[胸痛の正体は?肋間神経痛の意外な原因と自宅でできるケア]

はじめに

 

 

みなさん、こんにちは。

 

たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。

 

 

 

寒くなると、胸の痛みを感じたことはありませんか?

 

その痛みの正体は、実は「肋間(ろっかん)神経痛」かもしれません。

 

 

 

肋間神経痛は、肋骨の間を走る神経が刺激されて起こる痛みのことです。

 

多くの人が経験しますが、その原因や対処法についてはあまり知られていません。

 

 

 

この記事では、肋間神経痛の意外な原因と、自宅でできる簡単なケア方法をご紹介します。

 

痛みに悩んでいる方はもちろん、予防したい方にも役立つ情報ですので、ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

 

 

 

肋間神経痛の意外な原因

 

 

肋間神経痛の原因は様々ですが、意外なものもあります。

 

まず、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による姿勢の悪さが挙げられます。

 

猫背や前かがみの姿勢が続くと、肋骨の間の筋肉が硬くなり、神経を圧迫してしまいます。

 

特に最近は、リモートワークの増加により、この問題が深刻化しています。

 

 

 

 

次に、ストレスや疲労も大きな要因です。

 

ストレスが溜まると体に力が入りやすくなり、知らず知らずのうちに肩や背中の筋肉が緊張します。

 

この緊張が神経を刺激して痛みを引き起こすのです。

 

現代社会では、ストレスを完全に避けることは難しいですが、その影響を最小限に抑えることが大切です。

 

 

 

 

 

さらに、意外かもしれませんが、睡眠不足も肋間神経痛の原因になります。

 

十分な睡眠をとらないと、体の回復が遅れ、筋肉が緊張しやすくなります。

 

質の良い睡眠は、体全体の健康に欠かせません。

 

 

 

 

また、急激な温度変化も肋間神経痛を引き起こす原因の一つです。

 

特に冷房の効いた部屋から暑い外に出たときや、その逆の場合に注意が必要です。

 

体が温度変化に適応できずに筋肉が緊張し、痛みにつながることがあります。

 

 

 

 

 

 

肋間神経痛の症状と特徴

 

 

肋間神経痛の主な症状は、胸や背中、脇腹の痛みです。

 

この痛みは、息を吸ったときや体を動かしたときに強くなることが特徴です。

 

「チクチクする」「ズキズキする」「締め付けられる」などと表現する人が多いです。

 

 

 

また、痛みだけでなく、しびれや違和感を感じることもあります。

 

痛みの場所は左右どちらかの片側に現れることが多く、痛む場所が移動することもあります。

 

これは、神経の走行に沿って痛みが広がるためです。

 

 

 

 

 

症状が軽いうちは日常生活に支障がない程度ですが、ひどくなると咳やくしゃみをするのも辛くなったり、眠れなくなったりすることもあります。

 

また、痛みのために深い呼吸ができなくなり、息苦しさを感じることもあります。

 

 

 

重要なのは、これらの症状が心臓の問題と似ていることです。

 

そのため、初めて症状が出たときや、症状が急に悪化したときは、念のため医療機関を受診することをおすすめします。

 

 

 

 

自宅でできるケア方法

 

 

肋間神経痛の痛みを和らげるために、自宅でできる簡単なケア方法をいくつかご紹介します。

 

 

①温めるケア

 

お風呂にゆっくり入ったり、温かいタオルを痛むところに当てたりすると効果的です。

 

38〜40度程度のぬるめのお湯に15〜20分浸かるのが理想的です。

 

体が温まると血液の流れが良くなり、筋肉の緊張がほぐれて痛みが和らぎます。

 

入浴後は、急激に体を冷やさないよう注意しましょう。

 

 

 

②ストレッチ

 

「ワイパーストレッチ」と呼ばれる簡単なストレッチがおすすめです。

 

仰向けに寝て両足を開き、足の力を抜いて足先をワイパーのように左右に動かします。

 

これを10秒間繰り返すと、骨盤や股関節、自律神経を整える効果があります。

 

 

また、胸を開くようなストレッチも効果的です。

 

両手を頭の後ろで組み、ゆっくりと肘を後ろに引くようにします。

 

 

 

 

③マッサージ

 

痛みのある部位を優しくマッサージすることで、筋肉の緊張をほぐすことができます。

 

特に、肋骨に沿って横に手のひらでさするように優しくマッサージすると効果的です。

 

ただし、強く押しすぎないよう注意しましょう。

 

 

 

④姿勢の改善

 

デスクワークの合間に軽い体操をしたり、背筋を伸ばして座ったりすることを心がけましょう。

 

また、スマートフォンを使用するときの首の位置に注意しておきましょう。

 

首の角度が下向きになりすぎていませんか?

