目次
はじめに
こんにちは、フジイ整骨院 院長藤井です。
「五十肩」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
40代から60代の方に特によく起こる肩の痛みで、肩が痛くて腕が上がらなくなってしまう症状のことを指します。
正式には「肩関節周囲炎」と言いますが、ここでは親しみやすい「五十肩」という言葉を使います。
このブログでは五十肩の段階に合わせたリハビリ方法について述べていきます。
五十肩の痛みをスッキリ改善!自宅でできる対処法
五十肩は、最初は痛みが強く、徐々に良くなっていくのが一般的な流れです。
この時点での対処で大事なのは、その時の痛みに応じた無理のない運動をすることです。
痛いときに無理をすると、逆に悪化することがあるので注意が必要です。
痛みが強いとき:無理せず、少しずつ
肩が痛い時期は、まず痛みを和らげることが最優先です。
- 冷やす
痛みが強いときは、1日3~4回、15分間ほど肩を氷で冷やしましょう。タオルで包んだ氷や冷却シートを使うと便利です。
- 腕をブランコのように揺らす体を前に倒し、痛い方の腕をダラっと下げて、軽く円を描くように揺らします。これを「振り子運動」といい、肩に負担をかけずに少しずつ動かすことができます。
この時期は、痛みが出ない範囲で、無理なくゆっくり動かすことがポイントです。
痛みが和らいできたら:少しずつ動かす範囲を広げる
痛みが少し落ち着いてきたら、肩の動きを少しずつ広げていきます。
壁を使ったストレッチ
壁に向かって立ち、指先で壁をなぞるようにゆっくり腕を上げます。痛みがない範囲で少しずつ上に上げていきましょう。
健康な方の腕で支えながら動かす
痛い方の腕を、反対の健康な方の手で支えながら、ゆっくり上げていきます。無理に力を入れすぎないようにしましょう。
タオルを使った運動
背中でタオルを持ち、健康な方の腕で上下に動かします。これで肩の後ろ側をしっかり伸ばすことができます。
この時期も、無理は禁物です。痛みが出たらすぐに中止しましょう。
寝ることもできなかった五十肩が改善!体の歪みはここまできていた。その症状とは
ここで当院に来られた40代男性Aさんの症状をご紹介します。
Aさんは事務作業を長くされるお仕事で、体の硬さは以前から実感されていたそうです。
肩の痛みを感じ始めたのは半年くらい前。
徐々に痛みは強くなっていき、夜寝ている時もどんな体勢をとっても辛い状況でした。
病院でレントゲンを撮っても異常はないので投薬のみ。
それでも改善しないので、当院を受診されました。
初めの状態がこちら。
お体の歪みが影響して、肩の動きにも制限を与えていたのがわかりました。
施術後から動きに改善が見られ、徐々に夜眠るのが楽になっていったそうです。
1ヶ月後の写真がこちらです。
体の軸は来院された時から良い状態をキープされていたので、整えるのが楽になっています。
今では月に一回のメンテナンスを受けるだけで、良い状態をキープできるようになっています。
もし、長く肩の痛みでお悩みでどこに行っても変わらないなら、体の歪みが由来しているかもしれません。
お体本来の状態に戻すことで、症状に変化があらわれる可能性がありますので、ご相談ください。
まとめ
五十肩の回復には時間がかかることもありますが、焦らずにリハビリを続けることが大切です。
無理をせず、自分の体と相談しながら、少しずつ動かしていくことが回復のカギです。
また、日常生活でも肩に負担をかけないよう工夫をしましょう。
例えば、重い荷物は痛くない方の腕で持つとか、高い所の物を取る時は踏み台を使うなどが効果的です。
五十肩は必ず良くなります。焦らず、ゆっくりとリハビリを続けていきましょう。
もし痛みが強くなったり、なかなか治らない場合は、無理せず専門家に相談してください。
フジイ整骨院では、あなたの状態に合わせたリハビリ方法をご提案しています。
一緒に五十肩を乗り越えて、元気な生活を取り戻しましょう!
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》