療をお受けください。

 

フジイ整骨院では、梅雨の頭痛に悩む皆さまに対し、根本原因にアプローチする治療と、個別最適化された予防指導を提供しております。

 

「天気が悪くなると頭が痛む」「梅雨になると調子が悪い」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

先ほどお伝えした”頭痛日記”をつけておくと、病院や私たち治療家が治療方針を決めていく上で、大きな判断材料になります。

 

あなたの症状に合わせた最適な治療プランをご提案することができます。

 

 

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

お電話でのご予約

 

ご予約はお電話

までご連絡ください。

 

 

インターネットでのご予約

 

インターネットからのご予約を受け付けております。

 

 

LINEでの予約

 

LINEからのご予約も可能です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です