痛み止めの薬が効かない腰痛とは 間違った薬の飲み方をしているのかも?

2021年10月7日

Category : 対策 , 腰痛

突然腰が痛くなってどうしようもない時に薬に頼ることってありますよね。

でももし痛み止めの薬を飲んだとしても痛みが治まらなかったとしたら不安になりませんか?

 

先日の患者さんも同じように痛み止めをたくさん出されて飲んできたけどどうしても痛みがひかないとお困りでした。

詳しくお聞きしていると薬の飲み方などにその原因の1つがありました。

 

今回は腰痛で薬を飲んでも効かないわけと対策についてお伝えしたいと思います。

「薬が効かなくて困ってる」とお悩みの方にはヒントになるかもしれないので最後までお読みいただければと思います。

腰痛の痛み止めの薬が効かないわけ

 

腰痛の種類にはいくつかありそれに合わせた薬を飲まないと効果が発揮されないことがあります。

 

腰痛の15%程度は原因を特定できる特異性腰痛であり、残りの85%程度は原因不明とされている非特異性腰痛です。

つまり腰痛のうち85%ははっきりした原因がわかっていないと言うことです。

 

神経が圧迫されることで痛みが起こっている、筋力が弱ったことで起こる、筋肉が硬くなって起こる、寒さやストレスで起こってくるなど様々な原因が考えられます。

 

1つの種類の薬を飲んだところでそれに合っていないものだと痛み止めが効かない事はよくあることなのです。

 

腰痛の原因によって分ける市販薬の選び方

 

病院で診察を受けた場合に処方される薬においては、医師の指示に従い用法容量を守って飲んでいただくことをお勧めします。

 

ここでは、市販されている薬についてお伝えいたします。

 

・腰部に熱があったり炎症があるもの

ロキソニン系やステロイド系が合うでしょう。炎症がない場合には効果がありません。

長期は控えるようにしましょう。

 

・腰痛の原因が血の巡りの悪さや筋肉の硬さによるもの

血の巡りが悪くなって硬くなっているものに対しては、ロキソニンやステロイドなど炎症を抑える薬はいくら飲んでも効果がありません。

それらを飲んでも効かない場合は、フェルビナクなど体を温める効果のある湿布や漢方薬などを選ぶといいでしょう。

コムレケア(芍薬甘草湯)、ナイシトール(防風通聖散)、コッコアポL(防己黄耆湯など)、カコナール(葛根湯)など多くはドラッグストアで手に入るでしょう。

・腰痛が神経が原因のもの

ロキソニンやイブプロフェンなど炎症を抑える薬が効かない場合、神経が原因の場合があります。

その場合には鎮痛薬が効かないことが腰痛の研究でわかってきました。

 

病院ではトラムセットという薬を出される場合がこれに相当するでしょう。

うつ系に出される薬でも脳からの疼痛抑制系に作用することがわかっています。

 

・腰痛の原因が内臓の病気やストレスなどによるもの

薬を飲んでもあまり効果が出ないでしょう。

まずは規則正しい生活を取り戻すこと。

1、お風呂にちゃんとつかって入る
2、睡眠時間を6〜8時間とる
3、定期的に深呼吸をする

深呼吸は肺にしっかり酸素を送り込むことでリラックス効果と細胞の活性化の両方に作用しますのでぜひおすすめです!

 

痛み止めが効かなかった腰痛の薬の間違った飲み方

 

・きつい薬の数を増やす、また長期間定期的に飲んでしまう

痛みがきつい時に痛み止めの薬を朝昼晩長期にわたって飲み続けておられる方がおられました。

体には耐性がありますのでその方はどんどんきつい薬を加えていくようになってしまいました。

きつい薬はなるべく1番痛みが強い時だけにしてください。

長期間にわたって飲み続ける事はあまりお勧めできません。

 

こちらもしっかり医師や薬剤師さんの指示に従うようにしてくださいね。

 

・薬の飲み合わせをしてしまう

医師から処方されている薬によっては飲み合わせによって逆に強い炎症を起こしてしまったり胃腸悪くしてしまうこともありますので、必ず相談されるようにしましょう。

 

例えば炎症を抑える薬と体を温めるための薬を併用するとプラスとマイナスを両方入れているようなものになります。

 

体にいいものを入れているはずが逆効果になることも少なくないので、しっかり薬の種類を聞いてから飲み分けましょう。

 

飲み薬と湿布は併用して良い?

