目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。
まだまだ寒い日が続いています。
寒いだけではなく、毎日乾燥注意報が発令されるくらい空気は乾燥しています。
冬の乾燥は、肌や髪だけでなく、体の中の関節にも影響を与えてしまいます。
特に変形性膝関節症を患っている方々は、乾燥が関節痛を悪化させることがあります。
この記事では、乾燥と関節痛の関係を詳しく見ていきます。
また、乾燥が関節に与える影響を理解し、適切な対策を講じることで、関節の健康を維持する方法についても説明します。
冬の乾燥は、特に日本では北海道や東北地方など寒冷な地域で顕著に感じられますが、関東地方や関西地方でも同じように影響を受けることがあります。
乾燥した空気は、体内の水分バランスを崩し、関節に悪影響を及ぼします。
特に、変形性膝関節症のように、すでに関節が損傷している場合は、乾燥が痛みを増大させる要因となります。
このブログを読んで乾燥対策をしっかりと行い、痛みを軽減させましょう。
乾燥と関節痛の関係
先程もお話ししたように。、乾燥は体内の水分バランスを崩すことがあります。
関節は、滑らかな動きを保つために、関節液という水分を含んだ液体が必要です。
関節液は、関節を潤し、摩擦を減らす役割を果たしています。滑液包から出てくる関節液は炎症が起こると減少したりすることがありますが、直接乾燥が影響することはありません。
ただし、乾燥は全身の水分バランスを崩すことがあるとお伝えしたように
乾燥すると、間接的に関節液が減少し、摩擦を感じやすくなります。
その結果、関節痛が悪化することがあります。
特に、変形性膝関節症のように、すでに関節が損傷している場合は、乾燥が痛みを増大させる要因となります。
また、乾燥は全体的な体調にも影響を及ぼします。
体内の水分が減少すると、血流が悪くなり、関節に必要な栄養や酸素が十分に届かず、関節の回復が遅くなる可能性があります。
さらに、乾燥は肌の乾燥やかゆみを引き起こし、全体的な不快感を増大させることもあるのです。
冬に膝が痛い!痛みと腫れで辛い!変形性膝関節症とは
変形性膝関節症は、膝の関節が徐々に損傷する病気です。
通常、関節は滑らかな動きを保つために、軟骨が関節を覆っていますが、変形性膝関節症ではこの軟骨が薄くなり、骨と骨が直接接触することがあります。
その結果、痛みや硬直が生じることがあります。
変形性膝関節症は、加齢や運動不足、過度の負荷などが原因で発症することがあります。
また、変形性膝関節症は、初期段階ではほとんど症状がなく、徐々に進行することがあります。
したがって、早期の診断と適切な治療が重要です。
[改善例]ほんとに膝の変形だけが原因?変形性膝関節症と診断された70代女性
70代女性Bさんは膝が痛くなって病院を受診。
レントゲンなど撮ってもらって変形性膝関節症と診断されました。
薬と注射で定期的に様子を見ていましたが、一向に痛みの改善が見られず、違う治療法を求めて当院に来られました。
生活環境をお聞きすると、朝の掃除のお仕事で階段を上り下りする。道具を持つ動かし方などを再現していただいて特徴をみます。
それほど特徴のある使い方ではないので、立つ時の姿を見ていると一度横に膝をずらしてから立ち上がる癖が見えます。
もしかしたら自宅で床での生活が多いのかとお聞きするとその通りと。
そこで通常治療の整体で歪みを整えてバランスを良くして負担を軽くした上で、自宅での座っている姿勢と立ち上がる時のやり方を少しずつやっていただきました。
すると薬を飲んでも改善していかなかった膝の痛みが徐々に改善し、今では普通に仕事もこなせるようになっていきました。
必ずしも膝の変形が痛みの原因ではなく、生活やその人の環境、ストレス、色々な視点から治療を進めるべきだと改めて実感いたしました。
冬の乾燥が関節に与える影響って?
