目次
はじめに
みなさん、こんにちは。
たつの市にある フジイ整骨院 院長の藤井敦志です。
そろそろ田植えや畑作業をされるご家庭も多いのではないでしょうか。
田植えは農業における重要な作業ですが、体に大きな負担がかかることがあります。
長時間の作業や不適切な姿勢は、腰痛や膝痛、肩こりなどの原因となりかねません。
当院にも、畑作業をして体が痛いから診てほしい と来られる方も多くいらっしゃいます。
この記事では、そんな田植えや畑作業をする前にしてほしい準備運動やストレッチ法について見ていきたいと思います。
事前のストレッチと運動
何かを新しく始める時は、何事も準備が大切ですよね。
田植え作業も同じです。
ほんの少しの準備運動をすることで、体の痛みや疲れも大きく変わってきます。
いくつかご紹介しますので、実践してみて下さいね。
全身のストレッチ
肩回し
両肩を前後に大きく回して肩周りの筋肉をほぐします。
腕伸ばし
片腕を胸の前に伸ばし、反対の手で肘を押さえて腕の筋肉を伸ばします。
背中と腰のストレッチ
腰ひねり
足を肩幅に開き、腰に手を当てて、上半身を左右にゆっくりひねります。
前屈ストレッチ
立ったまま前屈し、手を床に向かって伸ばします。背中や腰の筋肉が伸びるのを感じながらゆっくり行います。
脚のストレッチ
ふくらはぎ伸ばし
片足を一歩前に出し、前の膝を曲げて後ろの脚をまっすぐ伸ばします。
後ろ足のかかとを床につけてふくらはぎを伸ばします。
太もも伸ばし
立ったまま片足を後ろに曲げ、足首を持って太ももの前側を伸ばします。
足首のストレッチ
足首回し
片足を軽く上げて足首を左右に回し、足首周りの筋肉をほぐします。
軽い有酸素運動
ウォーキング
田んぼに行く前に軽く歩くことで全身の血行を良くし、筋肉を温めます。
ジャンピングジャック
その場で軽くジャンプしながら手足を広げる運動を30秒から1分程度行います。
体を優しくケアして疲労回復を
田植え後のケアは、疲労回復や筋肉のリカバリー、ケガの予防に非常に重要です。
田植え後に行うと良いケアとその効果をご紹介します。
ストレッチ
田植え作業後は、筋肉が疲労しているため、ストレッチを行うことで筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を回復させます。
大腿四頭筋ストレッチ
片足を後ろに曲げて、足首をつかみます。
ゆっくりと足を引き寄せ、太ももの前側を伸ばします。反対側も同様に行います。
これをすることにより、太ももの前側の筋肉をほぐし、血行を促進します。
ハムストリングストレッチ
片足を前に伸ばし、もう片方の足を軽く曲げます。
腰を前に倒しながら、前に伸ばした足のつま先に手を伸ばします。
これをすることにより、太ももの後ろ側の筋肉をリラックスさせ、疲労を軽減します。
体側ストレッチ
片腕を頭上に伸ばし、もう片方の手を腰に当てます。
体を側面に倒し、体側を伸ばします。反対側も同様に行います。
これをすることにより、体側の筋肉を伸ばし、腰や背中の疲労を軽減します。
水分補給と栄養補給
田植え後は大量の汗をかき、水分とミネラルを失っているため、適切な補給が必要です。
水分補給
スポーツドリンクや水を飲み、失った水分と電解質を補給します。
脱水症状を防ぎ、体の機能を正常に保ちます。
栄養補給
バランスの取れた食事を摂ります。
特にタンパク質と炭水化物を含む食事が良いです。
筋肉の回復を助け、エネルギーを補充します。
温浴
温かいお風呂に入ることで、全身のリラクゼーションを図ります。
温かいお風呂にゆっくり浸かります。
血行が良くなり、筋肉の疲労が和らぎます。
睡眠
質の良い睡眠をとることが、疲労回復には不可欠です。
十分な睡眠時間を確保し、規則正しい生活リズムを保ちます。
体力と筋力の回復を促進します。
注意点
ストレッチや運動は無理をせず、自分の体調や体力に合わせて行ってください。
ストレッチは反動をつけず、ゆっくりと筋肉を伸ばすことが大切です。
運動後はしっかりと水分補給を行い、体の準備を整えましょう。
まとめ
これらのストレッチや運動を行うことで、田植え作業中の疲労軽減や怪我の予防に役立ちます。
準備を万全にして、田植えを楽しく安全に行ってください。
田植えの後は無理をせず、体をいたわってあげましょう。
毎年、田植えの季節になると腰痛を訴えるという方がいらっしゃいます。
普段、腰痛を覚えていなくてもずっとお体に歪みがあって、田植えがきっかけで大きなお痛みを感じる方も多いです。
定期的にお身体の歪みをチェックしておくことも大事なことですね。
もし田植えの前後で腰痛や体の痛みが気になるという方はお気軽にご相談ください。
あなたの痛みや不調に合わせて治療をさせていただきます。
《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》