テニスは楽なのに、運転すると膝がズキッ…その痛み、股関節が原因かもしれません

【この記事のまとめ】テニスのあとに車を運転すると膝が痛くなるのは、膝そのものではなく踏ん張る側の股関節の硬さが関係していることがあります。股関節の動きが悪くなると血流や姿勢に影響し、運転中の同じ姿勢が膝への負担を強めてしまうのです。股関節の動きと背骨の調整を行うことで、テニスを続けながら膝の痛みを和らげられることがあります。

 

はじめに|「テニスのあとに運転すると膝が痛くなる」というお悩みへ

 

こんにちは。たつの市フジイ整骨院院長藤井です。

 

「テニスをしている時は大丈夫なのに、車に乗ってから急に膝が痛くなる」。そんな経験はありませんか?

週に一度のテニスを楽しみにされている方から、こうした相談を受けることがあります。

 

プレー中は痛くないのに、終わって車を運転した後だけ膝がつらくなる。階段の上り下りもしんどくなる。

 

何が起きているのか分からず、不安になりますよね。

 

 

今回は、テニスのあとの運転で膝の痛みが出るようになった40代女性のケースをもとに、なぜこのようなことが起こるのか、お伝えしていきます。

 

 

事例紹介|40代女性Aさん テニスのあとに車を運転すると膝が痛くなったケース

 

今回ご紹介するのは、40代女性のAさんです。

 

試合に出るわけではなく、週に一度、友達とテニスを楽しむことを大切にされている方でした。「長く楽しめるように」と、ご自身でも体のケアを心がけていたそうです。

 

以前にも膝を痛めたことがあり、当院での治療を続けるうちにほぼ改善していました。

 

ところが最近、テニスをしている時は問題ないのに、終わって車を運転した後から急に膝が痛み出すようになったとのことでした。

 

「階段も上がれないくらいになった」というほどの痛みで、Aさんご自身も「何が変わったんだろう」と戸惑っていました。

 

体を確認すると、以前痛めた側の股関節の動きが硬く、不自然な動き方をしていることが分かりました。

 

さらに、骨盤と腰の緊張は、痛めた側とは反対側に出ていました。

 

 

私の見立てでは、テニスの動きの中で踏ん張って止める足が、痛めた側の膝だったことが関係していると考えました。

 

踏ん張る動きを繰り返すことで股関節が硬くなり、その状態のまま車の運転で同じ姿勢を長く続けると、股関節の前側の血液の流れが悪くなる。

 

その結果として、膝に痛みが出ていたのではないか、というのが私の考えです。

 

 

なぜ股関節の硬さが膝の痛みにつながるのか|踏ん張る動きと血流の関係

 

テニスでは、ボールに反応して止まる・方向を変えるという動きを繰り返します。

 

この時、片方の足で強く踏ん張ることになります。

踏ん張る動きが続くと、その足側の股関節まわりの筋肉が緊張し、徐々に動きが硬くなっていきます。プレー中はアドレナリンも出ているため、痛みとして感じにくいこともあります。

 

 

ところが、運転の姿勢は股関節を曲げたまま長時間固定する姿勢です。すでに緊張して硬くなっている股関節を、さらに同じ角度で固定することになります。

 

股関節の前側には、太ももへ向かう血管が通っています。股関節が硬く縮んだ状態が続くと、この血液の流れが悪くなりやすくなります。

 

 

血流が悪くなった状態で膝を使うと、本来であれば股関節が分担するはずの負担を、膝が代わりに受けることになります。

 

これが、運転後に膝の痛みとして表れる一つの理由ではないかと考えています。

 

Aさんの場合、骨盤と腰の緊張が痛めた股関節とは反対側に出ていたことも、体が左右でバランスを取りながら踏ん張っていたことを示していました。

 

フジイ整骨院で行った見立てと施術|膝だけでなく股関節・背骨から整える理由

 

膝が痛いと、多くの方は「膝の筋肉をストレッチして、可動域を広げればいい」と考えます。もちろん膝そのもののケアも大切です。

 

ただ、実際には股関節や足関節など、別の場所の動きの悪さが原因になっていることが少なくありません。

 

 

Aさんの場合も、膝だけを施術するのではなく、まず股関節の動きを改善する治療を行いました。あわせて、骨盤と腰の緊張に左右差があったことから、背骨の歪みを整える施術も行いました。

 

そのうえで、自宅でできるストレッチもお伝えしました。

 

 

次の治療日には、Aさんから「テニスをしても痛くなくなってきました」という声を聞くことができました。

 

膝の痛みは、膝だけを見ていても原因が見えてこないことがあります。今回のように、踏ん張る動きのクセや股関節の硬さまで含めて確認することが、改善への近道になることがあります。

 

 

 

まとめ|膝の痛みは膝だけが原因ではないことも

 

 

テニスのあとに車を運転すると膝が痛くなる場合、膝そのものよりも、踏ん張る側の股関節の硬さが関係していることがあります。

 

「膝が痛いから膝をストレッチすればいい」と思われがちですが、股関節や足関節など、別の場所の動きから見ていくことが必要な場合も多いのです。

 

いつまでも変わらない運転時の膝関節や股関節の痛みやでお困りなら、一度ご相談ください。

 

よくある質問(Q&A)

 

Q1. テニスをしている時は痛くないのに、なぜ運転後だけ膝が痛くなるのですか?

テニスの最中は踏ん張る動きで股関節まわりの筋肉が働き続けているため、痛みとして感じにくいことがあります。運転中は股関節を曲げたまま長時間同じ姿勢を続けるため、すでに緊張していた股関節がさらに固定され、血流や負担のかかり方が変化して膝の痛みとして表れることがあります。

 

Q2. 以前に膝を痛めたことがあるのですが、今回の痛みと関係はありますか?

関係していることがあります。以前痛めた側の足を踏ん張る動きで使い続けることで、その側の股関節に負担が集中しやすくなる場合があります。過去の経緯も含めて体の使い方を確認することが大切です。

 

Q3. テニスは続けてもよいのでしょうか?

痛みの状態にもよりますが、すぐにやめる必要があるとは限りません。股関節の動きを整え、体の使い方を見直すことで、テニスを続けながら痛みを和らげられることがあります。気になる症状がある場合は、無理をせず一度ご相談ください。

 

Q4. 整形外科でレントゲンを撮っても異常なしと言われましたが、整骨院でも診てもらえますか?

はい、ご相談いただけます。レントゲンで骨に異常がない場合でも、股関節や骨盤、背骨の動きのバランスが影響していることがあります。当院では体全体の動きを確認しながら施術を行っています。

 

Q5. 運転前にできる対策はありますか?

テニスのあとは、車に乗る前に股関節を軽く伸ばす、深呼吸をしながら体を整える時間を取るだけでも、負担の感じ方が変わることがあります。ただし、痛みが続く場合は自己対処だけに頼らず、一度体の状態を確認することをおすすめします。

 


🖊️ この記事を書いた人

氏名:藤井 敦志(ふじい あつし)

資格:柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師

兵庫県たつの市でフジイ整骨院を開業して20年以上になります。骨・筋肉・関節の専門家である柔道整復師と、鍼灸師の国家資格を持ち、体の痛みや不調を幅広く診ています。自費専門・完全予約制のため、お一人おひとりの状態をじっくり確認しながら治療を行っています。

 

 

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