 

下を向いている時間が長いと首の前側や鎖骨の前あたりの血管を圧迫してしまいます。

 

それは肋骨にもかかる血管や神経にも関与します。

 

呼吸が浅くなる原因にもなりかねませんので、なるべく胸を広げるように心がけましょう。

 

1時間ごとに軽く体を動かすのがおすすめですね。

 

 

 

 

 

⑤リラックス法

 

深呼吸や瞑想など、ストレス解消法を取り入れましょう。

 

ストレスが減ると、体の緊張もほぐれやすくなります。

 

深呼吸は吐くのが6秒、吸うのが3秒という感じで、2:1の割合になるのがベストです。

 

人は吐くことで酸素を多く取り入れます。吐くのが少ないと酸素が入ってきませんので吐くことを多くします。

 

 

 

⑥冷やすケア

 

症状が出始めてすぐの場合は、冷やすことで痛みを和らげることができます。

 

氷嚢やクールジェルなどを使って、痛む部分を15分程度冷やしましょう。

 

ただし、長時間の冷却は逆効果になる可能性があるので注意が必要です。

 

基本的には温めることで血流を促すことがおすすめです。

 

 

このご紹介したケア方法を試してみて、ご自身に合うものを取り入れてみて下さい。

 

 

 

 

肋間神経痛を予防するために日常生活での注意点

 

 

肋間神経痛を予防し、症状を和らげるために、日常生活でいくつか気をつけるポイントがあります。

 

まず、体を冷やさないことが大切です。

 

特に寒い季節は、首や背中、お腹を温かく保つように服装に気を付けましょう。

 

 

急激な温度変化も避けるようにしましょう。

 

冷たい空気が肺の中に入ることで筋肉は縮みやすくなってしまいます。

 

なるべく暖かい空気を吸えるようにマフラーやマスクをしたりして環境を保つといいですね。

 

 

 

 

 

次に、十分な睡眠をとることも重要です。

 

寝具は硬すぎず柔らかすぎないものを選び、肋骨や背中に負担がかからないようにしましょう。

 

しっかりお布団を温めてから寝床に入るようにすれば肋骨、背中への負担が軽くなるでしょう。

 

 

 

 

また、バランスの良い食事を心がけましょう。

 

ビタミンB群やビタミンE、カルシウムなどを積極的に摂ることが大切です。

 

 

これらの栄養素は神経の働きを助けたり、筋肉の緊張を和らげたりする効果があります。

 

特に、魚、ナッツ類、緑黄色野菜などを積極的に取り入れましょう。

 

 

体には酸素と栄養が必ず必要です。

 

酸素をたくさん取り入れても充分な栄養が足りないと細胞は代謝をしてくれません。

 

しっかりたくさんの品目を取り入れることが大切ですね。

 

 

 

 

水分補給も忘れずに行いましょう。

 

適度な水分摂取は、体の代謝を高め、老廃物の排出を促します。

 

寝る前にコップ一杯の白湯を飲むと細胞の活性にもつながるし、入眠がしやすくなります。

 

これにより、筋肉の緊張が和らぎ、痛みの軽減につながります。

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

肋間神経痛は、適切なケアと生活習慣の改善で和らげることができます。

 

日常生活の中で、少しずつこれらの方法を取り入れていくことで、肋間神経痛の予防や症状の改善につながります。

 

ただし、痛みが長く続いたり、日常生活に支障が出るほどひどくなったりした場合は、医師に相談することをおすすめします。

 

 

 

 

自分に合ったケア方法を見つけて、快適な毎日を過ごしましょう。

 

肋間神経痛の改善は、健康的な生活を送るための大切な一歩となります。

 

痛みのない、活動的な毎日を目指して、今日からできることから始めてみませんか?

 

 

 

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

 

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