[冷えで背中がガチガチに?朝つらい“背中の張り”の原因と改善ストレッチ]

はじめに

 

 

みなさん、こんにちは。

 

たつの市にあるフジイ整骨院 院長の藤井です。

 

 

 

「デスクワークのせいかな」「姿勢が悪いのかも」と思っていた背中の張り。

 

実は、気温の低下とともに増えている“冷え”が関係していることをご存じでしょうか。

 

 

 

寒い季節、背中は意外と冷えやすい場所です。

 

特に肩甲骨のまわりは皮下脂肪が少なく、冷気の影響を受けやすい部分。

 

夜中や朝方に体温が下がると、背中の筋肉がギュッと縮み、硬くこわばります。

 

 

 

 

この状態が続くと、筋肉が血液をうまく送れず、疲労物質がたまりやすくなります。

 

その結果、「寝ても疲れが取れない」「朝起きると背中が重い」「深呼吸すると背中がつっぱる」などの症状が出てくるのです。

 

背中の冷えは放っておくと、首や肩、腰の不調にもつながることがあります。

 

 

 

 

 

体が縮こまると背中が硬くなる!冷えが筋肉を固める意外な仕組み

 

 

寒くなると、人は自然に体を丸めて熱を逃がさないようにします。

 

この“丸まる姿勢”こそが、背中を硬くしてしまう大きな原因です。

 

 

 

背中には「僧帽筋」「菱形筋」「広背筋」など、姿勢を支える大きな筋肉があります。

 

寒さで体をすくめるような姿勢をとると、これらの筋肉が引き伸ばされたまま固まってしまいます。

 

その状態が長時間続くと、筋肉に酸素や栄養が届かず、血流が滞ってしまうのです。

 

血流が悪くなると、老廃物がたまり、さらに筋肉がこわばってしまうという悪循環に陥ります。

 

 

 

また、冷えは自律神経のバランスにも影響します。

 

寒さを感じると体は“緊張モード”である交感神経が優位になります。

 

その結果、筋肉が無意識のうちに力んでしまい、背中の張りが強くなるのです。

 

 

 

 

特にデスクワークやスマホ操作の多い方は、肩甲骨の動きが少なく、血流が滞りやすいため注意が必要です。

 

背中を丸める姿勢と冷えが重なることで、知らないうちに筋肉が固まっている方が多いのです。

 

 

 

 

背中のこわばりが呼吸を浅くし、自律神経を乱す理由

 

 

背中のこわばりは、単なる筋肉の問題にとどまりません。

 

実は「呼吸の浅さ」や「自律神経の乱れ」とも深く関係しています。

 

 

 

背中の筋肉は肋骨を動かす“呼吸筋”と連動しています。

 

筋肉が硬くなると胸が開きにくくなり、呼吸が浅くなります。

 

呼吸が浅いと、酸素が体に十分に行き渡らず、疲れやすさや集中力の低下、頭の重さなどにつながります。

 

 

 

さらに、自律神経は背骨の両側を通っており、背中の筋肉が硬くなるとその神経を圧迫し、バランスを乱してしまいます。

 

交感神経ばかりが優位になると、常に緊張した状態が続き、

 

「寝ても疲れが取れない」「夜中に目が覚める」「体が常にこわばっている」といった不調が出やすくなります。

 

 

 

つまり、背中が硬いままでは、深い呼吸もリラックスもできないということ。

 

冷えによる背中のこわばりは、体全体の不調の“スタート地点”になっているのです。

 

 

 

 

 

今日からできる!背中を温めてほぐす生活習慣とストレッチ法

 

 

冷えによる背中のこわばりを防ぐには、「温める」「動かす」「ほぐす」の3つを意識しましょう。

 

まずは温める習慣から。

 

湯船につかる時間を5分でも長くして、肩甲骨の下までしっかり温めましょう。

 

お湯の中で背中を軽く左右に動かすと、血流がさらによくなります。

 

 

 

日中は、背中に直接風が当たらないように気をつけ、ストールやカーディガンなどで調節を。

 

特にオフィスや車内のエアコンが背中に当たる位置にあると、知らないうちに筋肉が冷えてしまいます。

 

 

 

 

次に、動かす習慣です。

 

簡単にできるおすすめストレッチを3つ紹介します。

 

 

 

① 肩甲骨寄せストレッチ

 

背筋を伸ばして座り、両肘を後ろに引くようにして肩甲骨をギュッと寄せます。

 

10秒キープを3回。

 

 

 

 

② 背伸び深呼吸

 

両手を頭の上で組み、ゆっくり大きく息を吸いながら上に伸びます。

 

吐くときは脱力して腕を下ろし、3回繰り返します。

 

 

 

 

③ 壁押しストレッチ

 

壁に手をついて軽く体を前に倒し、背中全体を伸ばすようにします。

 

肩甲骨の間が広がる感覚を意識して10秒キープ。

 

 

 

 

 

最後に、寝る前のケアとして、ホットタオルやカイロを肩甲骨の間にあてるのも効果的です。

 

筋肉が温まり、寝ている間の血流が保たれやすくなります。

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

背中のこわばりは、冷えによって筋肉が硬くなり、血流が滞ることで起こります。

 

この状態を放置すると、肩こり・頭痛・腰痛だけでなく、呼吸の浅さや自律神経の乱れにもつながります。

 

背中を温めて柔らかく保つことは、単なる“筋肉のケア”ではなく、“体全体のバランスを整えるケア”です。

 

 

 

湯船につかる、体を冷やさない、軽く動かす――この3つを意識するだけでも、背中の張りは軽くなります。

 

もし、「朝から背中が重い」「深呼吸がしづらい」と感じる日が続くようなら、筋肉や姿勢のバランスが崩れているサインかもしれません。

 

そんなときは我慢せず、整骨院などで一度体をチェックしてみましょう。

 

冷えを味方に変えることで、寒い季節も快適に過ごせる体へと変わっていきますよ。

 

 

 

 

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

 

 

 

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