痛み止めの飲み薬を使っているときに湿布を併用すると同じ成分や似た成分の場合に稀ですが過剰投与になることがあるので、併用はあまりお勧めできません。

医師や薬局など専門家の指示に従うようにしましょう。

 

 

まとめ

 

1、腰痛の痛み止めが効かない場合は神経や血の巡りの悪さが原因

2 、薬が効かないからといって量を増やしたり長期にわたって飲み続けないこと

3、腰痛の原因は85%が不明。まずは規則正しい生活と深呼吸を

 

痛みのために日常生活に支障をきたす事は毎日は辛いですよね。

すべての痛みに対しては体は酸素と栄養と刺激の不足が原因です。

しっかり食事をとって栄養を取り入れ水分も取り入れ、姿勢を良くして深呼吸をする。

すべてに通ずる方法なのでやってみてくださいね。

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

Tags :


正しくコルセット(サポーター)を使って腰痛改善!コルセットの注意点や正しい使い方

2021年9月19日

こんにちは。兵庫県たつの市フジイ整骨院 院長藤井敦志です。

患者様からの質問で、コルセットは夜寝てる時もしてたほうがいいですか?

コルセットっていつまでつけてたらいいですか?

と言う質問を多くいただきますので、腰のコルセットの正しい使い方についてお話ししたいと思います。

腰痛時にいつもコルセットに頼ってるけどずっとそれでいいのかな、とお考えの方はこちらをお読みいただくとお役に立てるかと思いますので最後までお読みください。

 

結論から申し上げると・・・

  • コルセットは痛い時だけ
  • 寝るときは外す
  • 自分のコルセットを身につける

これらを守っていただくだけで大丈夫です。

詳しくお話しいたしますね。

 

腰のコルセットに効果はある?腰痛改善のための正しいコルセットとその注意点とは。

コルセットは、腰からお腹にかけてしっかり巻くことで腹圧が高まり背骨が固定されますので、急な腰痛、腰に負担をかける重労働の方には腰痛の軽減にじゅうぶん効果があるとされています。

ぎっくり腰など急性の腰痛などには少しの動きで痛みが誘発されるので、コルセットを巻くことで腰の動きを制限することができることからやや動きやすくはなります。

しかし、腰痛を治すものではないのでご注意ください。

 

1、コルセットは寝るときには外すのが基本です

2、長期の利用は控えましょう

3、腰痛を予防するためにコルセットを使用するのはやめましょう

 

 

腰痛コルセットの長期利用によって起こる結末

 

コルセットをつけると腹圧が高まり、腰回りの筋肉の負担が軽減されて、腰痛がやわらぐ効果が期待できます。

 

一方で長期にわたってコルセットを装着することで、腰回りの筋肉が使われなくなり、姿勢を支えてくれる腹筋・背筋群の機能が落ちてしまうことがあります。

 

病院などでコルセットを処方されて、「腰が痛い間はつけておいてください」と言われるものの、はずすタイミングについてはあまり話されることはないかと思います。

 

当院に来院された患者様で、腰痛を起こしてから10年以上コルセットをつけたままだと言う方がいらっしゃいました。

 

その方は治療のためコルセットをとってまっすぐ立ってもらうと、立ってることもままならないほど姿勢筋(姿勢を正すための筋肉群)が落ちてしまっていたのでした。

 

そうならないためにも腰痛コルセットの長期利用(12ヶ月以上)は必ず控えるようにしてください。

 

 

あなたの症状に合わせた腰痛改善コルセットの選び方

腰痛コルセットは腰痛の種類や程度によって使い分けることによって、より効果的になります。

使い方をまちがわないようしっかり使い分けましょう。

 

1、ぎっくり腰の場合

ぎっくり腰などの急性腰痛の場合はやや幅が広めで硬めのコルセットを使用すると良いでしょう。

二重にバンドで絞められるようなタイプが1番お勧めです。

 

2、介護など重労働の場合

お仕事でどうしても腰に負担をかけてしまう方の場合は骨盤からお腹を保護してくれるような少し幅の狭めのコルセットを使用することをお勧めします。

これも二重のバンドがあるのがオススメですが、ゴムであれば骨盤を止めるだけでも充分効果があります。

お仕事をされないときは外しておくほうがいいでしょう。

 

3、腰椎圧迫骨折の場合

腰椎を圧迫骨折している場合は、寝返りや起き上がりなどの動作によってさらに骨折するリスクがありますので寝る時もコルセットは外さないようにしてください。

1、2ヶ月程度の使用が見込まれますので、医師の指示に従うようにしましょう。

 

 

腰痛改善のための天然のコルセットを作る筋トレ法

 

腰の痛みが落ち着いたら腰痛をぶり返さないための体作りが必要になります。

じっとしていると腰の痛みへの不安や悩みがストレスにつながるため、痛みの敏感な体になってしまうことがあります。

動ける範囲でいいので、コルセットを外して動くことから始めましょう。

 

