目次
【この記事の要約】
梅雨になると頭痛が増えるのは、気圧の変化だけが原因とは限りません。雨の日が続くことで活動量が減り、スマホを見る時間が増え、首や肩がこわばることも関係しています。たつの市のフジイ整骨院では、頭だけでなく首・肩・背中の状態や生活習慣まで確認しながら、梅雨特有の頭痛の背景を一緒に探っていきます。
はじめに
みなさん、こんにちは。
たつの市のフジイ整骨院、院長の藤井です。
梅雨の時期になると、頭痛の相談が増えることがあります。
患者さんからは、
「雨が降る前になると頭が重いんです」
「梅雨に入ってから首も肩もこって、頭まで痛くなります」
「天気のせいだと思うけど、毎年この時期がしんどいです」
という声を聞くことがあります。
梅雨は、気温や湿度が安定しにくく、雨の日が続きます。
外に出る機会が減り、家の中でじっとしている時間が増える方も多いと思います。
その中で、頭が重くなったり、こめかみが痛くなったり、首の後ろから後頭部にかけてズーンとするような頭痛が出る方がおられます。
「梅雨だから仕方ない」と思ってしまう方も多いのですが、私の見立てでは、天気だけでなく、
首や肩、背中のこわばりが関係していることも少なくありません。
今回は、梅雨の時期に頭痛が起こる理由と、自宅でできる対策についてお伝えします。
梅雨になると頭痛が出やすくなった50代女性のケース
以前、50代の女性が「梅雨に入ってから頭痛が増えた」と相談に来られました。
その方は、普段から肩こりはありましたが、頭痛は毎日あるわけではありませんでした。
ところが、梅雨に入り雨の日が続くようになってから、朝起きた時から頭が重く、
午後になるとこめかみや後頭部に痛みが出るようになったそうです。
患者さんは最初、こう話されました。
「これは気圧のせいですよね」
「雨の前になると、頭が押さえつけられる感じがするんです」
「薬を飲めば少し楽になるけど、また同じように重くなります」
この言葉を聞いて、私は気圧の影響も考えながら、首や肩、背中の状態も確認する必要があると感じました。
詳しく聞いていくと、雨の日が続いて散歩に行く回数が減り、家でスマホを見る時間が増えていました。
さらに、湿気で体がだるく、夜も眠りが浅い日が続いていたそうです。
ご本人は「天気の問題」と判断されていました。
もちろん、それも一つのきっかけだと思います。
ただ、体を見ていくと、それだけでは説明しきれない部分がありました。
私の見立てでは、気圧だけでなく首と肩のこわばりも関係していました
梅雨の頭痛というと、よく「気圧の変化」が原因と言われます。
たしかに、天気が変わる時に体が敏感に反応する方はおられます。
雨の前に頭が重い、体がだるい、眠気が強いという声もよく聞きます。
ただ、私が実際に体を見ていて感じるのは、梅雨の頭痛は「気圧だけ」で起きているとは限らないということです。
この50代女性の体を確認すると、首の後ろ、肩の上、肩甲骨の内側がかなり硬くなっていました。
特に、首を後ろに倒す動きがしにくく、背中も丸くなりやすい状態でした。
雨の日が続くと、外に出る時間が減ります。
歩く量が減ると、背中や肩甲骨の動きも少なくなります。
そこにスマホやテレビを見る時間が増えると、首が前に出た姿勢が長くなります。
その結果、首や肩がこわばり、頭を支える負担が増えて、後頭部やこめかみに痛みとして出ることがあります。
患者さんは「気圧だけだと思っていたけど、首も関係しているんですね」と驚かれていました。
私の見立てでは、この方の場合、梅雨の気圧や湿度の変化に加えて、雨で活動量が減ったこと、
スマホ姿勢が増えたこと、睡眠の質が落ちたことが重なり、首や肩の緊張が強くなって頭痛につながっていたと考えました。
つまり、梅雨の頭痛は「天気のせいだからどうしようもない」と決めつけるのではなく、
体の状態を整えることで軽くできる可能性があるのです。
梅雨の頭痛をやわらげるために自宅でできる対策
梅雨の頭痛対策で大切なのは、首や肩にたまった力を抜き、体を冷やしすぎないことです。
まず気をつけたいのは、冷房や除湿による冷えです。
湿気が多いとエアコンを使う機会が増えますが、首や肩が冷えると筋肉がこわばりやすくなります。
室内では、首元を冷やしすぎないように薄手の羽織りものを使うのもよいです。
次に、スマホやテレビを見る姿勢です。
雨の日は家で過ごす時間が増え、気づかないうちに下を向く時間が長くなります。
スマホを見る時は、画面を少し目の高さに近づけるようにして、首が前に倒れすぎないようにしてみてください。
また、梅雨の時期は体が重く感じやすいですが、まったく動かないと首や背中はさらに固まりやすくなります。
外に出られない日でも、家の中で肩をゆっくり回したり、背中を伸ばしたりするだけでも違います。
おすすめは、椅子に座ったままできる肩甲骨まわりの運動です。
椅子に浅めに座り、背中を少し伸ばします。
両肩をゆっくり後ろに回し、肩甲骨が動くのを感じながら10回ほど行います。
そのあと、鼻からゆっくり息を吸って、口から長めに吐きます。これを数回くり返すだけでも、首や肩の力が抜けやすくなります。
頭痛がある時に、首を強く揉んだり、勢いよく回したりするのはおすすめしません。
痛みがある時ほど、やさしく動かすことが大切です。
入浴も対策の一つです。
シャワーだけで済ませる日が続くと、体が冷えたままになりやすい方もいます。
ぬるめのお湯にゆっくりつかることで、首や肩の力が抜けやすくなることがあります。
そして、眠る前の過ごし方も見直してみてください。
寝る直前までスマホを見ていると、首の姿勢だけでなく、頭も休まりにくくなります。
寝る前の10分だけでもスマホを置き、深呼吸をする時間を作ると、朝の頭の重さが変わる方もおられます。
まとめ
いかがでしたか?
