目次
はじめに
こんにちは、たつの市フジイ整骨院 院長の藤井です。
階段の上り下りで「膝がギシギシする」「降りるときにズキッと痛い」――そんな経験はありませんか?
多くの方は「年齢のせい」「軟骨がすり減ったから」と考えがちですが、実は膝の痛みの多くは“関節のねじれ”が関係しています。
膝関節は単なる曲げ伸ばしの関節ではなく、股関節や足首の角度・動き方によって微妙にねじれながら動いています。
その連動が崩れると、関節の一部に過剰な負担がかかり、痛みが出やすくなるのです。
今回は、膝のねじれが起こる原因とそのチェック法、そして改善のためのポイントをわかりやすく解説します。
膝の痛みの本当の原因は太ももやお尻の硬さ?階段で痛む人が気をつけたい“ねじれ”
膝の痛みを訴える方の多くに共通しているのが、「膝をまっすぐ動かせていない」という点です。
特に階段の昇降動作では、膝を曲げ伸ばしするだけでなく、同時に足首や股関節も細かく連動して動く必要があります。
ところが、太ももやお尻の筋肉が硬くなっていると、膝の軌道が外側や内側にズレてしまい、結果として“ねじれ”が発生します。
このねじれは、膝の内側や外側にある靭帯や半月板にストレスを与え、階段の「降りるとき」に強い痛みを感じる原因になります。
特にデスクワークや運転などで長時間座る習慣がある人、片足重心のクセがある人、O脚・X脚気味の人は要注意です。
また、膝を支える太ももの前側(大腿四頭筋)ばかりが硬くなり、裏側(ハムストリングス)が使えていないこともねじれを助長します。
膝の痛みは“ねじれ”が原因?股関節と足首のバランスが崩れると起こる膝関節トラブル
膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)で構成されています。
本来この関節は、まっすぐ曲げ伸ばしをするだけでなく、わずかに回旋(ねじれ)を伴うことでスムーズに動く仕組みになっています。
例えば膝を伸ばすときは外側に少し回り、曲げるときは内側に戻るような動きです。問題はこのねじれが“必要以上に起きてしまう”こと。
股関節や足首のバランスが崩れていると、膝が本来の軌道から外れて動き、膝の一部に集中した摩擦や圧力がかかります。
その結果、関節の内側や外側に炎症が起こり、階段を降りる際などに痛みを感じるのです。
特に足首の柔軟性が失われていると、地面を蹴るときに足首が使えず、その分膝がねじれて代償動作を起こします。
また、骨盤の傾きや体幹の左右バランスの乱れも、膝への負担を増やす大きな要因です。
膝のねじれを見抜く方法|鏡を使ったセルフチェックで股関節・足首の歪みを確認
膝のねじれは、簡単なセルフチェックで確認できます。
【チェック方法】
①鏡の前に立ち、両足を肩幅に開きます。
②つま先と膝の向きをまっすぐ前にそろえます。
③軽くしゃがんだとき、膝が内側や外側に流れていないか観察します。
膝がつま先の方向とズレている場合、それがねじれのサインです。
さらに、片足立ちをしたときにふらついたり、骨盤が左右に揺れる人も要注意。
これは股関節周囲の筋肉バランスが崩れ、膝への負担が増えている証拠です。
改善の第一歩は、足首と股関節の柔軟性を取り戻すことです。足首の曲げ伸ばし運動や、仰向けで片足を抱える股関節ストレッチを1日2〜3回行いましょう。
また、歩くときは“膝から”ではなく“股関節から脚を動かす”意識を持つだけでも、膝への負担が軽減されます。
痛みが強い場合は無理に運動せず、関節を支える筋肉を優しくゆるめる治療が必要です。
まとめ
膝痛の原因は「軟骨のすり減り」だけではありません。
多くの方が見落としているのが、股関節や足首の動きのクセによって生じる“膝のねじれ”です。
特に階段の上り下りで痛みを感じる場合、関節の軸がズレたまま動かしている可能性があります。
ねじれを整えることで、膝の動きが軽くなり、日常生活の中での負担も大きく減らせます。
フジイ整骨院では、膝だけでなく全身のバランスから痛みの原因を見つけ出し、根本的な回復をサポートしています。
「階段を降りると痛い」「歩くときに違和感がある」と感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。
小さな違和感を放置せず、早めのケアでしなやかに動ける体を取り戻しましょう。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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