乾燥は、関節に直接的な影響を与えるだけでなく、全体的な体調にも影響を及ぼします。
乾燥すると、体内の水分が減少し、血流が悪くなることがあります。
これにより、関節に必要な栄養や酸素が十分に届かず、関節の回復が遅くなる可能性があります。
また、乾燥は肌の乾燥やかゆみを引き起こし、全体的な不快感を増大させることもあります。
特に、変形性膝関節症を患っている方々は、乾燥が痛みを悪化させる要因となります。
したがって、乾燥対策を講じることが非常に重要です。
この次に自宅でできる簡単な乾燥対策方法についてご紹介します。
どれも簡単に行えますので、日常に1つ工夫を加えて快適に過ごしましょう。
自宅で簡単にできる乾燥対策方法
乾燥対策は、体内の水分補給と部屋の湿度維持が重要です。
以下に、自宅で簡単にできる乾燥対策法をいくつかご紹介します。
1. 水分補給
水分を多く摂取することで、体内の水分バランスを維持し、関節液の減少を防ぎます。
特に、冬の乾燥時期には、常に水分を手元に置いておく習慣をつけることが推奨されます。
夏に比べるとのどの渇きを感じにくいかもしれませんが、意識して飲むようにしないと肌の乾燥や脱水症状につながる恐れがあります。
2. 加湿器の使用
加湿器は、部屋の湿度を保つための最も効果的な方法の一つです。
特に寝室やリビングなどの生活スペースで使用することで、乾燥した空気を和らげることができます。
加湿器には、温風式と冷風式がありますが、安全性と効率性を考慮して冷風式が推奨されます。
加湿器がないという方は、洗濯物を部屋干しするだけでも十分加湿になりますよ。
3. 植物の活用
植物は、自然に湿度を保つ効果があります。
特に、観葉植物やスパティフィラムなどは、空気中の水分を放出して湿度を上げる役割を果たします。
部屋に植物を置くことで、自然な加湿効果を得ることができます。
4. 入浴後のケア
入浴後に、肌を完全に乾かさずに保湿剤を塗ることで、肌の水分を閉じ込めることができます。
特に、乾燥した肌には、保湿力の高いクリームやローションを使用することが推奨されます。
お風呂場で使う保湿クリームなどもドラッグストアに置いていたりするので、そちらを使ってみるのもいいですね。
5. 家具の選び方
家具の選び方も重要です。
特に、布張りの家具は皮革よりも湿度を保つ効果があります。
布張りの家具を選ぶことで、部屋の湿度を自然に保つことができます。
これらの方法を実践することで、自宅で簡単に乾燥対策を行うことができます。
関節ケアにおすすめのストレッチ
関節ケアとしては、軽い運動やストレッチを行うことが推奨されます。
特に、膝の関節を温める運動や、柔軟性を高めるストレッチは、関節の健康維持に役立ちます。
以下に、膝の健康に良いストレッチを2つ紹介します。
1. 大腿(だいたい)四頭筋のストレッチ
大腿四頭筋は、膝を伸ばすときにはたらく太ももの前側の筋肉の総称です。
このストレッチを行うことで、膝を伸ばす動作をスムーズにする効果が期待できます。
①体を横向きにして上側にある足の足首を手で持ち、かかとをお尻に近づけるように曲げます。
②足ができるだけ体の後方に来るようにゆっくりと引っ張っていきます。
③太ももの前側が伸びて心地よいところで20~40秒キープします。
2. ハムストリングスのストレッチ
ハムストリングスは、太ももの裏側の筋肉の総称で、膝を曲げるときにはたらきます。
このストレッチを行うことで、膝の曲げ伸ばしをスムーズにする効果が期待できます。
①椅子に浅く腰掛けて片方の足を伸ばし、かかとを床につけたままつま先を上げます。
②背筋を伸ばした状態で、上半身を前に倒し、太ももの裏側が伸びて心地よいところで10秒間キープします。
これらのストレッチは、無理のない範囲で行い、痛みがある場合は中止してください。
また、ストレッチを行う際には体温を上げた状態が効果的ですので、入浴後に行うことをお勧めします。
さらに、日常生活においても関節に優しい生活習慣を心がけることが重要です。
例えば、階段を昇り降りする際には、手すりを利用することで膝の負担を軽減することができます。
また、長時間座っている場合は、定期的に立ち上がって体を動かすことも推奨されます。
できることから少しずつ始めていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
乾燥は、特に変形性膝関節症を患っている方々にとって大きな課題です。
乾燥が関節痛を悪化させるメカニズムを理解し、適切な対策を講じることで、関節の健康を維持することができます。
しかし、乾燥が関節痛を悪化させることはあっても、それが全ての原因ではなく、膝の痛みは生活の中にあったり色々な理由が重なり合って出てくる症状です。
何が理由で痛くなったのか、長引く原因はどこか他にあるのか。
自分でわかりにくい場合は誰かに相談することをお勧めいたします。
当院では、関節痛を和らげるための専門的なアドバイスやケアを提供しております。
治療に入る前にはしっかりお話をお聞きして、原因や治療方法を一緒に考えていきます。
痛みや苦しみをお一人で我慢せず、お気軽にご相談ください。
乾燥対策と関節ケアを通じて、日常生活の質を向上させましょう!
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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