(30代なのに「最近ずっと疲れている」…腰痛も頭痛も、背中がかたまっていることが背景にあるかもしれません|たつの市 フジイ整骨院)

【この記事のまとめ】30代なのに朝から体が重い。腰も痛いし、夕方には頭まで重くなる。寝ても疲れが抜けない。その背景には、背中や肩甲骨が動かなくなり、そのぶんを首と腰が引き受けている状態がかくれていることがあります。腰痛・頭痛・だるさがバラバラに起きているように見えて、じつは根っこがつながっているというお話です。

 

朝ベッドから起きて首と腰を押さえている30代の男性
朝起きても体が重い。寝たはずなのに、疲れが残っている

 

30代なのに「寝ても疲れが取れない」|そんな方、じつは多いんです

 

こんにちは。たつの市フジイ整骨院院長藤井です。

 

「まだ30代なのに、最近ずっと疲れているんです」「朝起きても体が重い」「腰も痛いし、夕方になると頭まで重くなる」。こうしたご相談は、50代・60代だけのものではありません。30代の方からも、よく聞くんです。

 

いちばんしんどいのは、休んでも回復した感じがしないことではないでしょうか。

 

休みの日に昼まで寝てもすっきりしない。起きてもソファで横になったまま。夕方になって「せっかくの休みだったのに、何もできなかったな」と思う。仕事には行けているから病気というほどではない。でも、以前のような元気が出ない。

 

まわりに言っても「よくあることだよ」で終わってしまう。怠けていると思われそうで、人に相談できない。そんなこともありますよね。

 

私は50代なので、30代の体のしんどさを「わかります」と軽々しくは言えません。ただ、同じような相談で来られる30代の方が、この数年で確実にふえています。ひとりだけの話ではないんです。

 

30代でも背中はかたくなります|年齢より、過ごし方の問題

 

休日にソファで横になりスマホを見ている男性
休みの日も、気づけば同じ姿勢のまま

 

「背中がかたい」と聞くと、年配の方の話だと思われるかもしれません。でも、年齢よりも過ごし方のほうが大きいことがあるんです。

 

一日8時間パソコンの前。移動は車。休憩中はスマホ。帰ってからも動画。こうなると、30代でも体を大きく動かす時間はほとんど残りません。

 

これは、なまけているという話ではありません。仕事のしかたが変わっただけのことです。

 

画面を見る姿勢では、頭が前へ出て、肩が内へ入ります。それが毎日続くと、背中や肩甲骨がほとんど動かなくなっていく。

 

やっかいなのは、ご本人に自覚がほとんどないことです。ふつうに仕事はできる。歩ける。だから「体がかたくなっている」とは思わないんですね。

 

でも実際に動きを確かめてみると、体をひねりにくい。腕を上げると肩がすくむ。深呼吸をしても胸や背中がほとんど広がらない。そういう方が、30代でもいらっしゃいます。

 

30代の場合、筋力が落ちたというより、使う姿勢が固定されすぎていることのほうが問題になっているケースがあります。体力があるぶん何とか補えてしまうので、症状が出るまで気づきにくいんです。

 

先日ご来院された30代男性の方は、「運動が足りないってわかってるんですが…」というお話をされていました。

 

最近は運動を手軽にできる環境がふえてきましたね。それでも動かない人は動かない。というより、動けないのだと思っています。毎日の生活の中で仕事に追われている。仕事以外にやりたいと思うことがない。そういう若い世代の方は、多くなっている気がします。

 

それは、その方が悪いわけではありません。一日の力を、仕事で使いきってしまっている。ただそれだけのことなんです。

 

胸を張らなきゃと思って無理に胸を張ってみても、下半身からの動きが硬いと、背中は起きてくれません。

 

ちょっとそこまで歩いてみる。ちょっと階段を使ってみる。ちょっとトイレから立つときに、もう一回スクワットしてみる。

 

そんなところから始めてみるのもいいですよ。

 

腰痛・頭痛・だるさが、バラバラに起きているように見えるわけ

 

デスクで頭が前に出た姿勢のままパソコン作業をしている男性
頭が前へ、肩が内へ。この姿勢が一日中つづきます

 

体は、ひとつの場所だけで動いているわけではありません。背中、肩甲骨、股関節。いくつもの場所が少しずつ動いて、負担を分けあっています。

 

その分担がくずれると、どうなるか。動かない場所のぶんを、首と腰が引き受けることになります。

 

腰が痛いのは腰の問題。頭が重いのは首の問題。そう見えますよね。でも背中が動いていないことで、両方に負担が広がっている。そういうケースがあるんです。

 

もうひとつ。背中や胸まわりがかたまると、呼吸も小さくなりやすくなります。

 

胸が広がりにくい姿勢だと、首や肩の筋肉を使って息を吸うようになります。それが朝から晩まで続けば、座って仕事をしているだけでも首と肩は疲れてきます。

 

ただ、原因がひとつということはありません。姿勢、睡眠、仕事の忙しさ、体の左右差。いくつかが重なって出てきていることが多いんです。

 

当院での見立てと施術|「痛いところ」と「がんばっている場所」は別

 

腰が痛いから腰をもむ。頭が痛いから首をさわる。それで楽になるなら、それでいいんです。でも、何度やってももどってくるとき。そのときは、見る場所を変えたほうがいいことがあります。

 

私が最初に確かめるのは、痛い場所そのものより「どこが動いていないか」です。

 

