目次
はじめに
皆さん、こんにちは。フジイ整骨院の院長の藤井です。
今回は手術後もずっと続いていた腰痛でお困りの40代男性のお話です。
「もう良くならないのでは…」そう思い始めていた48歳のテクニカルスタッフの男性が当院を訪れたのは、ヘルニアの手術から3年が経過した頃でした。
手術後も続く腰の電気が走るような痛み、ふくらはぎの前側から母趾にかけてのしびれに悩まされ、
週1回の整骨院通いを続けていましたが、なかなか改善が見られない状況が続いていました。
全身に広がる痛みの連鎖 ~見落とされがちな体の歪みの影響~
初診時、患者様の体には明確な左右差が見られました。
ふくらはぎの太さに2.5センチもの差があり、肩甲骨の高さにも違いが確認されました。
さらに、右側の皮膚感覚が鈍く、運動への意欲も失われていました。詳しい検査の結果、症状が改善しない原因が見えてきました。
それは、体全体の歪みによる神経伝達の阻害でした。足首の硬さ、骨盤の歪み、首の動きの制限が連鎖的に作用し、神経への圧迫を引き起こしていたのです。
この連鎖反応は、まるで玉突きのように全身に影響を及ぼします。
筋肉の緊張は血行不良を招き、それがさらなる痛みを生み出す悪循環を形成していました。
手術は確かにヘルニアという局所的な問題を解決しましたが、体全体のバランスの崩れは残されたままだったのです。
微弱電流と手技療法の融合 ~腰痛改善への新しいアプローチ~
治療では、ドイツで開発された最新の微弱電流治療機器「ハイチャージ」を使用しました。
この機器は、体の細胞を活性化し、代謝を促進する効果があります。
さらに、体全体の歪みを整える手技療法を組み合わせることで、驚くべき効果が現れました。
従来の治療では7-10日で再発していた症状が、当院での治療開始後、数ヶ月間安定して改善。
腰痛だけでなく、足のしびれも軽減し、日常生活の質が大きく向上したのです。
慢性的な腰痛の改善には、治療だけでなく、日常生活での取り組みも重要です。
この方には自宅で気を付けていただくポイントをいくつかお伝えしました。
デスクワークが多い方でしたので、座っている際に骨盤を立て、背筋を伸ばした姿勢をキープするように。
そして、モニターの位置は目線よりもやや下に設定し、2時間に1回は必ず立ち上がって軽いストレッチを行うことをお勧めしました。
ストレッチは簡単なもので大丈夫です。
椅子に座ったまま片足を膝の上に置いて、背筋を伸ばした状態で体を前に倒します。
あげた方の足の太もも裏から股関節にピンとはった感じがあればオッケーです。
質の良い睡眠も回復には欠かせません。横向きで寝る場合は膝の間に薄い枕を挟み、仰向けで寝る際は膝の下にクッションを入れることで腰への負担を軽減できます。
運動も積極的に行っていただきました。
この方は1日20-30分のウォーキングと水中ウォーキングで血行促進と筋力維持を促すことに成功しました。
まとめ
この症例が教えてくれたのは、慢性的な腰痛の治療には、局所的な対処だけでなく、体全体のバランスを見直すことの重要性です。
また、精神的なストレスも腰痛に大きく影響することが分かっています。
適度な運動や十分な休息を取り、ストレス管理を行うことも大切です。
当院では、患者様一人一人の症状に合わせて、物理療法、はり療法、手技療法を組み合わせた総合的な治療プランをご提案しています。
腰痛でお悩みの方は、諦める前にぜひご相談ください。
私たちが、あなたの回復をサポートいたします。
なお、症状の改善には個人差があります。
この記事でご紹介した治療法に興味をお持ちの方は、まずはご相談ください。
私たちがお力になれることを願っています。
Q何が決め手で当院を受診されましたか?
他の接骨院に通院していたが、しばらくすると痛みが再発していたので、他のところをWEBで探していたところ、
HPで興味を持ったのが通院を決めた理由。
Qどのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
腰痛と右足のしびれがあり受診した。
Q実際に受診されて良かったことを書いてください。
腰痛は処置をしても7日から10日くらいで痛みが再発していたが、当院に通院しだしてからは
ここ数カ月は全くといっていいほど痛みを感じなくなった。足のしびれもよくなった。
ありがとうございました。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ師・藤井敦志監修》