高校生の腰痛は若いからすぐ治ると思っていませんか?

こんにちは。兵庫県たつの市龍野町で腰痛・坐骨神経痛・膝痛の治療を行うフジイ整骨院です。

今回は腰痛に悩まされている高校生の男の子のお話です。

1年前からアルバイトで長時間厨房で立ったまま働いていて徐々に腰痛を覚えるようになり、2ヶ月ほど前からさらに劇痛になってきました。

腰痛のストレッチをネットで調べてやったりしましたがなかなか効果は実感できません。

 

そのうち遊びたい年頃なのに遊びに行く回数も減ってきて、周りの同じ世代の高校生らが羨ましく思えるようになってきました。

アルバイトで稼いだお金を貯めて好きなバンド活動もしたいのにそれすらやる気になれない。

 

あぁこのまま自分は一生腰痛と付き合っていかないといけないのか・・・。そう考えると何のために一生懸命アルバイトしているのかがわからなくなってきました。

病院で調べてもらったが、骨には異常がないとだけ。

なんでここまで酷くなってしまうまで放っていたのでしょう?

 

高校生のお子さんをお持ちの親御さんは子供さんが腰痛で悩んでいると聞いたことはありませんか?
高校生の腰痛なんて若いからすぐ治るんじゃないの?

 

周りがそう思っているとお子さんはずっと痛いのを我慢して頑張っているのかもしれませんね。

気が付いた頃には何をするにも嫌になるくらいの腰痛がそこまで来ていたのです。

 

実は最近腰痛を訴える子供(中・高校生)は増えています。

 

理由はいくつかあると思いますが考えられるポイントを3つ挙げてみます。

  1. 筋力の低下
    電車に乗っている学生がドアの前でも座り込んだりしている姿を見かけたことはありませんか?
    長時間立っていることができない学生が急増しているのです。
  2. 姿勢の悪化
    座っている姿勢でもすぐ丸くなったり、スマホを見ているとずっと下を向いたまま何時間でもゲームをしている姿を見かけます。
    腰が丸くなってそのままの姿勢になっていることが多くなります。

  3. 体の使い方(バランス)の不安定
    最近の小学生でまっすぐ走れない、ボールを投げれない、そんな子供が多くなっています。
    足と手をうまく連動させることが苦手になってきています。
    そのまま成長するとやはりバランスのまま体を使うようになり偏った筋肉の使い方になりかねません。

どうですか?お子さんの行動で思い当たることはありませんでしたか?

 

子供さんは自分ではどんな姿勢で、どんな体の使い方をしているかは気付かないものです。

立っている姿勢を見てあげて、どちらかの肩が落ちていたり、片足でばっかり立っていたりしたら、そうなっていることを教えてあげてください。

注意しないで、写真を撮ってあげたりして気づかせてあげましょう。

 

自分でどんな姿勢になっているかを知ることが大切です。

 

では姿勢が悪かったり腰痛にならないようにするには何か自分でできることはないのか。

 

わたしがお勧めする対処法を一つご紹介させていただきます。

自宅で勉強する際、当然のように椅子に座ってデスクの前に座ることと思います。

その時の姿勢ははじめはまっすぐしているものの段々体が丸くなったりしてきます。

長時間の座る姿勢は腰に悪いだけでなく、全身の血流の流れを悪くする原因になることがあります。

 

ここでお勧めするのがスタンディングデスクです。

これは欧米からきた考え方ですが、立ったままデスクワークをすることで様々な効果が期待できます。

  1. 集中力が増す
  2. 脚の筋力アップにつながる
  3. 腰痛・肩こりを改善します
  4. 気分転換になる

わたしも少し前から始めていますが、パソコン作業などには集中できてダラダラする時間が少なくなりました。

わざわざ高いデスクを購入しなくとも今ある机の上にダンボールや収納ケースを置くだけで十分です。

 

最初のうちは30分くらいから気分転換にはじめるといいでしょう。

始めから立って勉強をする必要はありません。座って勉強していてそのあと立てるように工夫するといいでしょう。

わたしは椅子に座って作業をしていて眠くなったり疲れたらその椅子を机にあげて始めてみました。

 

これは腰痛のきつい状態の時には控えるようにしましょう。

 

腰痛の8割が原因不明と言われています。

少しでも早く正しい医療機関へ受診をお勧めします。

 

自分の体を一番わかってくれる方を見つけて、何時間でも好きなことに取り組める明るい未来をつかみましょう。

《柔道整復師・鍼灸師・あんま・マッサージ・指圧師 藤井敦志 監修》

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