今年は関西の梅雨入りが20日以上早く例年以上にじめじめした日々が長く続くようです。
この時期でも気をつけなくてはならないのは熱中症。
熱中症と言えば7月8月のかんかん照りの日に起こるように思われますが、ニュースでよく学校で熱中症で倒れて何人もの子供たちが救急車で運ばれたと言う話を耳にするのは梅雨時が多くないでしょうか?
梅雨時の熱中症はなぜ多いのか。
そして一番危険と言われる高齢者の方々への対応策についてお伝えさせていただきます。
ご家庭に65歳以上の高齢者がいらっしゃるご家庭の方はぜひお読みになって、ご家族を守りましょう。
暑さに体がまだ慣れていない
6月の梅雨時は5月の過ごしやすい日々から比べると、急激に30度に上がる日があったり、また雨が降って涼しい日があったりと気温の差が激しく、またその気温の差に体が慣れていかない季節です。
このような時に長時間外に出て過ごすことで熱中症がおきます。
また、湿度が高いので体内の水分を外に排出しにくくなっています。
熱が体内にこもりやすく、まだ季節が早いからといってクーラーをつけないでいるとすぐに熱中症の危険性が高まります。
がまんせずクーラーや扇風機をつけて涼しいところで過ごすようにしましょう。
救急搬送される年代は65歳以上が半数
ある統計では熱中症で救急搬送される人を年代別で見ると、65歳以上が約半数を占めていました。
高齢者の特徴として、知らない間に脱水症状になってしまうことが多いです。
- 喉の渇きを感じにくい
- 暑さを感じにくい
- 汗をかきにくい
これらが理由にあげられます。
65歳以上の高齢者をご家庭に持つ方、または高齢者だけで過ごされている方はまずこのことを守りましょう
目次
1、こまめな水分補給をする
やはり水分補給は大事です。
高齢者はのどの渇きを感じにくいのでこまめに勧めてあげてください。
特に女性の方は「水をとったらトイレにすぐ行く行かないといけないから」と言う理由であまり取られない方が多いです。
1日に1.5リットル取ることが理想だと言われます。
ちびちびでいいので口に含ませてあげてください。
2、部屋の温度計をよく見て28℃。湿度は60%以下になるように。
エアコンや扇風機を遠慮せず使うようにしましょう。
高齢者のお部屋のコントロールをご家族がしてあげましょう。
3、外出先でも周りに人がいない時はマスクをとりましょう。
- 距離をとる
- マスクをとる
- 水分をとる
暑さを感じにくい高齢者のために帽子を与えるなど日よけを心がけましょう。
まとめ
・6月7月の梅雨時にも熱中症が多い
・高齢者は特に暑さやのどの渇きを感じにくいので早めに対策を
・部屋の中でも外でも3つのトル
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距離をとる
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マスクをとる
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水分をとる
コロナ対策のためにどうしてもうちにこもりがちな高齢者が多くいらっしゃいます。
熱中症などの症状を起こしてしまうと免疫も落としかねませんのでしっかり対策して楽な生活を送りましょう。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》