(「昔のスポーツ癖」が50代からの腰痛・股関節痛を招くかも?その理由と改善法をひもとく|野球・剣道・マラソン経験者はココに注意!)

はじめに

 

「昔はスポーツで鍛えていたから、今も体は丈夫なはず」

 

そう思っている方でも、50代に入ると腰痛や股関節痛に悩まされるケースが少なくありません。

 

 

実はその背景には、若い頃に染みついた“スポーツ特有の動きのクセがあります。

野球の右打ちフォーム、剣道の構え、マラソンの長時間の同じ動作——。

 

これらは当時のプレーには必要不可欠な動きでしたが、長年の生活の中で筋肉・関節のバランスを偏らせ、今の体に余計な負担をかける原因になります。

 

特に50代以降は、筋力や柔軟性の低下により、そのクセが痛みに直結しやすくなります。

どんな癖がどんなふうに体に影響を与える可能性があるのか。

 

知っておくことで対処もできるようになりますので、一緒に見ていきましょう。

 

 

長年染みついた動きのクセが体に与える影響と、50代で症状が出やすくなるワケ

 

若い頃にスポーツに打ち込んでいた経験がある方は、その動きがとても得意だったと思います。

 

その動作を繰り返すことで、体が自然とそのフォームを覚えて、素早く正確に動けるようになったことは本当に素晴らしいことです。

 

 

例えば、野球で右打ちをしていた方は、右腰を後ろに引く動きがとても得意だったでしょう。

 

このような動きは、体の中に自然に染みついていて、まるで無意識にその動作ができてしまうんですよね。

 

それほど素晴らしい能力を持っていたわけです。

 

 

でも、年齢を重ねると、筋力や柔軟性は少しずつ低下してきます。

 

50代に入ると、昔と同じような動きがしにくくなったり、体がその動きにうまくついていけなかったりすることがあります。

 

昔できていた動作が今の体に合わなくなることもあるんです。

例えば、若い頃の運動の記憶が強く残っていると、「昔はできたのに」という気持ちが強くなってしまうことも。

 

でもその記憶があるからこそ、今の体では無理にその動きをしようとしてしまうんですよね。

 

それが、時には体に負担をかけて痛みや不調を引き起こす原因になることもあります。

 

 

「昔取った杵柄」って言葉もありますが、あの得意だった動きが、逆に今の体にとっては負担になっていることもあるんです。

 

体がその動きについていけていないだけで、決してその時の努力が無駄だったわけではありません。

 

今の体に合ったケアや無理のない動きを取り入れることで、今でも十分に健康を保つことができるんですよ。

 

 

スポーツ別にみる典型的なクセと痛みのパターン|野球・剣道・マラソンの事例

 

 

野球(右打ちの場合)



右腰を後ろに引く動きがクセとなり、骨盤のねじれや左右の筋肉バランスが崩れることがあります。

 

そのため、腰痛やお尻から足へのしびれ、股関節の開きづらさが感じやすくなりますが、これは昔の動きが体に刻まれている証拠でもあります。

 

 

剣道



前傾姿勢で右足に重心をかけることが多いため、背中や太もも裏が硬くなることがあります。

このため、立ち上がるときに腰に違和感を感じることがあるのですが、これはその動きが体に残っているためです。

 

 

マラソン



長時間同じ動作を繰り返すことで腰周りが固まりやすく、衝撃を腰で受けることがあります。

朝起きたときの腰のこわばりや、長時間座った後の腰痛、股関節の詰まり感も、昔の動きが影響している可能性があります。

 

これらの動きのクセは、スポーツをやめた後でも完全には消えません。

それが日常生活の中で感じられることがあるので、無理のない方法で体を整えていくことが大切です。

そして、自分の体に合ったケアをすることで、これからも快適に過ごすことができますよ。

 

 

 

 

整骨院での調整と自宅でできるセルフケアで、腰痛・股関節痛を改善する方法

 

フジイ整骨院では、まず姿勢や動きのクセを確認します。

 

骨盤や股関節のねじれ、腰回りの筋肉の硬さと左右差、呼吸の入り方(胸式か腹式か)をチェックします。

施術では、骨盤の歪みを整えて左右差をリセットし、硬くなった筋肉を緩めて関節の可動域を広げ、呼吸を深くできる姿勢に戻します。

 

 

自宅でできるセルフケアも有効ですよ。

 

 

逆ひねりストレッチ


 右腰が固い場合は左にひねる動作をゆっくり行い、左右差を整えます。

 

太もも裏&お尻のストレッチ


 椅子に座り、片足を前に伸ばして前傾し、太もも裏を伸ばします。

骨盤前後運動+深呼吸


 仰向けで膝を立て、骨盤を前後にゆっくり動かしながら深呼吸を行います。

これらを毎日1〜2分続けるだけでも、腰回りの動きがスムーズになり、痛み予防につながります。

 

 

 

まとめ

 

 

50代になって出てくる腰痛や股関節痛は、単なる加齢や運動不足だけが原因ではありません。

 

若い頃のスポーツ癖が、今の体にとっては負担になっているケースが多くあります。

 

  • 野球のひねりグセ

 

  • 剣道の前傾姿勢

 

  • マラソンの反復動作

 

こうしたクセは長年かけて体に染みつき、筋肉・関節のバランスを崩します。

「自分もそうかもしれない」と感じた方は、まずは体の使い方を客観的にチェックしてみましょう。

 

そして、必要に応じて専門家による調整を受けることで、長引く痛みや不調の改善につながります。

 

フジイ整骨院は、あなたの体のクセを見極め、今の生活に合った動きに戻すサポートをいたします。

 

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

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