梅雨の時期に頭痛が起こると、多くの方が「気圧のせい」「天気のせい」と考えます。
もちろん、気圧や湿度の変化がきっかけになることはあります。
しかし、それだけではなく、雨で活動量が減ること、スマホ姿勢が増えること、
首や肩が冷えること、睡眠が浅くなることも頭痛に関係することがあります。
今回の50代女性も、最初は「梅雨だから仕方ない」と思われていました。
しかし体を確認していくと、首、肩、背中のこわばりが強く、頭痛に関係している可能性がありました。
私は、梅雨の頭痛を見る時には、頭だけを見るのではなく、首や肩、背中の動き、
呼吸の浅さ、日常生活の過ごし方まで確認することが大切だと考えています。
「雨の前になると頭が重い」
「梅雨に入ってから肩こりと頭痛が増えた」
「薬を飲むほどではないけれど、毎日スッキリしない」
このような方は、体が梅雨の環境にうまく対応できず、首や肩に負担をためているのかもしれません。
たつの市周辺で、梅雨の時期の頭痛や首肩の重さに悩んでいる方は、一度ご相談ください。
フジイ整骨院では、頭痛だけを見るのではなく、首、肩、背中、姿勢、
体全体のつながりを確認しながら、今の状態に合わせた方法を一緒に考えていきます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 梅雨の頭痛は本当に気圧のせいなのでしょうか?
気圧の変化がきっかけになることはありますが、それだけとは限りません。雨で外出が減り、首や肩がこわばることも重なって、頭痛として出ている場合があります。
Q2. 梅雨の頭痛と、いつもの肩こりはどう違うのですか?
もともとの肩こりに加えて、雨の日に活動量が減ったり、スマホを見る時間が増えたりすることで、首から後頭部にかけての負担が強くなり、頭痛として現れることがあります。
Q3. 病院ではなく整骨院に相談してもよいのでしょうか?
頭痛の原因を調べる検査が必要な場合は、病院での受診をおすすめします。一方で、首・肩・背中のこわばりや姿勢の影響が気になる場合は、整骨院で体の状態を確認しながら整えていくことができます。
Q4. 自宅でできる対策はどんなことがありますか?
椅子に座ったままできる肩甲骨まわりの運動や、ぬるめのお湯にゆっくりつかること、寝る前にスマホを置いて深呼吸する時間を作ることなどがあります。痛みがある時に首を強く揉んだり勢いよく回したりするのは避けてください。
Q5. 毎年梅雨の時期だけ頭痛が出るのですが、これも対象になりますか?
はい、ご相談いただけます。毎年同じ時期に症状が出る場合、その時期特有の生活習慣の変化(活動量・姿勢・睡眠など)が関係していることがありますので、体の状態とあわせて確認していきます。
参考情報
気象の変化と心身の不調については、厚生労働省の働く方のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」でも、季節や天候の変化が体調に影響を与えうることが紹介されています。詳しくは下記をご参照ください。
また、生活習慣と自律神経の関係については、厚生労働省が運営する健康情報サイト「e-ヘルスネット」でも解説されています。
🖊️ この記事を書いた人
氏名:藤井 敦志(ふじい あつし)
資格:柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師
兵庫県たつの市でフジイ整骨院を開業して20年以上になります。骨・筋肉・関節の専門家である柔道整復師と、鍼灸師の国家資格を持ち、体の痛みや不調を幅広く診ています。自費専門・完全予約制のため、お一人おひとりの状態をじっくり確認しながら治療を行っています。
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