先日来られた70代女性の患者様が「私は天然のコルセットを作るためにずっと努力してきたの」とおっしゃった方がおられました。

その方の姿勢は見事にぴしっと背筋が伸びたものでした。

 

今ではよく耳にするようになってきた天然のコルセット

腰周りの腹筋や背筋、そして腰の横の筋肉などのことを言います。

このコルセット筋を低下させないことが腰痛の予防につながることが論文にも証明されております。

 

「腰痛性疾患に見られる「コルセット筋」の筋力低下と簡便な坐位トレーニング」

浜西千秋 近畿大学医学部整形外科

内外腹斜筋、腹横筋、多裂筋など腹くう周囲「コルセット筋」の持続運動や筋力強化は慢性腰痛の予防と治療のみならず、腰痛由来の神経症状の治療や「ぎっくり腰」の予防にも有用である

 

天然のコルセットを作るための簡単なエクササイズをご紹介いたします。

 

お腹の横の筋肉を鍛える(腹横筋)

腹横筋を鍛える最もオーソドックスなトレーニングがドローインといわれる運動です。

 

腹式呼吸の動きを利用して息を吐きながらお腹を引っ込めたら、その状態を一定時間維持し、息を吸いながら元に戻すと言う動作を繰り返します。

 

セット30秒、慣れてきたら10回程度まで回数を増やしていってください。

ドローインは座っていてもできる運動なので、自宅や電車などで場所を選ばずにすることができます。

 

日に1回習慣づけることがおすすめですね。

 

まとめ

1、基本的にコルセットは急性の腰痛または重労働の際の支えに使って下さい

2、コルセットの長期利用は避けて下さい

3、腰痛が少しおさまれば天然のコルセット(腹横筋)を鍛えるようにしましょう

 

いかがでしたでしょうか?

腰痛の時に使用するコルセット一つとってみても、正しく使用しないと次の腰痛を起こしかねません。

正しくコルセットを使って腰痛になりにくい体作りをしていきましょう。

 

コルセットの使い方や天然のコルセットの筋力低下を防ぐ方法などは当院でもお話ししておりますのでお困りの際はお越しいただければと思います。

 

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

 

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》


どの寝方が一番?ベッドにマットレス?畳の上に敷き布団?腰痛の人が選ぶべき寝方とは

2021年9月10日

患者さんとお話をしていてよくこんな質問をいただきます。

「ベッドの硬さってどんなんが一番いいんです?」

 

寝てる時の寝方が体を悪くしているんじゃないかと心配される方は多いですね。

 

私たちの睡眠時間は平均6〜7時間。1日の3分の1くらいは寝ています。

人生の3分の1を布団の中で過ごすわけで、それだけ寝ている姿勢は重要なわけです。

 

ですので気にされるのも無理はないですよね。

腰痛になりにくい一番良い寝方とは何?

 

結論から先に申し上げます。「畳に敷き布団」が一番です。

日本人ですから!

そんな理由だけではないですが順番になぜ畳に敷き布団が腰痛になりにくいのかをお伝えいたします。

 

毎日の寝方にお困りの方はお読みいただくとお役に立てるかと思います。

 

 

腰痛の人は寝方に悩む。そのわけとは。

 

腰痛でお困りの方がよくおっしゃるのは「夜中はいいんだけど朝起きるときになったら腰が痛いんです」というもの。

 

朝起きたら痛いということは寝ている姿が体を悪くしてるんじゃないだろうか?

それなら良い寝具やマットレスにしたら自分の腰痛は改善するんじゃないだろうか?

 

そう考えて良い寝方を模索される方が多いというわけです。

 

 

腰痛の人が選ぶべき寝返りしやすいマットレスの寝方

 

寝ているときに一番良いのはいかに寝返りを楽にできるかということ。

話はちょっとそれますが

先日までヨットで単独太平洋往復を成し遂げた辛坊治郎さんがこうおっしゃっていました。

「寝返りがいっさいできないヨットの中では毎日朝起きると体のどこかが痺れているんです」

「日本に帰ってきて一番嬉しかったのは寝返りが自由に打てるということです」

人は体のどこかに負担をかけさせないために自然に寝返りをうとうとしています。

それがヨットの中ではそれ自体が揺れているので体を縛り付けるように寝ていたそうです。

 

すると朝になると必ず体が痺れている。

「わたしほとんど寝返りしないんです」とおっしゃる方もいますが、絶対微妙に動いているはずです。

 

それができにくい自分に合っていないようなマットレスだと毎日負担をかけてしまうことになるんですね。

自然に2、3回寝返りして楽なマットレスを選ぶことを心がけましょう。

 

