(夏になると関節が痛くなる?その原因と今日からできる簡単なケアと対策)

はじめに

 

「どうして夏になると関節が痛むんでしょう」と患者さんから聞かれることがありますが、実はこの時期、関節痛に悩む方は少なくありません。

 

特に高齢の方や、過去に膝・腰・肩などを傷めたことがある方は、夏特有の“冷え”や“湿気”、そして“運動不足”の影響を受けやすく、知らず知らずのうちに関節に負担がかかっています

。関節痛は冬だけの問題ではなく、夏にも悪化するケースが多いのです。

 

暑さ対策と同じくらい、関節のケアもこの季節の重要な健康習慣。

 

まずは原因を知ることで、正しい対策をとれるようになりますのでお読みいただければと思います。

 

 

 

夏の“隠れ冷え”が関節に悪さする!痛みを引き起こす3つの要因

 

患者さんからよく寄せられる声をもとに、夏の関節痛を引き起こす3つの主な原因と、その対策についてご紹介します。

 

 

原因① “隠れ冷え”にご注意を

 

「冷えって冬だけの話じゃないの?」と思われるかもしれませんが、夏にも“隠れ冷え”は起こります。

 

特にエアコンの風を長時間浴びたり、冷たい飲み物を頻繁に摂ることで、体の深部が冷えてしまうことがあるんです。

 

実際に「エアコンの下で長時間仕事をしていたら、膝が痛くなってきた」という患者さんもいらっしゃいました。

特に膝や足首、手首といった末端は、冷えの影響を受けやすい部位です。

 

こうした冷えは自覚しにくく、気づかないうちに血流が悪くなり、老廃物がたまって痛みにつながってしまいます。

 

 

 

原因② 湿気と気圧の変化

 

梅雨や台風の時期になると、「なんとなく体が重だるい」「関節がズーンと痛む」と感じる方が増えます。

これには、湿気や気圧の変化が関係しています。

 

気圧が下がると関節の中の圧力が変わり、神経が敏感になってしまうことがあるのです。

 

「天気が悪くなると膝の痛みが強くなる気がする」と話される患者さんが毎年いらっしゃいます。

 

気圧の変化による関節の痛みは、頭痛やめまいなどと同じように、天気と体が密接に関係している証拠です。

 

原因③ 運動不足で関節が弱くなる

夏の暑さで外出の機会が減り、知らないうちに運動不足になっている方も多いです。

そうなると筋肉が落ち、関節を支える力が弱くなってしまいます。

 

ある70代の女性は、「暑いから家でゴロゴロしていたら、膝の調子が悪くなってきた」とおっしゃっていました。

体を動かさない時間が続くと、関節がこわばってさらに動かしにくくなるという悪循環に陥りやすいんですね。

 

 

 

夏の関節痛を防ぐ生活のコツ!冷え・湿気・運動不足に負けない体づくりをしよう

 

関節の痛みを予防・緩和するには、日常の環境を少し工夫することが効果的です。

 

エアコンの冷風が直接当たらないように扇風機と併用する、ひざ掛けやレッグウォーマーを使うなど、体を冷やしすぎないことが第一です。

 

また、湿度の高い日は除湿機を使ったり、入浴や温かい飲み物で内側から体を温めるのもおすすめです。

 

小さなことのように思えても、積み重ねることで大きな違いになりますよ。

 

さらに、気圧の変化に敏感な方は、気象アプリを使って天気の変化に備えるだけでも、体調を整える意識が高まり対策が取りやすくなります。

 

「今日は湿度が高いから、体を労わろう」と意識するだけでも、痛みが軽くなったという声もあります。

 

運動に関しては、関節が痛いときでも完全に安静にするのではなく、無理のない範囲で軽く動かすことが大切です。

 

たとえば、朝起きたときや長時間座った後に、肩をゆっくり回す、膝を伸ばす・曲げるなどの簡単な体操をするだけでも、関節のこわばりが和らぎます。

 

「ほんの少し動かすだけでも、体が軽くなった気がする」と実感された方も多いです。

痛みが強い場合は、炎症があるかどうかを見極め、熱を持っていれば冷やす、冷えが原因であれば温めるというように、症状に応じたケアを心がけましょう。

 

 

 

関節の痛み予防は食事から!たんぱく質とオメガ3で内側からサポート

 

関節を健康に保つためには、日々の生活習慣や食事内容も見直す必要があります。

 

筋肉や軟骨の材料となる「たんぱく質」は欠かせない栄養素で、魚・肉・卵・豆腐・納豆などから積極的に摂りましょう。

さらに、関節の炎症をやわらげる効果があるとされる「オメガ3脂肪酸」もおすすめです。

 

サバやイワシなどの青魚、えごま油や亜麻仁油に豊富に含まれています。

 

食事以外では、体を冷やさない工夫も重要です。冷たい飲み物ばかりを摂らず、常温の水や温かいお茶を意識すること、38〜40度くらいのぬるめのお風呂にゆっくり浸かることも、関節や筋肉の緊張を和らげるのに効果的です。

 

このような小さな積み重ねが、痛みの予防と回復を支える大きな力になります。

 

 

 

まとめ

 

夏の関節痛は、外の暑さとは裏腹に“冷え”“湿気”“動かなさ”という3つの要因によって引き起こされるものです。

エアコンの冷風、気圧や湿度の変化、そして運動不足といった日常の中にある要素が、知らず知らずのうちに関節にストレスをかけてしまいます。

 

ですが、ちょっとした生活習慣の見直しや意識づけで、関節の痛みは大きく軽減できます。

 

「この時期になるといつも関節が痛くなる」「冷えを感じていないのに痛む」などのお悩みがある方は、一度体のバランスや歪みを見直してみることをおすすめします。

 

当院では、そういった痛みの根本原因を丁寧に検査し、一人ひとりに合わせた施術をご提案しています。

 

夏場でも快適に動ける体づくりをサポートいたしますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

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