目次
はじめに
9月は「夏の疲れ」と「秋の変化」が重なる季節です。
特に30代女性に多いのが、「眠りが浅い」「朝からだるい」「集中力が続かない」といった訴えです。
多くの方は「夏バテがまだ残っているのかな」と思いがちですが、実は原因は単なる体力の消耗ではありません。
この時期は昼間の蒸し暑さと夜の涼しさの差が大きく、体温を調整するために自律神経が常に働き続けています。
加えて、夏休み明けの子どもの生活リズムに合わせて動いていた方は、自分の体内リズムが乱れやすく、疲労が取れにくくなっているのです。
夜の気温差が自律神経を乱す?眠りが浅くなる仕組みと体への影響
自律神経には、日中に働く「交感神経」と夜に優位になる「副交感神経」があります。
本来であれば、夜になると体がリラックスモードに切り替わり、深い眠りに入れるはずです。
しかし、秋の夜の急な冷え込みに対応するために交感神経が刺激され、体は緊張状態のままになってしまいます。
その結果、眠りが浅くなり、体や脳が十分に休めません。
また、浅い眠りが続くと次のような不調が現れやすくなります。
- 朝起きても疲れが取れていない
 
- 日中に頭がぼんやりする
 
- 体が冷えやすくなる
 
- ちょっと動いただけで息切れする
 
これらは単なる「疲れ」ではなく、自律神経の働きが乱れているサインです。
特に女性はホルモンバランスの影響も受けやすく、気温差や生活習慣の乱れが心身に大きく響いてしまいます。
子どもの夏休み後に生活リズムが乱れるとどうなる?30代女性に多い体と心の不調
夏休み中は、子どもの予定に合わせて生活リズムが崩れがちです。
朝の起床時間が遅くなったり、夜の就寝が遅くなったり、外出や行事で普段と違うスケジュールが続いたりします。
そうしたリズムが体に残ったまま9月を迎えると、「本来の生活」に戻すのが難しく、心身に負担がかかります。
特に30代女性は、子育て・仕事・家事を同時にこなしていることが多く、自分の休息を後回しにしがち。
そのため、気づかないうちに「眠れていない」「呼吸が浅い」「体が重い」という状態が積み重なり、不調として現れるのです。
さらに、リズムの乱れは腰痛や肩こりなどの慢性症状にもつながるため、放置は禁物です。
フジイ整骨院でのケアと日常でできる自律神経を整えるセルフケア習慣
当院では、こうした秋特有の不調を「姿勢」「呼吸」「自律神経」の3つの視点でアプローチしています。
背中や首まわりの筋肉が硬くなると呼吸が浅くなり、自律神経のバランスも乱れやすくなるため、まずは胸郭の動きを広げる施術を行います。
これにより横隔膜がしっかり動くようになり、呼吸が深まり、眠りの質が改善しやすくなります。
また、ご自宅でできる簡単なセルフケアとして以下をおすすめしています。
深呼吸の習慣:就寝前に鼻から吸い、口から2倍の時間をかけて吐く呼吸を5回。副交感神経を優位にします。
足元の冷え対策:夜は靴下や足湯で足を温めると、体全体がリラックスしやすくなります。
朝の太陽光:朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、生活リズムが安定します。
軽いストレッチ:肩甲骨や股関節を動かすことで全身の血流が良くなり、自律神経も整いやすくなります。
施術とセルフケアを組み合わせることで、秋のだるさや眠りの不調を根本から改善することができます。
まとめ
秋は「涼しくなって過ごしやすい季節」のはずなのに、体がだるい、眠れないと感じる方は少なくありません。
その原因は年齢や体力の低下ではなく、気温差による自律神経の乱れや生活リズムの崩れにあることが多いのです。
呼吸を深めること、姿勢を整えること、生活のリズムを取り戻すこと。どれも小さな習慣ですが、積み重ねることで確実に体は変わっていきます。
もし「最近朝から疲れている」「眠りが浅い」と感じる方は、この秋のタイミングで体を見直すチャンスです。
フジイ整骨院では、一人ひとりの生活スタイルに合わせて改善のサポートをしていますので、不安な方はぜひご相談ください。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》
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