論文にもあるように寝返りのしやすさが良質な睡眠を導くことがデータとして出ております。

寝 返 り ・ 寝心 地 を重 視 した マ ッ トレ ス に よ る 睡眠 改善効果 THE SLEEP −IMPROVING EFFECTS BY THE MATTRESS EASY TO MOVE AND COMFORTABLE TO SLEEP 木暮貴 政 ※ 1) , 西 村 泰昭 ※ 1) , 郭怡 ※ 1), 白川 修 一 郎 ※ 2)

『弾 力性や 幅の 異な る マ ッ ト レス の 睡 眠 評価に よ り,マ ッ ト レス の 寝返 り しやす さ の 違 い が 睡 眠 に強 く影響 す る 可 能性 が 報 告 さ れ て い る 』

 

 

腰痛の人に一番バランスの良い寝方はマットレスでなく〇〇

 

より寝返りを打ちやすい寝具とはずばり畳に敷き布団です。

基本的に敷き布団というのは硬いものですのでその時点で寝返りは打ちやすい。

ベッドなど柔らかいものの上で寝ていると寝返りをうとうとしても吸収されてしまうのでやりにくいことがあります。

 

マットレスの場合は基本厚みがあるので、下の硬さはあまり関係ないですが敷き布団の場合はあまり厚みがないので下の硬さは重要ですね。

畳はフローリングほどカチカチでなく適度な柔らかさがあるので敷き布団で体の重みで凹んでも体が痛いと感じることはあまりない。

 

何よりいぐさの匂いっていいですよね〜。

やはり畳に敷き布団がバランスが一番良い寝方ということになります。

 

 

腰痛が悪化するマットレスの硬さと寝方

 

先日他の患者さんが「最近、寝具屋さんでちゃんと試し寝までして選んだマットレスなのにやっぱり寝づらくってすぐやめちゃったんです」とおっしゃっていました。

試し寝をお店で6時間できたらいいかもしれないですが、できても数分ですから難しいですよね。

 

自分に合ってるマットレスはどう探せばいいんでしょう?

 

マットレスというもの自体が寝返りにはあまり適していないので、硬いのがいいとか柔らかいのがいいとかはないんです。

とにもかくにも「自分が寝返りしやすい寝具」を選んでください。

 

お勧めはお店に行って寝具に寝て何度も寝返りをすることですね。

 

 

腰痛の人が一番やっちゃいけない寝方

 

私もたまに腰痛で困る時があります。

リビングでテレビを見ながらそのまま寝てしまってフローリングの上で朝を迎えたときに必ず辛くなります。

 

わかっちゃいるのにやってしまうダメな寝方。

みなさんも経験ありませんか?

一番ダメなのはソファで寝てしまうこと。

今までお読みいただいた方ならもうおわかりですよね。

 

寝返りできませんから。

 

 

フローリングに敷き布団では?畳ダイレクトでもいいんでは?

 

フローリングに敷き布団では、転んだときにフローリングの硬さを腰や肩にダイレクトに感じてしまうので、長時間になると痛みを感じるようになります。

やはり畳の絶妙な柔らかさが必要です。

 

では畳ダイレクトで寝てもいいんじゃないのか?

確かにフローリングに比べたら柔らかいですが、やはりそのままずっと寝るには硬すぎます。

 

敷き布団という緩衝材があるからこそ腰に負担をかけにくくなるんですね。

 

 

腰痛になりやすい寝方。冷えたらダメなんですか?

 

腰痛は腰への血の巡りの悪さが引き起こすものです。

寝返りができなくて腰の筋肉が硬くなってきて動きが悪くなるので血の巡りが悪くなります。

 

同じように冷えると体の血の巡りが悪くなってしまうので腰痛を引き起こしやすくなります。

畳にダイレクトでは体を冷やしやすくしますし、フローリングならなおさらです。

畳は適度に湿度を保ってくれますので通気性もよく熱をこもりにくくしてくれます。

そんなことからも腰痛になりにくい寝方になるんですね。

 

 

まとめ

1、腰痛になりにくい寝方の一位は畳に敷き布団

2、ベッドのマットレスは寝返りを打ちやすい寝具を選ぶ

3、適度な固さと冷えない寝具を選んで腰痛を防ぐ

 

いかがでしょうか。

そうは言っても畳の部屋はないし、今更寝室変えられないよ!

 

そうおっしゃるのももっともですね。

そのためにベッドや寝具にはある程度のお金をかけることは悪いことではないと思っています。

 

だって人生の半分近く寝ているんですから。

寿命を縮めないためにも良い睡眠習慣を身につけましょう。

 

当院でもより良い寝方についてのお話もさせていただいておりますのでご相談いただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》