体を左右にひねったとき、背中がついてくるか。腕を上げたとき、肩がすくまないか。深呼吸で胸が広がるか、それとも肩だけが持ち上がるか。座ったときの骨盤の傾きはどうか。ひとつずつ見ていきます。

 

先ほどお話しした30代男性の方も、デスクワークで常に頭が下がったような姿勢になっていました。

 

よく姿勢を見てみると、背中というより股関節が伸びていないことがわかりました。

 

施術で股関節が動きやすい状態を作ってみると、明らかに背中が起きてくるのがわかりました。

 

何度か続けるうちに「背中もそうですけど、肩が動きやすくなったんです」とおっしゃいました。

 

この方の場合、腰でも背中でもなく、股関節が入り口だったわけです。痛いところと、負担を集めている場所は、こうしてずれていることがよくあります。

 

だから施術は、動きの小さいところから手をつけます。まず体をひねりやすくして、背中と肩甲骨が動く状態を作る。そのうえで骨盤や腰を整えて、腰だけで姿勢をささえなくてもいいようにする。最後にもう一度動いていただいて、施術の前と何が変わったかを、ご本人の体で確かめてもらいます。

 

この男性のように、原因が自分では気づけないことも多いんです。「なんとなく疲れている」で終わらせず、一度、当院で体の動きをくわしく見てもらうのもいいですね。

 

同じ30代の腰痛や頭痛でも、状態はひとりずつちがいます。腰より背中を整えたほうが変わる方。股関節や肩甲骨が大きく関係している方。だから当院では、毎回、施術の前後で動きをくらべます。前回とくらべて今日はどこが変わったのか。それをご本人と一緒に確かめながら進める。私ひとりで診ているからこそ、そこは大事にしています。

 

こんなときは、お医者さんへ

 

ひとつだけ、大事なお願いがあります。疲れやだるさを、なんでも「体のかたさのせい」と決めつけないでください。

 

強い疲労感が長く続く。熱が出る。急に体重がへった。息切れや動悸がある。今まで経験したことのない強い頭痛がある。こうしたときは、まずお医者さんに診てもらってください。

 

「いつもの疲れと、なにかちがう」。そう感じたときは、遠慮なさらずに病院へ行ってくださいね。

 

よくある質問(Q&A)

 

Q1. 休みの日は、ゆっくり休んだほうがいいですか?

 

疲れたら休むこと。これはもちろん大事です。ただ、一日中ソファで動かないでいると、かえって体がこわばってしまうこともあります。少し散歩する。買い物に出る。それくらいで十分です。しっかり運動しなければ、と気負わなくて大丈夫ですよ。

 

Q2. 腰が痛いのに、なぜ背中や股関節まで診るのですか?

 

背中・肩甲骨・股関節・腰は、つながって動いているからです。背中が動かないぶんを、腰が引き受けていることがあります。つらいのは腰でも、負担が生まれているのは背中や股関節。そういうケースがあるんです。

 

Q3. 仕事中にできることはありますか?

 

むずかしいことは要りません。一度立つ。少し歩く。背中を伸ばす。遠くを見る。それだけでも、体は同じ位置から解放されます。毎日きちんと運動を続けなくても、同じ姿勢の時間を少しへらすだけで負担は変わってきますよ。

 

Q4. 背中がかたくなっているかどうか、自分で確かめる方法はありますか?

 

座ったまま、体を左右にひねってみてください。肩だけが回って、背中がついてこない感じがあれば、背中がかたくなっているサインです。もうひとつ、深呼吸をして肩が上がるかどうか。胸ではなく肩で息をしているなら、胸まわりが広がりにくくなっています。どちらも、痛みが出るほどやる必要はありません。

 

Q5. 30代で、整骨院に行くのは早すぎますか?

 

早すぎることはありません。むしろ、30代のうちに体の使い方を見ておくと、そのあとが楽なんです。この記事の男性のように、自分では気づけなかった入り口(股関節など)が見つかることもあります。「まだ若いから」でがまんを続けるより、一度動きを確かめておくほうが、40代・50代の体がちがってきますよ。

 

まとめ|「まだ若いから」と、がまんしないでください

 

体を動かして気分よく過ごしている男性
同じ姿勢の時間を少しへらすだけでも、体は変わります

 

30代だと、「まだ若いから大丈夫」「寝れば治る」と考えて、腰痛や頭痛、だるさをがまんしてしまう方が多いです。

 

でも、仕事も家のこともできているからといって、体に負担がかかっていないとはかぎりません。デスクワークやスマホの時間が長い方は、背中や肩甲骨、股関節が思っている以上に動かなくなっていることがあります。

 

ずっと疲れている状態が当たり前になってしまうと、それがふつうだと思えてきます。でも、以前は休みの日に出かける元気があったはずなんですよね。

 

大きな異常はないけれど、腰痛・肩こり・頭痛・背中の張りが続いている。そんな30代の方は、「まだ若いから」とがまんせず、一度体全体の動きを確かめてみてください。

 

いま体の使い方を見なおしておくと、40代、50代になっても、仕事や趣味を無理なく続けられます。その準備を、いまのうちに。お手伝いできればうれしいです。

 

🖊️ この記事を書いた人

氏名:藤井 敦志(ふじい あつし)

資格:柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師

兵庫県たつの市でフジイ整骨院を開業して20年以上になります。骨・筋肉・関節の専門家である柔道整復師と、鍼灸師の国家資格を持ち、体の痛みや不調を幅広く診ています。自費専門・完全予約制のため、お一人おひとりの状態をじっくり確認しながら治療を行っています。

 

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