【熱中症対策に飲み物の選び方】タイミングによって選ぶ飲み物は違うんですか?

こんにちは。フジイ整骨院 院長フジイです。

 

はじめに

 

今年の夏も暑さは厳しくなりますね。

毎日35度以上の最高気温が軒並みの予報。

 

熱中症で倒れる方も続出で救急車も大忙しだと聞きます。

 

 

夏は暑いものですがマスクをつけたままで外出するとそれだけで熱中症になってしまいそうです。

さて、今回は熱中症にならないためのスポーツドリンクの選び方について書きたいと思います。

 

これを読んでおくと、正しく水分補給をすることができるので熱中症になるのを防ぐことができるでしょう。

 

 

熱中症対策でまず知っておくべきこととは簡単な〇〇

 

 

まず言いたいのは、この夏は喉が渇いていなくても2〜30分に一回は水分を口に含むようにしてくださいということです。

 

わたしの周りにも「気をつけてはいたんですけど、急に頭が痛くなって体が動かなくなりました」と聞くことがあります。

 

 

自分は大丈夫。この意識はなくすことが大事ですね。

 

患者さんの中でも、自分が熱中症になっているかわからなかったけど、今考えるとあれが熱中症の状態だったんでしょうねとおっしゃる人が多いです。

 

今の暑さは想像以上だということがわかります。

 

 

それでは運動していない人はどんな水分補給をすればいいのでしょう?

 

それはスポーツドリンクをうまく選んで飲むことで対処できるのです。

 

 

今アクエリアスなどがどんどん売れている状態です。

 

しかし、外でいっぱい汗をかいているときにアクエリアスやポカリスエットを飲んだ時にすぐに喉が乾く感覚になることはありませんか?

 

 

アクエリアスやポカリは「アイソメトリック飲料」という種類で、栄養分を多く含ませるため糖質がやや多めに入っています。

 

ですので、汗をかいたときにこれらを飲むと、水分の吸収が遅くなり喉が乾くことになるのです。

 

ここでスポーツドリンクの種類についてご説明させていただきます。

アイソメトリック飲料

 

「ヒトの安静時の体液と同じ濃度の飲料水」で糖質が約4〜6%含まれており、水分補給と栄養補給に適しています。

 

長時間の運動前や汗をかく作業などの前に飲むことでエネルギー源・疲労の予防につながります。

 

 

ただし、汗を多くかいた際には、体の中の塩分が失われるため体液濃度が濃くなります。

 

アイソメトリック飲料では体液濃度の差ができることにより、水分の補給スピードが遅くなります。

 

飲んでも飲んでも喉が渇くのはそのせいで、糖質を多く摂りすぎることにもなってしまいます。

 

 

特徴

 

1、安静時においては同じ浸透圧のため吸収が速く水分栄養素を取り込みやすい

 

2、糖質が多く含まれているので、運動前・汗をかく前のエネルギー源になる

例:アクエリアス、ポカリスエット、ゲータレード、グリーンダカラ など。

 

ハイポトニック飲料

 

「安静時のヒトの体液よりも低い濃度の飲料水」で、糖質は2〜3%で水分とミネラルを補給するのに優れています。

 

特徴

 

1、運動中の発汗で体液が薄くなっている状況のときに水分とミネラルを効果的に速く吸収する

 

2、糖分が少ないのでカロリーが低く、ダイエットにも適している

 

外で汗を多くかいた時などに適しているのがハイポトニック飲料です。

例:アミノバイタル、アミノバリュー、スーパーH2O、イオンウォーター など。

 

経口補水液

 

濃度ではハイポトニック飲料の部類にあたりますが、塩分濃度がより濃い飲料なので熱中症になった状態のときに有効な飲料です。

例:OS-1 など。

 

 

熱中症の症状が出た時に、OS-1などの経口補水液が近くにない場合、緊急で作れるものがあります。

 

①500mlのペットボトルを用意して水を入れます。

 

②砂糖を20グラム(ペットボトルのキャップすりきり4杯分)と塩2グラムを入れて溶かします。

 

③もしレモンがあれば少量入れます。

 

これで緊急用の経口補水液が完成。頭痛や吐き気などで困っている方に飲ませてあげてください。

 

 

まとめ

 

  1. 運動前や外に出る前などはアクエリアスやポカリスエットを飲んで水分と栄養素を補給しましょう

 

  1. 運動中や外で汗をたくさんかいた時などはアミノバリューなどのドリンクを選ぶか、その場にない場合はアクエリアス・ポカリスエットを水で薄めて飲むといいでしょう。

 

  1. もし頭が痛い、ぼーっとするなどの症状が出た場合には速やかに涼しい場所に移動し、安静にしてOS-1などの経口補水液を飲むようにしましょう

 

 

適切に飲料水を選んで飲むことで、熱中症にならない楽しい夏を過ごしましょう!

 

(柔道整復師・あんま・指圧・マッサージ師・鍼灸師 藤井敦志 監修)

 

 

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