目次
はじめに
こんにちは。フジイ整骨院の藤井敦志です。
今回は、多くの方が感じる季節の変わり目における体調不良に焦点を当て、特に神経痛についてお話しします。
季節の変わり目になると、体調を崩しやすくなるという経験をお持ちの方は少なくありません。
突然の気温変化や気圧の変動により、私たちの体は様々なサインを出します。
その中でも、「疲れやすい」「なんとなく体が重い」「痛みが出る」といった症状は、実は神経痛のサインかもしれません。
このブログを通して、季節の変わり目に体調を崩しやすいと悩んでいる方々に、なぜこのような症状が現れるのか、そしてその背景にある原因と、痛みが出たときに緩和する方法や予防するための具体的なアドバイスをお伝えします。
また、長年にわたって原因不明の神経痛に悩まされている方への支援情報も提供したいと思います。
この記事が、季節の変わり目における体調管理の一助となり、皆さんの健康維持に役立てば幸いです。
季節の変わり目が体に与える影響とは自律神経から
季節の変わり目は、多くの人にとって体調を崩しやすい時期です。
しかし、なぜこの時期に体が不調を訴えるのでしょうか？
実は、季節の変わり目に起こる気温や湿度、気圧の変化は、私たちの自律神経に大きな影響を与えます。
自律神経は、体温調節や血圧の調整など、私たちが意識しなくても行われている生命維持のための様々な機能を司っています。
この自律神経のバランスが崩れると、体調不良の原因となるのです。
特に、春や秋になると、日中と夜の気温がぐっと変わることがありますね。
自律神経っていうのは、体の温度調整や心拍数、消化活動などを自動でコントロールしてくれる部分ですが、この気温の変化によって、その自律神経がちょっと混乱してしまい、体の中の血の流れがスムーズでなくなったり、筋肉が固まってしまったりします。
自律神経を、たとえば「体の指揮者」と考えてみましょう。
普段はオーケストラ（体）を上手に指揮して、美しい音楽（体の機能）を奏でています。
でも、春や秋のように気温が大きく変わる時期が来ると、指揮者が困惑し、楽団員たち（体の各部位）がうまく演奏できなくなり、結果として体の調和が乱れ、筋肉の緊張や痛みが生じやすくなるのです。
また、湿度の変化も関節や筋肉に痛みを引き起こす一因となることがあります。
神経痛を引き起こす可能性のある原因。ストレスやアレルギーも関係が。
神経痛とは、神経の圧迫や損傷、炎症などによって引き起こされる痛みのことを指します。
これは、季節の変わり目だけでなく、多くの要因によって発生する可能性があります。
しかし、季節の変わり目に神経痛が悪化する、または初めて神経痛を感じる人が多いのには、特定の理由があります。
まず、自律神経の乱れが原因の一つとして挙げられます。
前述したように、自律神経は体の無意識下での活動を調整しており、そのバランスが崩れると血の流れが悪くなったり、筋肉が硬くなったりします。
これが神経をギュッと押しつぶすように圧迫し痛みを生じさせることがあります。
また、寒暖の差が激しい時期には、体を冷やさないようにと無意識に体が緊張し、その結果、筋肉や関節周囲の神経が圧迫されることもあります。
同じ気温なのに前日あったかい日だった時の朝は急に寒く感じることありますよね？
それが無意識に体を緊張させてしまう原因なんです。
次に、ストレスも大きな要因です。
季節の変わり目は、新しい生活が始まる時期であることが多く、心身ともにストレスを感じやすいです。
子供の受験シーズン、入学の手続き、引っ越しの作業、などなどいろんなやらないことが溜まってきますよね。
ストレスは自律神経のバランスを崩すだけでなく、炎症を引き起こす化学物質の放出を促し、これが神経痛の原因となることがあります。
さらに、季節の変わり目にはアレルギー症状が悪化することがあります。
アレルギー反応による体内の炎症反応は、神経に影響を及ぼし、痛みを引き起こす可能性があります。
特に、花粉症は春に多く見られるアレルギー疾患で、この時期に神経痛を感じる人も少なくありません。
これらの原因を理解することは、神経痛の予防や緩和につながります。
季節の変わり目神経痛の緩和と予防に役立つ生活習慣
神経痛の痛みを緩和し、予防するためには、日常生活での健康管理が非常に重要です。
ここでは、痛みの緩和と予防に役立つ生活習慣をいくつかご紹介します。
まず、適度な運動を心がけることが重要です。
運動は血流を改善し、筋肉の柔軟性を高める効果があります。
特に、ストレッチや軽いウォーキングなど、体に負担をかけない運動から始めましょう。
おすすめは朝１０分のウォーキング。
朝は脳が新鮮な状態なので、歩くといろんな考えが巡ってきて新しいアイデアが出てきたりします。
これにより、筋肉もやわらぎやすくなり、神経への圧迫を防ぐことができます。
次に、正しい姿勢を保つことも大切です。
長時間同じ姿勢でいることは、特定の筋肉に負担をかけ、神経痛を引き起こす原因になります。
デスクワークやテレビやスマートフォンを見るときは、定期的に体勢を変える、適切なサポートを使用するなどして、姿勢に注意しましょう。
２５分タイマーをかけておいて、用事がなくとも立ち上がったりトイレに行ったりするようにしましょう。
また、日常生活でのストレス管理も重要です。
ストレスは自律神経のバランスを乱し、体調不良の原因となります。
ゆっくり湯船につかるなどの簡単にできるリラクゼーションを取り入れたり、趣味でストレスを発散させるなどして、心の健康を保つことが大切です。
食生活においては、栄養バランスの良い食事を心がけ、特に血流を良くするオメガ3脂肪酸を多く含む青魚や亜麻仁油を積極的に取り入れることが推奨されます。
また、ビタミンEも血流を良くする効果があると言われているので、アスパラガス、ほうれん草、アボカド、タラの芽なども摂り入れると良いでしょう。
また、カフェインやアルコールの摂取は控えめにし、質の良い睡眠を確保することも、神経痛の予防に効果的です。
これらの生活習慣の見直しは、神経痛のみならず、全体的な健康維持にもつながってきます。
まとめ
季節の変わり目に感じる体の不調や神経痛は、多くの方が経験することです。
この記事では、その原因として自律神経の乱れや筋肉の緊張、アレルギー反応などが挙げられること、そして日常生活での予防策や緩和方法を詳しくご紹介しました。
重要なのは、これらの症状を自分の体からのサインと捉え、適切に対処することです。
健康的な生活習慣の実践、適度な運動、ストレス管理、そしてバランスの取れた食事は、神経痛の予防と緩和に大きく寄与します。
また、日常生活でこれらの対策を行うことは、全体的な健康状態を向上させ、より充実した生活を送るための第一歩となります。
もし、季節の変わり目に体調不良を感じることが多い、または長年にわたり神経痛に悩まされている場合は、専門家に相談することも一つの手段です。
フジイ整骨院では、一人一人の症状に合わせたアドバイスや治療を行っています。どうぞお気軽にご相談ください。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》